たしかに大きいわ!
宜野湾市大謝名にある、大謝名小学校の裏門側に湧きだす樋川(ヒージャー)。
「布積み」と「あいかた積み」で、三つに分けられた開口部の上には、水の神の香炉が安置されている。 水が流れ落ちる所は階段状の敷石で、よそで見られる貯水槽はない。土砂が落ちるのを防ぐため、周囲のほとんどは自然石の「野面積み」で囲まれている。
大謝名区では上水道が完備される以前は、生活用水はもちろん、正月の若水や産水(うぶみず)などにも、このメーヌカーの水を利用していた。発祥と大きく関わる重要な湧泉であるだけに、その恩恵にこたえるため、現在でも区民は正月、2月、8月の節々に、「カーウガミ」を行っている。
【大謝名メーヌカーの保存整備終了のお知らせ】
令和2年3月17日に着工した大謝名メーヌカーの保存整備工事が終了しました。
整備前は石積みの間から湧水が漏れ出ていたり、木々の根張りによって石積みが崩れた部分もありましたが、大謝名メーヌカー本来の綺麗な姿になりました。