にしやま形成外科皮フ科クリニック、形成外科専門医:西山智広

東京銀座と名古屋栄で2クリニック。美容外科・形成外科・美容皮膚科・皮膚科治療から予防医療まで、分かり易く説明します。

-傷跡に配慮したホクロ除去レーザー治療-(にしやまクリニックグループ)

2015年01月23日 | ほくろのレーザー治療
-傷跡に配慮したホクロ除去レーザー治療-
 
ホクロやイボの治療には、炭酸ガスレーザーやQスイッチレーザーを使って治療をしています。

 
炭酸ガスレーザーは波長10,600nmの赤外線領域の光を発し水分に反応するレーザーです。皮膚組織の中にある水分に吸収されることで強力な熱効果を表 し、ホクロ組織を局所的に取り除きます。
 
ホクロ除去治療は、ただ単に取り除けばいいのではなく、傷跡に配慮して取り除かなければなりません。そのためには、まず傷跡があまり残らないように注意してホクロを削りま す。ホクロは、その表面だけ削っても取り除くことができません。

炭酸ガスレーザーで、ホクロを削った後に、残ったホクロのメラニンを除去します。メラニンの量が多かったり、深いところに落ち込んでいるメラニンがあると、1回では取り切れない場合もあります。そのような場合には、、無理せずに数回に分けて治療することもあります。

通常のホクロであれば、5分程度の治療時間で終わります。皮膚からの出血もほとんどありません。治療後の抜糸・頻回の通院などの手間も必要ありません。大きさにもよりますが、照射後7日~10日でかさぶたになって 剥がれ落ち、新しいキレイな肌があらわれます。
 
ほくろ(黒子)
 
色素性母斑(黒あざ)の小型のもので、頭の先から足の先までどこにでも出現します。一つ一つは遺伝と関係はありませんが、数が多いのは遺伝的な体 質があるようです。外からの刺激や日焼けなどにより、大きくなったり数が増えたりすることもあります。
 
小 さいうちに治療をしておいた方が良いでしょう。ホクロは、皮膚の中にある色素細胞が何らか理由で以上に変異してできた「良性のできもの」です。原則とし て悪い細胞には変化しないため、美容的な見地から治療をします。ただし、悪性いホクロと似たできものがあるため、それを見分けることが必要です。
 
手 や足裏のホクロは、元々メラニン色素の少ない部位であるために、他の部位のぼくろに比べて悪いものである確立がやや高いといわれています。しかし、実際に は良性のホクロが悪いものに変化することはかなりまれな事です。それは、ホクロの癌 (悪性黒色腫) は小さなうちから既に悪性であり、良性のホクロから変化したものではないからです。
 
 
鼻のそばのほくろも大丈夫
 
鼻の上や鼻の脇のほくろは、人から見て正面の位置で相手から目立つ部分です。この部分は、比較的大きなほくろでもレーザー治療が有効です。鼻の周囲の皮脂分泌が多いためキズアトの治りが良く跡はほとんど分からなくなります。
 
頭の中のほくろでも大丈夫
 
頭の中も皮脂分泌の多いため、キズアトは一般的に非常にキレイになります。また、ほとんどが毛根を傷つけることが少なく取り除くことができるので、一時的に髪の毛は無くなりますが、数ヶ月後には再生して跡は分からなくなるでしょう。
 
目の周りの少し大きめのホクロ
 
少し大きめのほくろでも、切除手術よりレーザー治療の方が良いことが多いのです。また、経験上、盛り上がっているほくろの方がとりやすく跡も目立ちにくい傾向にあります。
 
目の際のほくろも安全に治療できます。
 
目の縁にほくろができ視界をじゃますると困っていられる患者様が見えられます。このような方でも、レーザー治療は、目の機能には全く影響を及ぼすことはありません。ご安心下さい。
 
眉毛の中のほくろも大丈夫
 
眉毛の中にほくろもほとんどが毛根を傷つけることが少なく取り除くことができるので、一時的に毛は無くなりますが、数ヶ月後には再生して跡は分からなくなるでしょう。
 
口唇の黒子もレーザー治療で治すことできます。
 
粘膜上のほくろは、Qスイッチレーザー治療で取り除くことができます。
 
小さいうちに治療をしておいた方が良いでしょう。
 
ホクロは、皮膚の中にある色素細胞が何らか理由で以上に変異してできた「良性のできもの」です。しかし、出来るだけ小さいうちにレーザーで取り除いておくことをお勧めします。
 

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