粉瘤(アテローマ)は、小さいうちに
形成外科手術で袋ごと
綺麗に取り除いておいた方がよい
できものです。
粉瘤(アテローム)は、
知らないうちに体の体幹や顔、首
あるいは、耳や頭の中に
できて放っておくと徐々に大きくなってきます。
特に女性の場合には、
感染すると
人の目に触れる部位では目立ち、
お尻では、座って仕事をするのにも
不都合になり我慢が
できないと相談を受けることもあります。
以前に、お尻のアテロームが、
化膿してパンパンになり
座るのは勿論
歩くにも辛いという方が
来院されました。
「どうして、こんなになるまで
放っておいたのですか?」と
訪ねると仕事が忙しくて
病院の診察時間に
間に合わなかった
とのことでした。
今までは、我慢をしていたのですが
我慢も限界にきて
やっとこのクリニックに
来ることができましたと・・。
お尻の診察をすると
長さ7cmまで炎症が拡大して
中には、膿がパンパンに
詰まっている様子です。
すぐに局所麻酔をして、
頂上に皮膚切開を行い
膿を全て出し切り
その中を生食水という
医療用のキレイなお水で
洗浄を行いました。
溜まっている膿を出してあげれば
とりあえず、痛みは楽になり、
これで、患者様はひとまず
ホッとした感じになりますね
後は、その部分の炎症反応が
引くまで2週間程度の治療を
行います。
できるだけ粉瘤の大きさを
小さくしたら
手術で小さく取り除くこと
ができます。
粉瘤の原因は、
毛穴にある毛包(もうほう)が炎症などにより
皮膚の外に出ず、中に皮脂・皮膚の角質をため
袋状の構造をとるようになったものです。
粉瘤の症状は、
全身どこにでも発生する可能性はあります。
通常は、小さくなだらかな柔らかいしこりで、
その表面の頂点にはふさがった毛穴の部分に
青黒い点状陥没がみられます。
放っておいても大丈夫という言う
ドクターも見えますが・・・
放置して大きくなると、炎症を起こし痛む場合があり
炎症が治まるのに時間がかかるということと
治癒後のキズアトも目立つことが多いからです。
炎症を起こしている場合には、
袋ごとをきれいに摘出することが難しいため、
炎症をひかせる皮膚切開だけを行います。
形成外科専門医は、
詳細な最小限の皮切デザインや丁寧な縫合で、
紛瘤を綺麗なキズアトで取り除く方法を行っています。
当クリニックの受診から治療までの流れ
◎診療の予約をTELにてお取り下さい。
◎手術のための血液検査と手術日の決定。
◎医師の診察を受け、診断を行います。
治療は、皮膚を一部切開して内容を取り除くだけでは
不十分なため、局麻下の外来手術により
袋ごと完全に摘出を行います。
◎手術では、手術後のキズアトが目立ちにくくなるように、
皮膚割線に合わせたデザインを行い
粉瘤を完全に摘出します。
◎摘出した粉瘤は、病理組織検査に出して
精査を行います。
◎創部は、ハイドロコロイドゲルにて
湿潤療法を行い、5日後に抜糸をします。
◎キズアトのフォローアップは、
トラニラスト・柴苓湯の内服と
テーピングを行います。
粉瘤の治療でお困りの方は、お気軽にご相談ください。
名古屋栄 にしやま形成外科皮フ科クリニック(予約する)
愛知県名古屋市中区栄3-14-13
ドトール名古屋栄ビル5階
TEL:052-242-3535
東京銀座 にしやま由美東京銀座クリニック(予約する)
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