形成外科で行う良性腫瘍摘出術のメリットは、
特徴的のある丁寧な手術と縫合方法にあります。形成外科以外で手術する事も可能ですが、やはり高度な技術を持った形成外科医による手術の方が術後経過もより良好なのでお勧めです。
特に、顔など目立つ部分は傷が残ると目立ってしまいますから、形成外科で手術を受けるといいでしょう。形成外科では、シワの方向に沿わせて腫瘍を切り取るなど、ならではの高度な技術を使って手術をしてもらうことができます。そして、手術後の傷跡のフォローアップもしっかりできる点においても患者さんにとっては安心できる要因ですよね。
皮膚表面や皮下にできる良性腫瘍には様々なものがあり、粉瘤・脂肪腫・母斑細胞性母斑・脂腺母斑・皮膚線維腫・血管拡張性肉芽腫・副乳・副耳・色素性母斑・ケロイドなどがあげられます。それぞれの性状によっては、徐々に大きくなるケースや化膿をして痛み・赤みが出たりすることもあります。「悪いものじゃないから放っておいていいよ!」、ではなく、なるべく小さいうちに処置をしておいた方が良いと思います。
このような「できもの」(腫瘍)などが出来たときは、まず局所麻酔を行ってからシワの線に沿った切開線を考慮して「できもの」(腫瘍)を取り除き、病理検査で良性か悪性かを判断します。良性であると判断されたものでは、取り除いた後、抗がん剤などの2次的投薬治療を受ける必要がありません。
当クリニックでは、手術に使う局所麻酔は細い針(30G)で行い痛みを最小限に抑えるように考慮しています。上記以外の「できもの」(腫瘍)、たとえば、顔・身体の表面にできるホクロやイボなどはレーザーによる除去手術(保険適応外の自費診療)を受けることもできます。
形成外科では、手術後の創痕のフォローアップもしっかり行うのも大きなメリットの1つです。創痕部分は、人の皮膚の反応として一時的に硬みや赤みが出現し、その反応が収まるまでに平均6か月~1年程度必要になります。その間は、肌色のテープを使って皮膚を固定し、皮膚の張力によって創痕が広がるのを抑えます。
このような治療をしっかり行うと、将来的に創痕が目立ちませんし治りも早くすることができます。また、創痕を綺麗に早く治す内服薬・漢方薬は、その期間を短縮するとともに、副次的な作用としてお顔の肌質を整えるという嬉しい作用もあり「創痕を治療していて、ニキビ跡も目立たなくなった!」などと女性には大変喜ばれている点も注目の材料でしょう。
皮膚の表面や皮下にできる良性腫瘍でお困りの方は、一度形成外科で早めに相談をしてみてはどうでしょうか?
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