桃色鸚哥のため息

風の吹くまま、気の向くままに……

1月20日(金) 術後3日目

2006年02月18日 | Weblog
 夕べ、咳が出ないようにとかなり苦労したのだが、ついに一発……お腹が痛いなんてもんじゃないっ! あ”~思い出しても痛いっ!!

 食べるものがかなり固形物に近づいたので、朝イチでトイレに! 今日の午後まではまだぶら下げていくものがあるので、やっかいだ。便意を感じたら早めにベッドから降りなくてはいけない。歩きも遅いし。

 夜中に背中のチューブの位置が微妙にずれたのか、長くさしているから周りに影響が出てきたのか、その位置から腰、腰の中から左太腿の神経痛のような状態になって、痛だるい。寝返りもつらくて、どっちを向いてもどこかが必ず痛い。すぐに痛くなるのでまた向きを変えるのだが、それでもまたすぐに痛くなってしまう。早く午後になれ!と時計とにらめっこだ。

 食事は、相変わらず量が食べられないので今日一日、三分粥で持ってきてもらう。三分粥といっても、毎回濃度が違うので、どういう基準なのか、ちと怪しんでしまった。ま、食べられないわけではないので、よしとしよう。

 午後1時半頃、医師が来て、やっと背中のチューブをはずす事になった。やった! チューブを外すということはカテーテルもはずされるわけだ。解放される! と思ったら、点滴も一晩中ではなくなって、昼間だけだということで、一気に全てのチューブから解放されることとなった。自由の身になるのだよ~!

 しかし……。背中のチューブを外したとたんに、血が噴き出したらしい。自分じゃみられなかったんだけどね。ぴゅ~っと出たらしい。急ぎ、圧迫して止血の処置。大きな絆創膏を貼られた。ま、ほどなくこれは止まるでしょう。

 それよりも、はずしたときのショックとでもいうのだろうか、神経痛のように思えていた背中から太腿にかけての神経が、思いっきり熱を持ったように感じられ、体中の血液が倍速で流れていくような、血圧が倍に上がったのではないか、と思えるような苦しさが押し寄せてきたのだ。

 まるで首を絞められているかのような苦しさが5分くらい続いたと思う。大汗をかいた。いったいどうなっているのか……。ナースが、体温と血圧を測りに来たけど、熱は7度5分ほど、血圧は至って正常だった。しばらくすると治まったので、ホッとしていたところに、髪を洗ってくれるというので、喜んで洗ってもらった。

 美容院みたいにして洗ってくれるんだけど、お腹を切った人はみんな嫌がるのに、ってナースに言われた。え~、だって、月曜に洗ったっきりだもの、洗いたいって思うでしょう? お腹を切ると仰向けに椅子が倒れて行く感覚がいや、って思う人が多いのですって。ふ~ん、そんなものかな。あたしゃ、ついでにお湯を持ってきてもらって、身体を自分で拭きましたわ。いや~、さっぱりしました。身も心も軽くなり、開放感のオンパレード!

 なかなか調子もよいので、午後の点滴を始めたけど、ころがしながら廊下を少し歩いた。動けるようになったら、多少なりとも歩かなくては。また癒着をしてしまうし、腸もどんどん動かさないとまだ油断はできないということで。

 夜になり、また咳の恐怖がやってきた。どうしたもんかのぉ。ナースステーションに行けば、痛み止めの座薬か、眠れないときの恐らく誘眠剤か何かを出してはもらえるのだが……。どうも睡眠薬系のものには抵抗があるので、痛み止めをもらった。就寝時間直前に入れたのだが、薬が効き出したのは1時間以上経ってからだ。

 やはり、乾燥がいけないのかと、濡れタオルをベッドの頭の所の柵にかけてみたり、小さいタオルを濡らしてマスクがわりに当ててみたりするも、効果はあまりないようで、困った。また、腰の痛みもかなりひどくて、湿布薬もだしてもらってあちこちに貼った。点滴に気を遣って肩もこっていたし、氷枕のせいで首も痛かったし。考えてみるとあちこち痛かったわけだ。
 
 はたして、寝られるのだろうか……。

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