桃色鸚哥のため息

風の吹くまま、気の向くままに……

昨日、退院しました!

2006年01月29日 | Weblog
ご心配をおかけしておりましたが、おかげさまで、無事に病院を出ることができました。
お見舞いに来てくださった皆様、メッセージをくださった皆様、応援してくださった皆様、ありがとうございました。

ちょっと事情がございまして、単に子宮筋腫を取られただけの方とは、少し違う養生の仕方をしなければなりませんので、ただいま、実家にやっかいになっております。おいおい、書いては行きますが、いたって元気ではありますので、ご心配なきよう。

実家ではインターネットがガンガンには使えない状況なので、ぼちぼち始めますので、更新は少しお待ちください。

とりあえず、ご報告でした

昨年秋に

2006年01月14日 | Weblog
子宮筋腫が大きくなり、摘出手術を受けるべく通院していることを書きましたが、やっとそのときがやって参りました。

手術のために少しでも小さくした方がよいとのことで、女性ホルモンを抑えるための注射を受けていましたが、ちゃんと効き目があるようで、先生のおっしゃったように更年期障害の症状が出てきました。頭痛、肩こりの他に、のぼせるという感じではないように思うのだけど、急にぶわっと上半身に汗が噴き出す、という症状です。これには参りました。

この汗をかくというのは、いつやってくるかわからず、買い物して支払いしている最中とかテレビ見てるときとか、急に来てあっという間にシャツなどがびしょびしょになってしまうのです。みんなが寒いって言ってるのにひとりで汗ふいてるの(笑)

ま、そんなこんながこれからいつまで続くのかわからないけれど、少なくとも摘出後はその注射はしないので症状は少しはおさまると思うのですが……でも、卵巣まで取るわけではないので、いずれまた更年期障害の症状はでるかもね。

というわけで、16日に入院、17日に手術、約2週間の入院の予定です。パソコンは持ち込めないようですので、しばらくお休みしますね。携帯電話は持って行けそうですので、アドレスご存じの方、メールくださいね~!

では、行ってまいりま~す!

散歩がてらの宮島参拝

2006年01月12日 | Weblog
裏の方にくるっとまわると、この狛犬が。そんじょそこらの狛犬と違うの、お気づきでしょうか? そう、尻上がりの狛犬なのです。今年は戌年というので人気もの。みんな尻上がりの運を期待して、この狛犬のお尻をなでていきます。私は欲張りなので、ちゃ~んと左右の狛犬のお尻をなでましたよ!

さて、宮島をあとにしてバスは山口県岩国市の錦帯橋へ。
橋を渡ると、ここも歴史を感じさせる建物が多くて、宇野千代の生家や岩国藩の家老の武家屋敷や長屋門などがあり、あとは佐々木小次郎の像もあり、ロープウェイをあがれば岩国城もある。時間があればじっくり見て回ってみたいと思いました。

バスは、広島市内へと戻り、最終見学地の平和記念公園へ。バスを降りて振り向くと、グレーの空に大きな虹が。晴れているのに傘を差すほどではない霧雨……狐の嫁入り? 原爆ドームをはじめとする様々な碑などに手を合わせて、日本に限らず世界中でもう戦争がなくなるようにと願う。そしてこの世界から核兵器がなくなる日まで絶対にこの日を消すことはないという「平和の灯」に向けて改めて手を合わせました。そして資料館へ。

実は、この原爆資料館へは20年前にも行ったことがあるのです。今は当時とは展示されているものなどが変わったり、建物も変わったりしているようです。当時の記憶をたどると、現在、西館と呼ばれている方だけだったように思うのだけど、本当に悲惨な展示物がたくさんあったために、私はもう、重くて悲しくて辛くてたまりませんでした。その感覚は忘れることができず、今回、この建物に入ることには大変な勇気がいりました。しかし……。
この三輪車で糸は切れてしまった……なぜかはわかりません。依然として変わらずに「ピカドン」がいかにひどいものであるかを皆に知らしめるための展示物はあれこれ置いてありました。が、この「伸(しん)ちゃんの三輪車」がとにもかくにも重くて悲しくて辛くて、いきなり涙がこぼれ落ちてしまいました。一歩下がって見ていると、ここで涙する人が少なくありません。今でも思い出すと胸が痛くなります。どういういきさつかを書くと長くなるので、是非、こちらをお読みになってください。
平和記念資料館(原爆資料館)http://www.hiroshima-spirit.jp/ja/hiroshima/shiryoukan/morgue_w13.html

そして、西館と東館の間にある渡り廊下から原爆ドームの方を眺めると、なんとまた虹が見えます。本当は開けてはいけなかったかもしれないんだけど、渡り廊下の窓の固い鍵をあけて撮ったのがこの写真です。


ちょっと救われた気がしました。

このあとはもう広島駅に向かい新幹線で戻るのみでしたが、最後にこの資料館に来たことは、お正月ということで緩みがちな気持ちを一気に引き締めてくれました。行ってよかったと思いました。

そうそう、例の3人組は、終始ビリッけつでバスに乗り……と思ったら、最後の最後、原爆資料館から駅に向かうときは、私たちより早く乗っていた! やればできるじゃないのよ(笑)

さて、無事に戻ってこられたし、これで年越しの旅行はおしまいです。長々お読みくださってありがとうございました。

晴天の元日

2006年01月11日 | Weblog
出雲は真っ青な空で、本当に気持ちがよかった! 参拝を終えて駐車場に向かう長蛇の列を皆、横目で見下ろし(観光バスだからね、座席の位置は高い)、気分をよくして松江に向かった。途中、宍道湖の向こうに、昨日は下半分しか見えなかった大山の頭が見えていたな。

松江では、松江城にあがる人とそのまわりのお堀を船で遊覧する「堀川巡り」をする人とに別れ、私たちは堀川巡りに加わった。以前にもこの遊覧船には乗ったのだけど、季節が違うし、冬なのでコタツ船になっているというので再度。この堀川巡りは、途中のいくつかの橋をくぐるのに屋根が引っかかってしまうため、電動で斜めにたたまれるようになっている。屋根がたたまれるということは、私たちお客は皆、身体をその間倒していなくちゃいけない。結構おかしい。

そして船頭さんによってこの屋根をたたむための呼びかけや、お城や町を巡るお話の仕方が様々で、要するに当たりはずれがあるわけだ。女性もいるらしいし。以前乗ったときの船頭さんは、50歳代とおぼしきおじさまで、まあ、オモシロおかしくお話ししてくれた。が、今回は極々真面目なお父さんで(60歳くらいかなあ)、あんまり笑いを取りにはこなかったな……ってお笑い芸人じゃないから仕方ないか(笑)

で、この写真は、船から見える塩見縄手と呼ばれる武家屋敷通りで、江戸時代からの家々が現存していて時代劇のロケができそうな場所。もう少し左手の方には小泉八雲の旧居などもある。タイムトリップしたい人は、八雲亭や武家屋敷で物思いにふけるとよいかも。

江戸時代から現実に戻り、今度のバスは南下して広島は宮島へ。着いたのはもう日が落ちる頃で、すぐに遊覧船から宮島を見学。船が微妙に揺れるため、私のボロいデジカメではうまく写真が撮れなくてUPは断念。なので、これは一泊してから朝、参拝したときに撮ったものです。 
 
そうそう、宮島の旅館は、宿泊場所としてはよいお部屋でした。宮島に温泉はないので普通の大浴場だったけど、お正月のメインイベントとして、従業員による和太鼓のショーがあり、最後にはお客の参加もあり。元ドラマー(というほどではないけど)の私としては、スティック、いえバチを渡されたらそりゃたたかないわけにはいかないさ!(笑) 

というわけで、小さい方と大きい方の両方をたたいてきちゃった!! 和太鼓ってめったにたたけないからチャンスと思って。でも面白かったな。習いに行こうかと思っちゃいました。ちなみにこの大きな太鼓を叩いているのはフロントのおじさまで、村上水軍の勝利凱旋時の祝い太鼓を披露しているところです。

つづく

足立美術館を出て

2006年01月09日 | Weblog


宿泊先の玉造温泉へ。去年出雲に来たときに泊まった所なので、地理的にもすでにすっかり頭に入っている。小さな川沿いに旅館がたくさん並んでいる。今回の旅館はなんと、前回泊まった旅館のお隣だった。お隣ならば、旅館の格差も少ないかもしれないなあって思って入館する。うん、こっちの方がちょっと古いかな。

それで、部屋に案内されてからが……。番頭さんの後ろについていくと、お土産コーナーを横切り奥へと入っていく。ん? ここは旧館だ。建物がかなり古い。そして扉を開けると……う、ちとトイレクサイ……その上寒い……。部屋には、エアコンが入れてはあったのだが「今入れたでしょ」という状態。畳はなんと氷のように冷たく、つま先立たないと冷えて痛みすら感じる。なんてこったぃ! エアコンの暖房を最大気温の設定、風量も強にしてみた……。

浴衣を引っ張り出してみると、サイズが大と小……。私は小さめだから小を羽織ってみると、あはは、子供みたいにすねの真ん中あたりまでしかない。大はというと、当然引きずる。だめだこりゃ! フロントに知らせて中を2枚持ってきてもらう。

その際、仲居さんに寒いことを伝えると、とりあえず様子を見てそれでも寒かったら暖房機を持ってくると言いつつ、しきりに謝ったり母の手作りのアクセサリーをほめたりするんだけど、ほめ方がマニュアル通りなのだ(笑) どうみてもこのおねーさん、アルバイトにしか見えない。母が同じ事を思ったらしく聞いたら、去年の春入った新人さんだった。19歳くらい! 

ま、大晦日だし、せっかくの温泉なので食事前に温まることにした。私は先ほど、小の浴衣に袖を通してしまったので着ていったんだけど、右膝のあたりからどんどん糸がほつれて足が丸見え(笑) やっぱりダメだ! お風呂から帰ってきてもあまり部屋が暖まっていないが、これから食事でその間にお布団を敷きに来るから様子を見ることにした。

食事は大晦日ではあるけれどもうすでに期待ゼロ……マツバガニが一人1杯ついている。なのにみそ仕立てのカニ鍋。あとはよくあるパターンで刺身だの煮物だの……だったはずなんだけど、もう忘れちゃった、味が味だったから。でも完食したけど(笑) 

部屋に帰ってもやっぱり寒いので、母が風邪気味だからと電話すると、石油ファンヒーターを持ってきてくれた。それで部屋の温度はどうにか上昇してきたけど、布団に入っても寒いのだ。冷たい畳の上に敷かれてあったものだから、中の方がちっとも暖まってなかったのだ……。もう、いやっ!

もう一度お風呂にいってあたたまり、アイスクリームでもと思い買いに行くと、お、フロントに例の3人組がいる! 通りすがりに耳をダンボにしてみると、どうやら飲みに行けるところを聞いているよう。そんなとこどこかあったかなあ……。

年が明けてあけましておめでとうなんだけど、何食べたっけかなあ……お雑煮と湯豆腐と宍道湖特産のしじみのおみそ汁……なんか水物ばっかりだなあと思ったのは覚えてるんだけど……。もういい。気持ちはこれから正式参拝を受ける出雲大社に切り替えだ。

予定を変更し、松江散策よりも初詣を先にすることになっていたので、8時に宿を出て出雲大社に向かった。早めに出たせいか、すいすいと到着。正式参拝も去年は1時間待ったと添乗員さんに話を聞かされていたが、写真の人たちの次でこれもすいすい。はじめの写真は出雲大社の神楽殿で、2枚目はその中の様子。ほんとは撮っちゃけないんだけど……。あ~あ、誰かフラッシュたいて撮って注意された! なのでこれ以上は撮れなかった、はは! 

この大きなしめ縄に3つ房が垂れているでしょう? ここに下から硬貨をはじいて食い込ませて落ちてこなければと「吉」と言われているんだけど、そんなことをしている暇もおみくじを引く間もなくて、バスは松江市内へと向かっていった。あ、もう書かなくてもおわかりだろうが、3人組はやはり最後にバスに乗ってきたのであった……。ここでの集合写真には写ってた(笑)
つづく

砂丘をあとにして

2006年01月08日 | Weblog
  
境港の水木しげるロードへ向かうんだけど、商店街の両側に妖怪達のこのような銅像が多々並んでいてね。ま、水木しげるの出身地ということで町の活性化にもつなげているのだろう。途中に妖怪神社があり、鳥居は一反もめんでできているらしい。そしてこのあたりの外灯は、目玉のおやじになっている。はっきりいって、年配夫婦グループが見て、はたしてどう思われたか……ゲゲゲの鬼太郎に興味がなければ、なんのこっちゃロードなのでありました。

これで鳥取県とさよならし、島根県は安木市に入り足立美術館へ。安木といえば安木節! のちに載せますが、ドジョウすくいキティちゃんを買いました(笑) そうだ、書き忘れてたけど、鳥取砂丘ではらっきょうキティを買ってました、はい。キティはみな、娘へのお土産です。

 
足立美術館は、横山大観をはじめとした近代画家の作品を展示、魯山人などの器のある陶芸館もあり、その上有名なのは庭園。あらゆる角度に気を配った日本一といわれる庭園は、四季折々の違いにも楽しめるように工夫がなされていて、素人目にもなかなか、どこから見てもまるで一枚の完成された絵画のよう。「和」を満喫するひとときとなったのでした。

あ、例の3人組はご想像通り、水木しげるロードでも足立美術館でもギリギリにバスに乗り込んできたのでした……。
つづく

さあてこんどは

2006年01月07日 | Weblog


鳥取砂丘にやって参りました。日本海は噂に違わずどんよりと……しかし思ったほどではない薄いグレーの雲だったけど、海はちょいと荒れ加減。私たちが行くまでに雪が降ったのでしょう、少し砂は硬めで歩きやすかったかな。ああ、ラクダに乗せてくれる業者がいてね、一人1800円だったかな。二人だと3000円。う~ん。看板を眺めていたら母が「やめときなさいよ。前に来たとき友達が乗ったら、ほんのそこまで行って帰ってきただけだったわよ」と。やっぱりねえ、やめたっと。

すると業者が大声張り上げて叫んでる「今日は一人100円! 大サービスだよ!!」
え? 年末だから? よくよく聞いてみるとなんてことはない、ラクダと写真撮りたい人は1回100円……。商魂タクマシイねえ。ま、どこの観光地に行ってもありますな、この手の商法は。

そうそう、砂丘についてすぐに集合写真を撮ったんだけどね、砂丘をまわって帰ってくると写真ができていましてね。写真がなんかヘンなの。何かがおかしい。そう、例の3人組は写っていないのでした……。

つづく。

明けまして

2006年01月06日 | Weblog


おめでとうございます!
本年もよろしくおつきあいのほど、お願い申し上げます!!

年末より毎年恒例の母との旅行に行っておりまして、やっと落ち着いたのでブログ更新です。

母が飛行機は嫌だと申しましたので、飛ばないコースのツアーを探して申し込みました。新幹線とバスで中国地方をまわるコースです。東京駅の集合場所にいくと次々と集まってきたのは、ほとんどが60歳代から70歳代くらいのご夫婦ばかり。母娘はうちだけ。あとは30歳くらいのご夫婦ひと組と、同じく30歳くらいのご夫婦にその旦那さんのお父上の3人組、合計35名でした。

しかし、しょっぱなからこの3人組、10分近く遅刻してきた……むむっ。最低5分前には集まる、これツアーの常識。まあ、仕方がない。で、新幹線に乗り込み、岡山へ。名古屋を過ぎると辺り一面雪で真っ白になるが、降ってるわけではないので列車も遅れずに進んだ。岡山でバスに乗り換え後楽園に。このような季節なので緑色はイマイチだが、よく整備されていてきれい。後楽園の隣りには黒々と岡山城がそびえている。雪景色や緑が豊かな時期は、どちらもよい眺めになるのだろう。

で、出発時間の5分前にはトイレを済ませて乗り込む。これも常識。だが添乗員さんが人数確認をするも、私たちの前の席のあの3人組はまだだ。と、ぎりぎり駆け込んできた。そこで父上が息子さんに「これじゃ俺たち、前科者になっちゃうなあ」とおっしゃった。私はつい「それを言うなら常習犯でしょ!」とつぶやいてしまった。隣で母、爆笑。

バスは、山陰は鳥取の三朝温泉に向けて走り出した。この冬は、12月に入ってから大雪大雪と騒がれているだけあって、山陰地方にもかなりの雪が降ったらしい。山深くなるほど積雪量も増えていく。関東よりはかなり西なので五時過ぎてもまだ明るいのと、雪の白さでかなり景色はよく見える。雪のことはかなり心配だったが、道路の雪は除雪してあるし差し障りはひとつもなかった。

三朝温泉は、さすがに日本一のラジウム温泉とうたっているだけのことはあって、泉質はかなりいい。無色透明で無味無臭。でもとろっとしていて肌にも身体にも良さそう。飲むこともできるそうで、呼吸器や胃腸の弱い人は蒸気を吸うといいとのこと。まったくその通りで、こっていた肩は軽くなり、風邪が治らずまだ咳の出ていた母は、次の日あまり咳をしなかった。また、湯冷めしないので、出発直前に足湯をしたのは大正解だった。皆様にもお勧めしたい温泉です。

あ、この二日目の出発の際にも、あの3人組はギリギリに乗り込んできたのでありました……。
つづく。