大正十二年十二月以降記事

七月九日は火曜日で五高記念館に出た。大正期の日誌を転載しているが大正十二年十二月以降と言うのがあったのでそれを転載し時代を偲ぶことにした.最後は昭和二年三月末日ということで終わっている文字が読めるところを中心に転載する。

十二月四日　火　晴
文一乙組生徒昨日無断で教室にて演説会を開きローソクを灯して之を続け宿直の注意を入れざれし為副組七原元助を呼び出し訓戒を与える。・・・副組とは？
十二月五日　水　後雨
本日西川教授の有志お会あり・・・・お会とは？
十二月八日　土　　雨
龍南会予算会議
十二月十日　月　　雨
第２学期試験時間割発表
選抜試験答案用紙に関し打ち合わせ会を開く・・・試験は何時も重要視されている
十二月十一日　火　晴
理三乙組監督の更迭有り、田上教授病等に付き松山講師之に代わる
十二月十四日 金 　晴
年末賞与の辞金渡される・・・・辞金？年末賞与は十四日に支給されている
十二月十五日　土　曇
第２学期授業本日にて終わる
弁論部叙賞演説会挙行・・・・・叙賞演説会とは？
十二月二十一日　金　曇
前々週倫理の時間に終結変更せし文二甲一発原健太郎を呼び出し訓戒す
十二月二十四日　月　晴
第二学期試験本日終了
十二月二十五日　火　晴
蹴球部選手七高へ試合に出頭のため出発上熊本駅にてこれを見送る
本日より冬季休暇
十二月二十六日　水　晴
九州帝國大学工学部失火
校長九大工学部失火に即日見舞を発送する
十二月二十八日　金　曇
摂政宮殿下御遭難天職伺いを出す・・摂政宮は後の昭和天皇であるが？
今日御用納め