先日、Oさんから小包みが届きました。
開けてみると、Daisoの電子レンジ用の調理器、
ひとつはポーチドエッグ用、もうひとつはどんぶり・目玉焼き用でした。
なにもDaisoのものを小包みで送らなくても思いましたが、
どこのDaisoにも置いていないようなので、
ぜひ使ってほしいと手紙が入っていました。
Oさんは寝たきりの奥さんの介護をしていますが、
食事作りにとても便利で重宝しているとも書いてありました。
今月の初め、OさんとYちゃんとYちゃんの夫とわたしで、
PURINの別荘へ遊びに行きました。
みんな20代から40代の間、同じダイビングクラブにいて、
海以外のこともよく一緒に行動していました。
年長者のOさんはクラブのリーダーで、運営のほか、写真や文章、イラストなど、
メンバーに教えてくれることが多く、みんなはとても頼りにしていました。
2台の車が合流したパーキングエリアで、久し振りにOさんに会いました。
なんだか涙目で覇気がないOさんに話しかけますが、
どうも反応が鈍い・・・。
わたしは話が続かず戸惑ってしまいその場を離れました。
別荘近くのレストランで食事しても、やっぱりOさんはボーっとしている・・・。
左耳がほとんど聞こえないらしく、みんなの話に同調できないようなのです。
おしゃべりのたびにYちゃんやPURINが、
Oさんに話の内容を伝えたり、そっと腕にタッチしたりしていました。
今年85歳になったのだから仕方ない・・・のですが、
自宅で企業の管理職向けのコーチングをしているので、
そちらのほうは大丈夫なのか心配になりました。
介護施設をいくつか運営しているPURINは、
「仕事で介護、遊びでも介護💦」とつぶやいていました。
それでも、だんだんにお互い状況に慣れてきて、
昔話に盛り上がった楽しい旅行になりました。
Oさんはわたしが送った絵手紙をファイルにして持ってきてくれました。
それを見たら若かったころの自分のエネルギーが感じられ、
ちょっと胸が熱くなりました。
いつも、人の背中を押しながら応援し続けていたOさん。
わたしは老いていくOさんに戸惑っていましたが、
そんなことは関係なく、相変わらず背中を押してくれていました。
Daisoの調理器具もそんなOさんの心遣いなのでした。
Oさんから旅のお礼のメールが届きました。
でも、Yちゃんのアドレスは、わたしが以前使っていたもの。
どうしてそうなったのか分かりませんが、
OさんにYちゃんのアドレスを送って、再送してもらいました。
そのことをYちゃんとPURINにLINEすると、
Yちゃんとは旅行前にメールし合ってたというのです。
どうしてかな・・・、とみんな思いましたが、
「やはり大きな目で見守らないといけませんね♫」とYちゃん。
「お世話になった分、今はお返しの時期ですねぇ☺」とわたし。
「そうそう!」とPURIN。
PURINが11月にまた別荘に誘ってくれました。
今度はわたしも億劫がらずに、
みんなのおしゃべりをOさんへ橋渡しをしたいと思います。
全部で25枚の絵手紙をファイルしてくれていたOさんに感謝です。