女ひとり、歳をとる。

お金なしの60代、犬2匹と同居中。

老いていくのは自分なのだ。

2018-08-07 22:26:02 | 老化現象・老後準備

60歳になるころから、

自分の老いを日常的に感じるようになり、

そのたびに戸惑い、悩み、悲しみ、疲れなど、

辛い感情に囚われてしまい、どうしていいかわからずにいました。

その解決の糸口になればと思い、このブログを始めました。

日々のことを書くことで状況が整理され、

問題がはっきりとし、解決の方向に向かうと思っていました。

でも、半年たった今、

いまだに同じことで悶々とすることが多いのです。


五木寛之さんの

『人生百年時代の「こころ」と「体」の整え方』

を読みました。

旅行に持っていこうと立ち寄った書店で目に留まり、

思わず手に取って読みました。

読むほどにわたしが感じていた老いの負い目が、

ホロホロと崩れていくのを感じました。

わたしは無理無理に老いと立ち向かっていた・・・。


自分の「こころ」や「体」の状態を見極め、

自分なりに整えながら、今日一日を精一杯生き切ればいい。

と、五木さんは書いています。

そのために人生のターニングポイントを60歳に置いて、

変化していくこころと体との向き合い方を紹介しています。


・できないことがあったとしても、あなたの価値は変わらない。

・アンチエイジングではなく、自然の摂理に寄り添う方法を見つける。

・「個であり全である」と思うと、すべてが自分と関係のある出来事になる。

・「自分にとってはどうか」が大切。

・「ともに生きる」と覚悟してみる。

・なくそうと努力するよりも、良い方に転化できるようなしなやかなこころと体をつくる。

・全力を尽くし、執着を手放した時に、「他力」の風が吹く。

・人間も気の塊。大いなる循環の中にいることを忘れないようにする。


わたしはいつも何かあると若返りを試みて、

それがうまくいかない気持ちの重さを引きずっていました。

変わっていく自分は、老いていく自分は、わたし自身なのです。

それを認められずあがいていました。

人生のターニングポイントはいくつかありますが、

60歳を過ぎる頃老年期に入るころは、

その後の人生をどう生きていくのか、大きなポイントになると思います。


わたしはあまり五木さんの作品を知りません。

最近は人生に関するエッセイを多く書かれているようです。

本をあまり読まないわたしですが、

五木さんの本を読んでみたくなりました。

歳をとっていくことを受け入れられるようになるでしょうか・・・。





小さな国の大きなもてなし。

2018-08-04 23:52:35 | 

今回の旅は、やりたいことや食べたいもの、

見たいものを書きだしました。

遠くにあるため今までいつも後回しになって、

実現できなかった『スンガイ・ブロー自然公園』へ行く。

イギリスの料理人、ゴードン・ラムゼイさんがプロデュースした、

イギリス料理のレストラン『ブレッド・ストリート・キッチン』で食べる。

わたしはゴードン・ライゼムさんのちょこっとファンなので、

お店の雰囲気を見て、お料理を食べてみたい。


そして『ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ』の、

スーパーツリー光のショーもありました。

たまたまネットで動画を見て、PCの画面だけで感動しました。

ぜひ本物を観てみたいと思っていました。

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ』は近代的な植物園。

その植物園の前に大きな木々のオブジェ(建築物)があります。

初めて行ったとき、スーパーツリーに上って、

周りを見渡すと、とても不思議な世界、

映画のアバターみたいな感じでした。



ショーを見る場所で陣取って、

まだ明るいうちから座って待ちました。

どんどん人が増えていきます。

わたしたちは人の少ない高台にいましたが、

そこも次々に人で埋まっていきました。

そして暗くなっていよいよショーが始まりました。

クラッシック音楽に合わせて、

スーパーツリーのイルミネーションが動き出し、

赤、青、緑、紫と鮮やかさが真っ暗な背景に浮かび上がります。

次々に現れる光の芸術、壮大な音楽、

目と耳からたくさんのパワーが押し寄せてきます。

ブラボー♪♪♪ ブラボー♪♪♪ ブラボー♪♪♪

こんな素晴らしいショーが無料です。


ボタニックガーデンでも音楽とダンスのショーを観に行きました。

この日はコロンビア人によるサルサでした。

こちらも無料、太っ腹!

観客もコロンビア人が多く、みんな芝生の上でサルサを踊ってる~。

それを見ているのも楽しい~。

 

 

小さな国土の シンガポール。

でも、その中にはたくさんのものが詰まっていました。

刺激や楽しさをいっぱいもらいました。

またいつか訪れたい・・・、

そう思ったら仕事場の嫌なことは我慢できます。

この旅の楽しさはわたしを我慢強くしたのかな・・・。

さあ、毎日頑張りますよ~。

 

 



おいしかったもの②

2018-08-03 23:10:23 | 

シンガポールに着いたのは早朝でした。

でも、ホテルのチェックインは午後3時。

空港で少し時間をつぶし、

そのあとボタニックガーデンに行きました。

ボタニックガーデンにはレストランやカフェがあります。

朝食を食べに午前7時半からやっている『カーサ・ベルデ』に入りました。

目の前を散歩で歩く人たちや、

犬の散歩をする人たちが次々にやってきます。

小鳥たちはカフェのおこぼれ狙いに舞い降りてきます。


フレンチトーストとアイスカフェラテを頼みました。

フレンチトーストはおいしかったです。

木々の緑、小鳥の声、足取り軽い散歩中の犬たち、

その朝のガーデンの雰囲気の中で食べる朝食。

それは朝食をさらにおいしくしてくれました。



 

雰囲気がおいしさをプラスするお店がもうひとつありました。

森の中にいるような感じの『PS.cafe』

以前郊外の店に行ったのですが、ちょっと遠いのです。

オーチャードにも店舗ができたので行ってみました。

なんと、郊外店に比べスペースが小さいものの、

森の中にいる雰囲気はそのままです。


わたしはBLTサンドイッチ、

一緒に行ったKちゃんはパスタを頼みました。

サンドイッチはおいしいし、すごいボルュームです。

パスタは完全なイタリアンではなくて、

ちょっと中華っぽい、でも濃厚で食べている実感がします。

店内にはちょっときちんとしたスーツを着た男性や女性、

お金持ちそうな人たち、駐在の日本人の奥様たちが、

ゆっくりと食事を楽しんでいました。




あと雰囲気と言えば、

リトル・インディアのティッカセンターで食べたランチも、

ゴチャゴチャとしたフードコートの雰囲気が、

おいしさを倍増させました。

小さな店舗が立ち並んでいるけれど、

全部がカレー屋さん。

Kちゃんはどうしても食べたいと言っていたマトンリビヤを、

わたしは別の店でチキンビリヤニを頼みました。

ビリヤニは店によって少しずつ味が違っているようです。

わたしのは少し薄味、

Kちゃんのビリヤニのほうが味が深く濃厚な感じがしました。

目のギョロギョロしたインド人たちに囲まれて食べるカレー。

うん、インドカレー食べてるんだ、わたし・・・。



おいしかったものたくさん食べて、心も体も栄養いっぱいです。




おいしかったもの①

2018-08-02 23:52:08 | 

今回の旅行先はシンガポール。

その目的のひとつは食べ歩きです。

中国系の人種が多い国なので、中国料理店はたくさんあります。

わたしは中華料理が大好き。

日本では珍しい料理も多いです。


食べた中で一番おいしかったのは、

オーチャードのIONにある『粥麺専家』

焼きそばとカイランのガーリック炒めが絶品でした。

極細麺をオイスターソース味の仕上げ。

一口食べるごとに、ウーッ、ウーッ、ウーッと声が出てました。

カイランのガーリック炒めは炒め方が絶妙。

芯がシャキシャキで、ガーリックのうまみたっぷり。

これまた唸りながら食べました。

 

そして、店名のとおりお粥の専門店でもあります。

たくさんある中からピータンのお粥を頼みました。

くっくっくっ・・・声が出ない。

おいしいと言いたいのに、お粥が熱々で言えない。

おまけにおいしくておいしくて、感情がこみあげて言葉にならない。

あ~、生きててよかった。

写真は取り忘れました・・・。

 

 

 

そしてもうひとつのお気に入りが、『文東記』

チキンライスの専門店。

日本の旅行ガイドブックにも載っています。

シンガポールでも有名店らしく、

タクシーで店名を言えば、ドライバーはすぐに分かります。

ふっくらとした骨付きの鶏肉には、薄い醤油味がかかっています。

それに甘いたれ、辛いたれをつけて、

鶏のだし汁で炊き込んだご飯の上に、乗っけていただきます。

ここは他のメニューもいくつかあって、

どれもおいしい。

今回はモヤシと小魚の炒め物と、肉の煮たものを頼みました。

通された2階の席は団体用の席で、

中国人の団体が次々やってきて、とてもうるさかった・・・。

 

 

 


他の中料理店へも行きましたが、唸り声は出ず、

この2店がわたしの舌にぴったりと合いました。

 

次回も続きます。