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星一徹と水戸光圀

2011-10-27 17:59:00 | 延宝~貞享~元禄~宝永~正徳、綱吉前後
星一徹「人が人に頭を下げることはないが仕事には頭を下げい」。

『水戸黄門』で葵の紋に平伏する人たちは光圀個人でなく紋所に平伏しているように見える。
これでは世直しとは言えない。

『水戸黄門』第6部第1話で光圀(演:東野英治郎)は「身分は人の作った物」として、市橋(演:沢村貞子)が人でなく身分に平伏する態度を批判し、身分でなく人を重視すべきだという考えを示している。
「水戸黄門第6部第1話」の検索結果 - Yahoo!検索

しかし、これは明らかに光圀のやっている「印籠提示」と矛盾している。
「びっくりぱちんこ 爽快 水戸黄門2」のCMでは人々は巨大な印籠にある葵の紋に平伏している。
ドラマの光圀は日本全国でそれを強要していたわけだ。

光圀が本気で「身分は人の作った物」と思っていたなら、なぜ幕藩体制その物をなくそうと思わなかったのだろうか。
これが光圀の限界であった。

関連語句
権威主義 [1] [2] 水戸黄門 身分制度 第6部 『水戸黄門』第6部