星月夜に逢えたら

[hoshizukiyo ni aetara] 古都散策や仏像、文楽、DEAN FUJIOKAさんのことなどを・・・。 

宮城野への手紙

2011-02-23 | 映画「宮城野」
このページでは映画「宮城野」ディレクターズカット版を応援しています。


竹の家の宮城野さまへ

いきなり唐突ですけど。
こんな夜はあなたのことを思います。

あなたの生き方は、お返しの人生。身代わりの一生。
いくら好きでもそれはあまりにつらすぎませんか?

焼けこげになりそうな人がいたら自分が身代わりになる。
それが人のつとめ。
いまの自分があるのは、七つのときに自分の身代わりになって
焼けこげた木こりのおじいさんのおかげ。
だからこれからは、お返ししなきゃ、と。

そういうのを「自己犠牲」と呼ぶのはひとの勝手。
あなたはそんな言葉すら知らないから「あれ」と呼んでいるけど。
むしろ「お返し」のほうが近いのかもしれませんね。

でもね、自分がほんとうに焼けこげになりそうな時は
誰かに助けを求めちゃいけないの?
お返し、ときどき休んじゃえば?
そんな心のルール、忘れちゃえばラクになれるのに。

こんな歌があったのを思い出しました。
すんごい大昔、私の大事なひとが教えてくれた
「ともだちならば」という曲。

 もしも涙 とまらない時は
 いつも私がいること思い出して
 生きることが つらい朝来たら
 すぐに私を呼んでよ
 あなたのもとへ私は急いでゆくでしょう
 二人は ともだちなら すぐに飛んでゆこう

 世界中の人がみな もしも
 敵になっても私は味方なのよ
 愛に飢えて傷ついた時は
 すぐに私を呼んでよ 
 あなたが呼べば遠くの町でもゆくでしょう
 二人は ともだちなら すぐに飛んでゆこう
 ・・・・・・・
 (詞 山上路夫  歌 トワ・エ・モワ)

たまには甘えてみたら?
でも、それじゃあお話が始まらない、か・・・(笑)。
え? おしまいの「お」の字ぐらいにはなっちゃうって?
ふふ。そうでした。あなたにはこの生き方が似合ってる。

誰だって晴れてる時ばかりじゃないから。
突然あなたのことを思い、こんな手紙を書いてしまいました。
また、いつか逢えますように。

おやすみなさい・・・。宮城野さま。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「二月大歌舞伎」京極と三五... | トップ | 二月大歌舞伎 昼の部「通し狂... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私も男に教えてもらいました (とみた)
2011-02-28 12:40:34
懐かしい、これ。トワエモアの歌だったんですか。大学のとき、一瞬つきあってた男が歌詞を書いてくれました。

男の人にアピールする歌詞なんでしょうか。
返信する
とみたさま♪ (ムンパリ)
2011-03-01 13:12:59
マックスフィールドパリッシュとか、クーリンチェ少年
殺人事件とか、ウフフなところに反応してくださる
とみたさま~♪♪♪ うれしいですっ!

トワエモワのそのLPを貸してくれたのも大学生でした。
私は高校生だったんですけど・・・。
まさか同一人物ナンテことはないですよねーーーっ。
だったら楽しいのに・・・っくっくっくっ。
それにしてもこの詞、言葉、すっごく強いですよね。
この歳になって読み直しても勇気づけられます♪
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

映画「宮城野」」カテゴリの最新記事