ちょっと休憩。自分メモ。
義平次に追いついてから殺人にいたるまでの展開は、いつもの通り。
過去に『浪花花形』『五月花形』の感想、備忘録に書いたこととほぼ
同じ。だから省こうと思ったけれど、ちょっとだけ。
もし違いがあるとすれば、義平次と団七のコンビネーション、歯車の
かみ合わせが、前よりも滑らかになっているように思えたことかな。
(あくまでも自分自身の観劇比であり、感覚的なもの。)
でも、これ以上は滑らかになって欲しくない気がする。
愛之助さん団七と、橘三郎さん義平次。
今回で三度目の対決になる。
上方のホンモノの団七をいま演じられるのは、愛之助さんしかいない。
(古風な日本男児体型も含め。)
長町裏の場を見るたびに、ますますその思いが強くなる。
最底辺から這い上がって「浪花鑑」になる夢をみている男と、その足を
引っ張って離さない男の、それこそ泥試合。
そんな勝負の最中に両人から発せられる上方言葉の実に気持ちイイこと。
感情がダイレクトに伝わるから、見る方も集中できる。
ふだん使いの世話言葉と、時代がかった言葉が混じるのも面白い。
あの橘三郎さんの義平次があるから、愛之助さんの団七は本物の団七と
なり得ているのだな~と以前から思っていたが、今回はその愛之助さん
団七によって自由に躍動している義平次を発見。
面白いなあ、自由だなあ~。
いま思えば、2007年の団七は、義平次という妖怪に闇雲に立ち向かう、
ヘナチョコでただただ一生懸命なだけの若者だったように思う。
今回は・・・それなりの経験を身につけた団七によって、二人の間に
緩急が生まれ、感情がさらによく見えるようになった。
いやもしかしたら、単に私自身の見方が変わったせいかもしれない。
●2013年 松竹座 十月花形歌舞伎
「十月花形歌舞伎」夜の部
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(1)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(2)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(3)(追記版)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(4)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(5)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(6)
「夏祭浪花鑑」観劇リスト 2007~2013年
義平次に追いついてから殺人にいたるまでの展開は、いつもの通り。
過去に『浪花花形』『五月花形』の感想、備忘録に書いたこととほぼ
同じ。だから省こうと思ったけれど、ちょっとだけ。
もし違いがあるとすれば、義平次と団七のコンビネーション、歯車の
かみ合わせが、前よりも滑らかになっているように思えたことかな。
(あくまでも自分自身の観劇比であり、感覚的なもの。)
でも、これ以上は滑らかになって欲しくない気がする。
愛之助さん団七と、橘三郎さん義平次。
今回で三度目の対決になる。
上方のホンモノの団七をいま演じられるのは、愛之助さんしかいない。
(古風な日本男児体型も含め。)
長町裏の場を見るたびに、ますますその思いが強くなる。
最底辺から這い上がって「浪花鑑」になる夢をみている男と、その足を
引っ張って離さない男の、それこそ泥試合。
そんな勝負の最中に両人から発せられる上方言葉の実に気持ちイイこと。
感情がダイレクトに伝わるから、見る方も集中できる。
ふだん使いの世話言葉と、時代がかった言葉が混じるのも面白い。
あの橘三郎さんの義平次があるから、愛之助さんの団七は本物の団七と
なり得ているのだな~と以前から思っていたが、今回はその愛之助さん
団七によって自由に躍動している義平次を発見。
面白いなあ、自由だなあ~。
いま思えば、2007年の団七は、義平次という妖怪に闇雲に立ち向かう、
ヘナチョコでただただ一生懸命なだけの若者だったように思う。
今回は・・・それなりの経験を身につけた団七によって、二人の間に
緩急が生まれ、感情がさらによく見えるようになった。
いやもしかしたら、単に私自身の見方が変わったせいかもしれない。
●2013年 松竹座 十月花形歌舞伎
「十月花形歌舞伎」夜の部
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(1)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(2)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(3)(追記版)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(4)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(5)
大阪松竹座 十月花形歌舞伎「夏祭浪花鑑」(6)
「夏祭浪花鑑」観劇リスト 2007~2013年