全国的に新型コロナウイルスの感染が急拡大しています。岡山県の感染状況や課題について考察します(写真は日本共産党津山市議団による申し入れ)。
岡山県内では、津山市の医療機関(10月22日、24人)や勝央町の事業所(29日、30人)でクラスターが確認されたのをはじめ、10月下旬、特に県北で陽性確認数が急増し、11月以降は県南でも増えました。陽性確認の総数は23日に500人を超え、「第1波」や「第2波」に比べて、短期間で大きな山になっています。現在、県内の病床使用率が26%で厚生労働省の報告によると全国9番目の高さ(18日)、自宅療養者も22人で過去最多とのことでした。
大規模なPCR検査が必要
PCR検査数の増加とともに、陽性確認数も増えています。「波」ごとに陽性確認数と検査数の比率を計算してみると、「第1波」と「第2波」では陽性確認数に対して約60倍の検査がおこなわれていたのに、現在の「第3波」では、約26倍にしか過ぎません。市民生活や地域経済のためにも、PCR検査を面の規模で拡大し、感染抑止にとりくむことが急務だと思います。
大規模・地域的なPCR検査で陽性確認数が減少し、効果があることは東京歌舞伎町の事例で示され、政府も認めています。また、名古屋市では繁華街での無料PCR検査も一部地域ですがはじまっています。岡山市では11月後半、接待をともなう飲食店でのクラスターが2件、相次いで確認されています。また、感染経路不明の陽性者を増えていることを考えると、PCR検査の拡大はますます重要だと思います。
医療・介護従事者には定期的な検査を
医療や介護従事者などへの定期的な検査も必要です。東京千代田区では、8月から始めた介護施設職員への検査に加え、訪問介護事業者にも拡大しました。3ヶ月に一度PCR検査を実施するということです。神戸市でも、障害者施設も含め職員と入所者を対象にした年3回の検査が実施されます(いずれも「しんぶん赤旗」22日付)。日本共産党岡山県委員会は、岡山でも、国の制度として実施を求めるとともに、県や市町村での事業実施を求めています。
医療機関や影響を受けている事業者への支援拡充を
医療機関や事業者への支援、失業者や若者への支援も急がれます。医療関係者は「春に収入が減った分は今も取り戻せていません。減収への補填を」と訴えています。事業者への給付金も1度限りでは不十分です。消費税の減税も待ったなしの課題です。
みんなが安心して年を越すことができるよう、引き続き抜本的な支援の拡充を求めたいと思います。
岡山県内では、津山市の医療機関(10月22日、24人)や勝央町の事業所(29日、30人)でクラスターが確認されたのをはじめ、10月下旬、特に県北で陽性確認数が急増し、11月以降は県南でも増えました。陽性確認の総数は23日に500人を超え、「第1波」や「第2波」に比べて、短期間で大きな山になっています。現在、県内の病床使用率が26%で厚生労働省の報告によると全国9番目の高さ(18日)、自宅療養者も22人で過去最多とのことでした。
大規模なPCR検査が必要
PCR検査数の増加とともに、陽性確認数も増えています。「波」ごとに陽性確認数と検査数の比率を計算してみると、「第1波」と「第2波」では陽性確認数に対して約60倍の検査がおこなわれていたのに、現在の「第3波」では、約26倍にしか過ぎません。市民生活や地域経済のためにも、PCR検査を面の規模で拡大し、感染抑止にとりくむことが急務だと思います。
大規模・地域的なPCR検査で陽性確認数が減少し、効果があることは東京歌舞伎町の事例で示され、政府も認めています。また、名古屋市では繁華街での無料PCR検査も一部地域ですがはじまっています。岡山市では11月後半、接待をともなう飲食店でのクラスターが2件、相次いで確認されています。また、感染経路不明の陽性者を増えていることを考えると、PCR検査の拡大はますます重要だと思います。
医療・介護従事者には定期的な検査を
医療や介護従事者などへの定期的な検査も必要です。東京千代田区では、8月から始めた介護施設職員への検査に加え、訪問介護事業者にも拡大しました。3ヶ月に一度PCR検査を実施するということです。神戸市でも、障害者施設も含め職員と入所者を対象にした年3回の検査が実施されます(いずれも「しんぶん赤旗」22日付)。日本共産党岡山県委員会は、岡山でも、国の制度として実施を求めるとともに、県や市町村での事業実施を求めています。
医療機関や影響を受けている事業者への支援拡充を
医療機関や事業者への支援、失業者や若者への支援も急がれます。医療関係者は「春に収入が減った分は今も取り戻せていません。減収への補填を」と訴えています。事業者への給付金も1度限りでは不十分です。消費税の減税も待ったなしの課題です。
みんなが安心して年を越すことができるよう、引き続き抜本的な支援の拡充を求めたいと思います。