岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

県民の願い国へ

2014-11-13 | Weblog
 日本共産党岡山県委員会(石井ひとみ委員長)は、県民の皆さんからよせられる要望をとりまとめ、その実現を求めて政府機関と交渉しました。
 要望は、30人学級の実現など文部科学省へ6項目、米価の暴落への補償など農林水産省へ5項目、子ども医療費無料化制度の拡充など厚生労働省へ16項目。また、低年齢の聴覚障害児の特別児童扶養手当認定や防衛省が岡山県内の施設を使って宇宙空間での「安全保障」体制を整備しようとする問題で説明を受けました。
 学級編成に関して、財務省が「40人学級に戻す」と述べていることについて、文科省担当係長は「逆行は認められない。教員加配のさらなる充実、特別支援教育の充実などに向けてがんばりたい」と応じました。「高校授業料無償化」の所得制限について仁比参院議員が「差別感を持ち込む制度だ」と批判。文科省担当係長者も「認識している」と認めざるを得ませんでした。私は岡山県が総合計画に学力テスト「10位以内」との目標を掲げ、小学校4年生から「たしかめテスト」を実施し、学力向上や問題行動対策で成果をあげた学校に奨励金を支給するなど点数競争を激化させている問題を指摘し、全国学力テストは中止するよう求めました。
 米価の下落を補償する問題で農水省担当者は、「収入減少影響緩和対策(ナラシ対策)への加入が岡山県では1.5%と極めて低い。周知されていない」などと発言。私は「米価を市場原理にゆだねてきたコメ政策の問題やナラシ対策の対象を一定規模の認定農業者や集落営農組織にしていることこそ問題。農家や県の責任に転嫁することは許されない」と述べ、すべての農家を対象にした支援策を求めました。食料自給率目標について担当者は「50%を検証し、達成のための施策を充実していかなければならない」と述べるにとどまり、まさに「無策」であることを認めるとともに「50%が高すぎるとの意見もある」と目標引き下げの可能性もほのめかし、日本のコメづくりと食糧自給の危機さえ感じました。
 介護保険制度に関し、氏平県議は中山間地域など効率が悪い地域への支援策を充実するよう求めました。子ども・子育て新制度について、制度拡充の財源を「消費税増税分」としていることについて、私は「消費税にたよらない財源を確保するよう求めるべきだ」と指摘しました。障害者の雇用支援について担当者は、「きめ細かい支援が必要。支援員の増員予算を要求している」と述べました。ハンセン病療養所の体制維持と長島愛生園歴史館への支援についても要望しました。
 交渉には私と氏平みほ子県議、仁比そうへい参院議員、大平よしのぶ衆院中国ブロック比例代表候補が参加しました。


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