岡山県議会議員 森脇ひさき

2023年の岡山県議選で5期目当選させていただきました。
「命と暮らし、環境が最優先」の県政へがんばります。

特別養護老人ホームのなど整備計画の改善を

2010-01-08 | 福祉・医療充実のとりくみ
 厚労省が昨年12月22日発表した特別養護老人ホームの入所待機者数は、全国で42万1,259人とされました。このうち岡山県の待機者数は6,770人でした。ただし岡山県の人数は「在宅」で待機している方のみで、別の施設を利用し待機している方は含まれておらず、これも含めると1万人にのぼる状況です。また、「要介護4」あるいは「要介護5」という重度の方の在宅待機者は1,888人にもなっており、深刻な現状です。
 必要な施設建設が遅れている原因の主なものは、介護保険制度の導入に伴って国の財政負担が大幅に削減されたこと、施設建設にかかる費用が保険料の負担増として住民に負担をもたらす仕組みになっていることなどにあります。
 昨今、介護を苦にした心中などの報道も後を絶ちません。老老介護、介護者も被介護者も認知症などというケースも増えています。
 もちろん、住み慣れたところで住み続けることができる、在宅支援や地域密着型支援の充実も重要なことです。だからと言って、高齢者の命と尊厳にかかわる重大な問題を家族任せにするというのは間違いです。申し入れでは、施設整備に必要な財政負担への国の責任を拡大すること、県として実態の把握をおこない、実態に応じた施設整備を計画的にすすめることなどを求めました。
 

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