■マーケット
携帯3社 販売方法是正へ
NTTドコモは29日、携帯電話端末の過剰な値引き販売を是正すると発表しました。総務省からの要請に基づくもので、2月から実施します。auも来月1日から、過剰な乗り換え特典を是正する方針です。群馬県の携帯電話の販売代理店、スーパー ダ・カーポでは、携帯電話の会社を乗り換える客に、驚きのキャンペーンを展開していました。8万4,000円ほどの携帯電話を買っても実質0円となり、高額の現金がキャッシュバックされるのです。
■ニュース
日銀 初のマイナス金利
日本銀行は金融政策決定会合で当座預金金利の一部をマイナス0.1%にしました。物価が伸び悩んでいて、日銀は目標にしている2%の物価上昇の達成時期について従来の「16年度後半ごろ」から「17年度前半ごろ」に先送りしています。日銀はマイナス金利を導入することで、企業の設備投資や賃上げを後押しすることで物価を下支えしようとしています。ただ今回のマイナス金利導入には政策委員9人のうち、4人が反対する異例の僅差となりました。
1/18 日銀/補完措置
・ 日銀が購入する長期国債の残存期間7~12年に!
・ 上場投信(ETF)の購入額を3000億円増額
1/29 日銀/マイナス金利
日銀当座預金残高 253兆円
・ 基礎残高 +0.1% 221兆円
・ マクロ加算残高 0% 32兆円
・ 政策金利残高 -0.1% (新規分)
イールドカーブ・・・残存期間と利回りのグラフ
日銀の当座預金253兆円のうち、新規預け入れ分にマイナス金利を適用する。
・ 量的限界
・ 株価下落、新興国不安のタイミング
・ 株価、円高の是正
・ デフレリスク、為替対策、通貨戦争
1/18 日銀/補完措置
・ 日銀が購入する長期国債の残存期間7~12年に!
・ 上場投信(ETF)の購入額を3000億円増額
1/29 日銀/マイナス金利
日銀当座預金残高 253兆円
・ マクロ加算残高 0% 32兆円
・ 政策金利残高 -0.1% (新規分)
イールドカーブ・・・残存期間と利回りのグラフ
・ 量的限界
・ 株価下落、新興国不安のタイミング
・ 株価、円高の是正
・ デフレリスク、為替対策、通貨戦争
産業革新機構 シャープ支援へ大詰め協議
官民ファンドの「産業革新機構」は29日、シャープの支援策について大詰めの協議を行いました。革新機構は、シャープ本体に3,000億円規模を出資し、株式の過半を取得する支援を条件に、経営責任を明確にするためシャープの高橋社長など3首脳の退任を求めています。シャープの支援を巡っては、台湾の鴻海精密工業がおよそ6,000億円出資する案を提示していますが、シャープは革新機構の支援策の受け入れを、2月4日の決算発表の時に表明する見通しです。革新機構の専務は29日夜、引き続き最終的な協議を続ける考えを示しました。
トヨタ自動車 ダイハツの完全子会社化発表
トヨタ自動車は29日、およそ51%出資する子会社のダイハツ工業を、株式交換方式で完全子会社化すると発表しました。ダイハツ株1株に対しトヨタ株0.26株を割り当てます。ダイハツは7月27日に上場廃止となる見通しです。世界トップの販売台数を誇るトヨタですが、インドなどの新興国では苦戦が続いています。小型車に強いダイハツを、グループの世界戦略を担う柱のひとつに据え、新興国に合わせた低コスト車の開発体制を強化する狙いです。トヨタとダイハツは1967年に業務提携、98年にトヨタがダイハツ株の過半数を取得し子会社化しました。以来、小型車の共同開発などで関係を築いてきましたが、トヨタはダイハツの完全子会社化を通じ、グループの小型車事業の生産・開発を一元化します。
携帯値引販売、今月中
乗り換え特典による実質0円携帯廃止、販売方法の是正
乗り換え特典による実質0円携帯廃止、販売方法の是正
イラン急接近
ヨーロッパを歴訪していたイランのロウハニ大統領は、フランスの航空機大手エアバスから旅客機118機を購入することで基本合意しました。さらに、自動車大手プジョー・シトロエン・グループとの自動車の共同生産や、フランスの石油大手がイラン産原油を調達する契約についても締結しました。人口およそ8,000万人のイランはいま世界の企業が最も注目する市場です。イタリアも今週、イランとの間でエネルギーや鉄道の分野で2兆円規模の投資を決めました。ロウハニ大統領は28日、4日間のヨーロッパ歴訪を終えましたが、日本企業の動きは鈍い状況です。
関東・東北 大雪の恐れ
前線を伴った低気圧の影響で九州から東北にかけての広い範囲で雪や雨が降っています。30日の夕方までに降る雪の量は、いずれも多いところで関東北部山沿い・甲信地方40センチ、関東北部平野部10センチ、東京23区でも5センチが予想されています。また東北南部でも20から30センチとなっています。雪のピークは30日の朝にかけてで、気象庁は、雪による交通機関の乱れや路面の凍結などに注意するよう呼びかけています。
防衛省にPAC3配置
北朝鮮が長距離弾道ミサイルの発射準備を進めている兆候があるなか、29日夜、東京・新宿区の防衛省の敷地内にPAC3=地対空誘導弾パトリオットが2機配置されました。自衛隊はまた、海上からミサイルを迎撃できるイージス艦を展開するなど、北朝鮮のミサイル発射に備え警戒を強めています。