■NY株 そろって反発
5日のNY株式相場でダウは3ケタの上昇でした。反発して始まったダウはサービス業の景況感を示す指数が予想を大きく上回ったことを受け一段高の展開になりました。原油が節目の50ドル目前に迫ったことも追い風でした。3指数は揃って反発です。ダウは112ドル高の1万8,281ドル。ナスダックは26ポイント上昇の5,316。S&P500指数は9ポイント上がった2,159で取引を終えました。5日のセクター別騰落率です。金融やエネルギーが大きく上昇しました。一方で電気通信サービスと不動産の下落が目立ちました。
【NY証券取引所中継】米12月利上げに前進
解説はホリコ・キャピタル・マネジメントLLCの堀古英司氏
解説はホリコ・キャピタル・マネジメントLLCの堀古英司氏
【NY証券取引所中継】EU発 金融危機はあるのか?
解説はホリコ・キャピタル・マネジメントLLCの堀古英司氏
解説はホリコ・キャピタル・マネジメントLLCの堀古英司氏
【為替見通し】「年初からのドル安円高が転換点に」
解説はFPG証券の深谷幸司氏
【日本株見通し】注目は「ISM非製造業景気指数」
解説はマネックス証券の広木隆氏
解説はマネックス証券の広木隆氏
■池上彰が分析 「副大統領候補」討論会
アメリカ副大統領候補による、初のテレビ討論会。その模様をジャーナリストの池上彰さんがテレビ東京ニューヨーク支局で取材しました。
■“減産合意”をめぐる思惑
OPECの8年ぶりの減産合意は大きなサプライズとなりました。この方向転換のカギとなったのが財政悪化に苦しむサウジアラビアと制裁解除で順調に生産量を増やしてきたイランです。ただし次回11月のウイーン総会で詳細を詰め、最終合意に至るには越えなければならないハードルがいくつかあると言います。解説は住友商事グローバルリサーチの高井裕之社長
OPECの8年ぶりの減産合意は大きなサプライズとなりました。この方向転換のカギとなったのが財政悪化に苦しむサウジアラビアと制裁解除で順調に生産量を増やしてきたイランです。ただし次回11月のウイーン総会で詳細を詰め、最終合意に至るには越えなければならないハードルがいくつかあると言います。解説は住友商事グローバルリサーチの高井裕之社長
■ニュース
米ISM非製造業景気指数 予想上回る
アメリカのサービス業などの景況感を示す9月のISM非製造業景気指数は、57.1と市場予想を大幅に上回りました。指数は前の月より5.7ポイントの上昇で好不況の分かれ目となる50を80ヵ月連続で上回りました。項目別にみると先行指標として注目される新規受注が前の月と比べてプラス8.6ポイントと2009年4月以来の大幅な伸びとなったほか、雇用も大きく改善しました。
アメリカのサービス業などの景況感を示す9月のISM非製造業景気指数は、57.1と市場予想を大幅に上回りました。指数は前の月より5.7ポイントの上昇で好不況の分かれ目となる50を80ヵ月連続で上回りました。項目別にみると先行指標として注目される新規受注が前の月と比べてプラス8.6ポイントと2009年4月以来の大幅な伸びとなったほか、雇用も大きく改善しました。
米「副大統領候補」討論会 ペンス氏優勢
アメリカ大統領選の副大統領候補による討論会が4日行われ、アメリカのメディアは共和党のペンス氏がやや優勢だったと伝えました。民主党のケーン氏が「トランプ氏は大統領にふさわしくない」と攻め立てたのに対して、ペンス氏はこれを受け流し、逆にクリントン氏の資質を追及しました。CNNテレビの世論調査では、ペンス氏が勝利したとの回答が48%でケーン氏を6ポイント上回っています。トランプ氏の息子エリック氏は本選挙での勝利に自信を見せました。
アメリカ大統領選の副大統領候補による討論会が4日行われ、アメリカのメディアは共和党のペンス氏がやや優勢だったと伝えました。民主党のケーン氏が「トランプ氏は大統領にふさわしくない」と攻め立てたのに対して、ペンス氏はこれを受け流し、逆にクリントン氏の資質を追及しました。CNNテレビの世論調査では、ペンス氏が勝利したとの回答が48%でケーン氏を6ポイント上回っています。トランプ氏の息子エリック氏は本選挙での勝利に自信を見せました。
米ADP雇用報告 予想下回る
雇用サービス会社ADPが発表した9月の民間雇用者数は前の月と比べて15万4,000人の増加に留まり市場予想を下回りました。これまで続いた回復が鈍化し5ヵ月ぶりの低い水準でした。また、製造業の雇用者数は6,000人の減少と2ヵ月連続でマイナスでした。
雇用サービス会社ADPが発表した9月の民間雇用者数は前の月と比べて15万4,000人の増加に留まり市場予想を下回りました。これまで続いた回復が鈍化し5ヵ月ぶりの低い水準でした。また、製造業の雇用者数は6,000人の減少と2ヵ月連続でマイナスでした。
NY原油 50ドル回復目前
ニューヨーク原油先物相場は5日、2%を超える上昇となり節目の1バレル50ドル回復が目前に迫りました。アメリカのEIA=エネルギー情報局が発表した在庫統計で、原油は予想に反し前の週と比べて300万バレルの減少となり相場を押し上げました。
ニューヨーク原油先物相場は5日、2%を超える上昇となり節目の1バレル50ドル回復が目前に迫りました。アメリカのEIA=エネルギー情報局が発表した在庫統計で、原油は予想に反し前の週と比べて300万バレルの減少となり相場を押し上げました。
ホンダ・ヤマハ発が提携へ
ホンダとヤマハ発動機は、国内向け小型スクーターの生産、開発で提携を検討すると発表しました。ホンダが生産した小型スクーターをヤマハ発動機のブランドで販売する、OEM供給を2018年に開始する予定です。二輪車の国内市場は、低迷が続いており、今回の提携で、生産、開発の効率化を進める狙いです。
ホンダとヤマハ発動機は、国内向け小型スクーターの生産、開発で提携を検討すると発表しました。ホンダが生産した小型スクーターをヤマハ発動機のブランドで販売する、OEM供給を2018年に開始する予定です。二輪車の国内市場は、低迷が続いており、今回の提携で、生産、開発の効率化を進める狙いです。
ローソン銀行設立へ
コンビニ3位のローソンが、銀行業への参入に向け、来月、三菱東京UFJ銀行と準備会社を設立することが分かりました。出資比率はローソンが95%、三菱UFJが5%の予定で、2018年中の開業を目指します。実現すれば、流通業界ではセブン&アイ・ホールディングス、イオンに次いで3社目の参入となります。ローソンは、店舗のATMで、定期預金やローンなどのサービスにも対応することで収益力の向上を図ります。
コンビニ3位のローソンが、銀行業への参入に向け、来月、三菱東京UFJ銀行と準備会社を設立することが分かりました。出資比率はローソンが95%、三菱UFJが5%の予定で、2018年中の開業を目指します。実現すれば、流通業界ではセブン&アイ・ホールディングス、イオンに次いで3社目の参入となります。ローソンは、店舗のATMで、定期預金やローンなどのサービスにも対応することで収益力の向上を図ります。
イオン 53億円の赤字
イオンは、2016年8月の中間決算を発表し最終損益は53億円の赤字となりました。中間決算での赤字は7年ぶりです。グループ全体の売り上げは4兆1,118億円と過去最高となりましたが主力の総合スーパー事業の不振や各地で進めた店舗の改装費用がかさんだため赤字となりました。
イオンは、2016年8月の中間決算を発表し最終損益は53億円の赤字となりました。中間決算での赤字は7年ぶりです。グループ全体の売り上げは4兆1,118億円と過去最高となりましたが主力の総合スーパー事業の不振や各地で進めた店舗の改装費用がかさんだため赤字となりました。
「分子機械」にノーベル賞
今年のノーベル化学賞は分子を組み合わせて機械のように作動させることに成功したフランス・ストラスブール大学のジャンピエール・ソバージュ名誉教授ら3人に与えられることになりました。スウェーデン王立科学アカデミーは「分子モーターは1830年代に電機のモーターが開発されたのと同じ段階」としていて研究は今後、センサーやエネルギー貯蔵システムなどに役立つと期待されています。
今年のノーベル化学賞は分子を組み合わせて機械のように作動させることに成功したフランス・ストラスブール大学のジャンピエール・ソバージュ名誉教授ら3人に与えられることになりました。スウェーデン王立科学アカデミーは「分子モーターは1830年代に電機のモーターが開発されたのと同じ段階」としていて研究は今後、センサーやエネルギー貯蔵システムなどに役立つと期待されています。
ウナギ取引規制の恐れ
絶滅の恐れがある動植物の国際取引を規制するワシントン条約の締約国会議でウナギ取引の実態調査を行うことが決まりました。対象は世界各地に生息するすべてのウナギで、日本人が好むニホンウナギも含まれています。調査の結果次第では3年後の会合でウナギの輸出入規制が議題に上る恐れもあり価格高騰が続くウナギがますます食卓から遠ざかる事態も想定されます。
絶滅の恐れがある動植物の国際取引を規制するワシントン条約の締約国会議でウナギ取引の実態調査を行うことが決まりました。対象は世界各地に生息するすべてのウナギで、日本人が好むニホンウナギも含まれています。調査の結果次第では3年後の会合でウナギの輸出入規制が議題に上る恐れもあり価格高騰が続くウナギがますます食卓から遠ざかる事態も想定されます。
全加工食品に原産国表示
消費者庁と農林水産省はきのう加工食品の表示に関する検討会を開き国内で製造されたすべての加工食品について原則として原料の原産国表示を義務づける素案を示しました。TPP=環太平洋連携協定で外国産の農産物や食品の輸入が増えることを見越した措置です。ただ、仕入れ先が複数のとき「輸入」などと一括表示する案も示され、分かりにくいという指摘もありました。
消費者庁と農林水産省はきのう加工食品の表示に関する検討会を開き国内で製造されたすべての加工食品について原則として原料の原産国表示を義務づける素案を示しました。TPP=環太平洋連携協定で外国産の農産物や食品の輸入が増えることを見越した措置です。ただ、仕入れ先が複数のとき「輸入」などと一括表示する案も示され、分かりにくいという指摘もありました。
福島第一 議論が本格化
東京電力福島第一原発の廃炉や賠償に関わる費用の負担について話し合う初めての検討会が開かれました。有識者による会合では、電力の小売りの自由化で経営環境が厳しくなる中、膨れ上がる費用に対応するため東京電力に対し、事業再編を含めた更なる改革を求めました。一方、東電は廃炉費用などについて自ら負担する方針を改めて示しました。
東京電力福島第一原発の廃炉や賠償に関わる費用の負担について話し合う初めての検討会が開かれました。有識者による会合では、電力の小売りの自由化で経営環境が厳しくなる中、膨れ上がる費用に対応するため東京電力に対し、事業再編を含めた更なる改革を求めました。一方、東電は廃炉費用などについて自ら負担する方針を改めて示しました。
ベルギーでテロの可能性
ベルギーのブリュッセルで5日、警察官2人が男にナイフで刺され、けがをしました。男は別の警察官に取り押さえられました。拘束されたのは、ベルギー国籍のイシャム・D容疑者、43歳で捜査当局は、テロの可能性があるとみて調べています。ベルギー公共放送は容疑者について2009年まで軍に所属していて、イスラム過激派戦闘員と連絡を取っていると当局が把握していた人物としています。
ベルギーのブリュッセルで5日、警察官2人が男にナイフで刺され、けがをしました。男は別の警察官に取り押さえられました。拘束されたのは、ベルギー国籍のイシャム・D容疑者、43歳で捜査当局は、テロの可能性があるとみて調べています。ベルギー公共放送は容疑者について2009年まで軍に所属していて、イスラム過激派戦闘員と連絡を取っていると当局が把握していた人物としています。
■【コメンテーター】住友商事グローバルリサーチ/高井裕之社長
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