2019年1月から2年間かけて積み立てた楽天・全米株式インデックスファンドを2021年1月から1年間かけて半分解約した。トータルリターン等について確認してみた。
積立と解約の状況
楽天カードでの投信積立で楽天ポイントがもらえるようになったので、2019年1月から毎月1万円だけ投信積立を始めた。国内株式は自分でいろいろやっていることもあり、米国の活力に期待して楽天・全米株式インデックス・ファンド(以下、全米株式Fと略す)を選んだ。
その後、2020年12月まで2年間積み立てを続けた(月初に1万円分積立)。基準価格は、途中にコロナショックはあったものの、すぐに回復して順調に上げ続けた。金利低下、金融緩和拡大、大規模な個人給付などによって株式市場に資金が流入したためだが、個人的に米国株の買われ過ぎ感が拭えなくなってきた。そのため、2021年1月から全米株式Fの積立は止めて、替りにeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の積立を始めた。
さらに、全米株式Fの方は、2021年1月から月初に積立開始後の各月購入口数分ずつ順次解約してきた。こうすると高値圏の全米株式Fから8資産均等型に資金シフトする形にできるためだ。これが正しいとは限らないが、アセットアロケーションとリバランスの考え方を応用したものだ。
その後、2020年12月まで2年間積み立てを続けた(月初に1万円分積立)。基準価格は、途中にコロナショックはあったものの、すぐに回復して順調に上げ続けた。金利低下、金融緩和拡大、大規模な個人給付などによって株式市場に資金が流入したためだが、個人的に米国株の買われ過ぎ感が拭えなくなってきた。そのため、2021年1月から全米株式Fの積立は止めて、替りにeMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の積立を始めた。
さらに、全米株式Fの方は、2021年1月から月初に積立開始後の各月購入口数分ずつ順次解約してきた。こうすると高値圏の全米株式Fから8資産均等型に資金シフトする形にできるためだ。これが正しいとは限らないが、アセットアロケーションとリバランスの考え方を応用したものだ。
トータルリターン等の状況
前置きの説明が長くなったが、今月も月初で全米株式Fを元本1万円分(2019年12月分)だけ解約したので、現時点では2年かけて積み立てた分の半分を1年かけて解約してきたことになった。楽天証券の投信あしあと / 取引明細(特定口座)で、トータルリターンと基準価格の推移を確認すると以下のようになっていた。

元本で24万円投資し、元本で12万円分解約済みの状況だが、トータルリターン132,785円、現評価損益73,694円なので実現損益は59,091円となる。解約済み分に対して49.2%の利益率なので、短期の投信積立としては非常に良い成績だと思う。コロナショック時を除いて基準価格が右肩上がりを続けた結果だ。投信に限らず、米国株に投資を続けてきた人は、この値上がりを享受できているだろう。
投信あしあと / 取引明細(特定口座)で、トータルリターンの推移と私の全米株式Fの投信残高の推移を確認すると以下のようになっていた。

基準価格が右肩上がりなのでトータルリターンも右肩上がりになっている。解約済み分のリターンは下がることはないので、今後もし全米株式Fが値下がりするようなことがあっても、トータルリターンは下支えされることになる。利食い千人力というやつだ。
解約を進めているので実効投資額は下がっているが、基準価格が右肩上がりだったため、投信残高の下がり方は緩やかになっている。今後も基本的には毎月の解約を続けるつもりなので、基準価格が維持されていれば順調に投資回収が進むと思う。
米国市場は気がかりだが将来のことは分からない
最近ではFRB議長による米国のテーパリングの早期終了・利上げの早期開始示唆の話、重症化率は低そうだが感染力は強いコロナのオミクロン株の話、米国の経営者層が保有する自社株式の売却に動いているという話(例えば、マイクロソフトCEOが保有する自社株の約半分を売却)など色々あり、今後の米国市場の動向は気がかりな状況ではある。
ただ、私が米国株の買われ過ぎ感が強いと思ってから既に1年も上げ続けてしまったように、結局、将来のことは分からない。そう信じているからこそ、全米株式Fは一気に解約せず。毎月解約という形を続けてきたし、8資産均等型の方の積立は続けている。もし株式市場の暴落が起きたら全米株式Fの解約は停止し、暴落がひどければ買戻しを考えてもいいと思っている。それがいつもの私の投資スタンスだ。