円安が止まらなくなっている。世界各国が利上げに転じているのに日本だけは緩和継続の上、円安が全体として日本経済にプラスだと日銀総裁が明言したからだ。完全に悪い円安になっているので、多少は抑制する発言をすべきだったと思うのだけれど。
円安への保険として外貨預金を持っていることや、昨年の10月にはカナダドル高になってきたので円に替えていたことは以前書いた。最近は全般的な円安に加え、資源高、ウクライナから遠い南半球にあることなどからオーストラリアドルが特に高くなってきた。
オーストラリアドルの月足は(2022年3月24日まで)以下の通りだ。
出所:セントラル短資FX
このため、普通預金で放置してあったオーストラリアドルを少しずつ円に替え始めた。元々は外貨MMFだったのを税制変更で外貨定期預金に変えたが、コロナ禍による低金利のため普通預金に変え、そのままだった。最近の円転の状況は下記の通りで、急激な円安で現在どんどん円転が進んでいる。
基本はAS$1,000単位で考えているが、残高の端数の都合で少しずつ多めになっている。また、89円以降は1円刻みで売り上がっている。今後も上げ続ければ、オーストラリアドルの円転は99円で完了予定だ。ただ、最初にまとめてオーストラリアドルに替えた時のレートは89.33円だったので、これだけ上げてきても利益はほとんど出ていない。
以前にも書いたが、管理が面倒なので外貨預金はドルだけに絞るつもりで、ドル以外の外貨預金は高くなってきたら順次円転かドル転する方針だ。今はドルも高いので素直に円転している。
なお、外貨預金代わりのFXで、低レバレッジのオーストラリアドル円の買ポジションは継続保有のままなので、円安(オーストラリアドル高)への保険がなくなる訳ではない。