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旧Vista PCのWindows 10 20H2へのアップデート



 旧いWindows Vista PCのアップデートを重ねてきたが、先月、Windows 10の最新バージョン20H2に無事にアップデートでき、その後も問題なく動作している。


バージョンアップした機種

 2010年に購入したSOTEC DS501BというスリムデスクトップPCで、当初のOSはWindows Vistaだった。昨年1月に書いたWindows 7パソコン等のアップグレードという記事から、このPCの状況について少し詳しく書いた部分を引用すると下記の通りだが、読み飛ばしてもらっても問題ない。

----- (引用開始)
 Windows 10にした一番古いパソコンは、2010年の初めに購入したSOTEC DS501Bというスリムデスクトップだ。当初はWindows Vistaだったが、Windows 7 Professionalを別途購入してデュアルブートにしてあった。古いマイナな機種だが、AMD製の低消費電力クアッドコアCPUで、ブルーレイドライブも付いていて捨てるには惜しい。デスクトップなので拡張性は高く、Windows 7proにする際はDSP版(パーツと一緒に購入する版で安い)を購入してUSB3.0のインタフェースを追加した。また、SATAコネクタにも余裕があったので、128GBのSSDを増設して起動ドライブにした。

 しばらくVIstaとWindows 10のデュアルブートにしてあったが、いろんなOSインストールをやり直してきたせいか、起動が変に遅くなっていた。マスターブートレコードからVIstaのパーティションに一旦飛んで、その後でWin10のパーティションに来ているようだった。当初付いてきたVista版アプリを使うこともなかったので、ブートの修正にトライするのは止めて、SSDにWindows 10をクリーンインストールし直したら快適になった。それで満足してめったに使っておらず、予備機のようになっている。
----- (引用終了)


Windows 10のサポート期限

 最近はこのPCを主に利用しているが、OSはWindows 10 1909という2019年のバージョンのままにしてあった。昨年の12月、同じバージョンを使用していた旧いHPのノートPCの方で強制的な機能更新が発生し、アップデートに失敗してリカバリーする羽目になったからだ(結局そのノートPCは利用停止した)。そのため、用心して機能更新を365日延期する設定にしておいた

 しかし、5月に入ってしばらくするとWindowsのサポート切れの警告が表示される状況になった。セキュリティー面を考えると、さすがにこれ以上放置しておく訳にはいかない。意を決してユーザデータ類のバックアップを取った上で20H2に機能更新してみた。 時間はかかったが無事成功した。

 機能更新は5月17日に行った。現状のデバイス仕様とWindows仕様は下記の通りととなっている。その後、2週間ほど使っているが、ブルースクリーンが出たりすることもなく順調に動作している。




 Windows 10には、年2回、機能更新プログラムのアップデートがある。機能更新を延期していても、各バージョンサポート期限がくると、更新せざるを得なくなる。各バージョンのサポート期限は下表のようになっている。


 出所:下記の記事から引用


20H2ではIMEが変わっている

 20H2へのアップデートがうまくいったので、昨年12月以降の「Windows 10のアップデートに失敗してリカバリー」に関する一連のツイートに追加しておこうとしたら、いつものキー操作が効かなかった。設定がリセットされたのかなと思って、設定をみると普段設定していたVJEが選択肢になかった

 私は昔(ワープロソフト『松』以前)からのPCユーザなので、かな漢字変換の設定はずっとVJEだった。『松』は『一太郎』よりも前からあり、高速で変換も優秀だったので、ビジネスユースでは当時このソフトを使っている人が多かったと思う。

 ちょっと調べてみると、20H2ではIMEが更新されていて、デフォルトではそちらを使うようになっているらしい。 新しいIMEの方の設定で以前のバージョンのIMEを利用するを選択したら、無事にVJEを選択できた。それ以外、特に違いを感じたところはない。


【当日追記】

 私が機能更新した5月17日の時点では20H2がWindows 10の最新版だったが、マイクロソフトは5月18日(米国時間)に機能更新「May 2021 Update」の配信を開始したらしい。機能として追加されたのは顔認証のマルチカメラサポートだけで、そのほかはパフォーマンス改善が中心とのこと。また、有効化パッケージとして提供される。有効化パッケージは、品質更新の一部として無効な状態で配布されていた機能を有効にするという提供方法ということだ。
 詳しい説明は以下の記事にある。



【2021.6.14追記】

 Windows 10が最後のバージョンで10としてアップデートし続けるのだと思っていたが、2025年10月14日にサポート終了日ということだ。その頃からしばらく、騒動が続くだろうな。



【2021.6.25追記】

 Windows 11関係の情報があったので、メモ代わりに追記。Windows 10からは無償アップグレードができるらしいが、古いハードだとどこまで正常に動くか分からない。


 以下の記事の方が少し詳しい。
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