プチ早期退職者の資産運用+αブログ

昭和産業の株主優待品と投資状況

 先週、昭和産業の株主優待の自社家庭用商品詰め合わせが届いた。その紹介と合わせて、この銘柄への投資状況も書いておいた。


 200株なので3,000円相当の品が届いた。日常的に食べる品でもらって困ることはないし、少しは食費の節約にもなる。




 この会社が製粉、油脂の大手であることは知っていたが、着目したきっかけは「バイオテク」関連の技術割安株の記事で第1位になっていたことだった。この会社がこの分野で保有する特許の経済価値の総和からみて割安だというのにはちょっと驚いた。生体調整機能を持つ製品で業績の伸びが期待できるという。



 この銘柄は当時はPBR 1倍程度だったが、予想PERや配当利回り等を総合的に見れば、私の判断基準では特に割安でもなく、通常なら保有候補にはならないところだった。また、特許が活きて生体調整機能製品が伸びたとしても収益への貢献はかなり限定的だろうし、業種的にこの会社全体の業績が今後大きく伸びていく可能性も小さいと思った。

 とは言え、技術割安株の第1位だったことの驚きと、食品分野の企業の株式は1つも保有していなかったことから、記事が掲載された2021年1月下旬にウォッチを始めた。昭和産業の週足チャートを以下に示す。


 出所:株探(https://kabutan.jp/stock/chart?code=2004)

 ウォッチ開始後に少し上昇していた株価は、4月下旬には3,000円割れとなった。そろそろ底値圏に入ったと思い、2021年5月に2,950円で100株買ってみた。その後3,000円を回復していたが、8月から再度下落して安値更新してきたので、落ち着いた値動きとなった9月に2,808円で100株買い増した。

 その後11月末にはオミクロン型コロナの出現で市場心理が悪化したこともあり、 一段安となった。また、原料穀物相場の上昇や円安によって輸入コストが上昇したのに対して価格転嫁は遅れるので利益が減少することも予想された。実際、今年1月24日には通期経常利益予想の31%減(対前年度比では49%減)と、5円減配が発表された

 さらに今年2月にはロシアのウクライナ侵攻が起き、その後は長引いて穀物相場はさらに上昇した。最近の円安も急激でさらなる業績悪化が懸念された。そのような状況の中、株式市場全体も軟調だったため、株価は5月半ばにまたもや一段安となった

 思いのほか下げてしまったので、それを利用しておこうと2,400円絡みで100株だけ節税売り・買戻しを行った。株主優待は200株保有時が一番得だし、さらに買増すほどの魅力も感じられないので、今後このままで長期保有するつもりでいる。


名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「株式投資」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事