火災保険での無料修理に関わるトラブル、イクステリアやインテリアの修理費が実際に高いこと等について書いている。
火災保険でのトラブルについては、追記もある。
火災保険での雨樋修理
我が家の雨樋は少し歪んでいるが、それをチェックして「災害申請の件で来ました」とか「火災保険の調査で来ました」とか言って、悪徳修理業者が訪問してくることがある。実際に頼んだことがないので、本当に悪徳かは分からないけれど。
そういう訪問販売の人は会社名や身分は名乗らない。インターホンで必要ないと言っても何か役所のような言い回しをして、とにかく出てきてもらい、まず火災保険で無料で修理できるということを話して、食いつかせようとする。
火災保険によって雨樋修理が無料でできる場合があるのは事実だが、自然災害による破損事故から3年以内とか、修理工事費用が20万円以上とかの条件がある。幾つか見た中では、以下の記事の解説がよさそう。
火災保険で雨樋は修理できる?保険適用の条件などを分かりやすく解説!
修理手配のサイトの記事だが、悪徳業者がらみの話は以下にある。
雨樋修理の「火災保険で無料」といった言葉に隠されてるワナ
軒樋(のきどい)交換でも高い
雨樋修理で20万円以上という基準は高いようだが、実際に業者に何か頼むとかなり高いので、大がかりでなくてもそのくらいの値段にはすぐになりそうだ。
我が家のベランダからの雨水排水のための竪樋(たてどい)につながっている軒樋(のきどい)が詰まったことがあった。それで、我が家のリフォームを担当したイクステリア業者に連絡して修理(交換)してもらった。職人一人と業者の担当者一人が来て、1時間もかからず軒樋を交換して帰ったが、それだけで7万円近くかかった。ホームセンターで軒樋を買ってきて自分でやればよかったと思った。その程度の作業だった。
以前、ひび割れして水漏れしていたコンクリート製の下水桝をプラスティック製に取り換えた時も10万円ほどかかった。こちらの方は掘り返して古い雨水桝を外し、配管を新しい下水枡つなぎ直し、埋め戻してコンクリートを張ったので、納得できる値段ではあった。当然、古い下水枡とかはがしたコンクリートの残骸も回収して帰ってくれた。
賃貸物件の備品交換も高い
昨日のブログでも書いたが、備品の交換はかなり高い。もう少し具体的に補足しておく。
賃貸しているファミリー用マンションの浴室の混合水栓を交換した時も6万円以上した。管理委託している不動産屋のなじみの業者にやってもらったのだが、部材の値段だけでもネットで調べた値段の2倍ほどした。流通経路が違うので高くなるということと、何かあったらすぐ見に行ってもらっているからと言うので、不動産屋に手配を任せた。
同じく浴室の照明の交換で3万円以上、換気扇交換でも6万円以上だった。
自宅の浴室の照明を自分で交換したら、ホームセンターで買った器具代だけの数千円で済んだ。
業者に頼むと人件費がかかるし、部材が割高なので、何を頼んでも高くつく。
光回線の勧誘
怪しげな訪問販売には光回線の勧誘もある。NTTのようなふりをして「今度、光回線が早くなるので、そのことできました」とか言って出てこさせる。実際は、NTTではなく他の回線業者への取次をしている会社の歩合のセールス担当だ。キャッシュバックとか、いろいろメリットを強調して乗り換えの契約させようとしてくる。
光回線契約を一緒にやっているプロバイダは大きな会社が多いので、乗り換え先そのものが悪いという訳ではない。ただ、勧誘が怪しげで、少々いい加減なだけだ。
訪問販売に限らず、電話での勧誘/セールスにも怪しいものが多い。固定電話にかかってくる電話の多くは、そういった勧誘だ。だまそうとするもの以外でも、既に加入している外資系保険関係とか、お試しで購入した品物の継続購入の案内とかも多い。結局、我が家の固定電話は留守番電話専用みたいになっている。
【2021.5.2追記】
ネットを見ていてもよく「持ち家のほとんどが対象、無料で修理」とかうたった広告が表示される。見るからに怪しいので、クリックしたこともないが、相変わらずこの手のトラブルは多いようだ。
「火災保険で無料修理」をうたう業者との契約トラブルで国民生活センターと全国の消費生活センターに寄せられた相談件数のグラフは以下の通りだそうだ。
出所:上記グラフは下記の記事からの抜粋
【2021.6.1追記】
東洋経済オンラインにも、より詳しい似たような記事があった。