お芝居するってことは、本当に楽しいけど難しい。
自分が出来ないことを思い知らされて、考え込めば考え過ぎと言われ、でもしっかり考えなければまともな動きもできない。
果てしない数ある表現方法から手探りして選んで、自分の感覚にしてやってみる。
でもしっくりこなくてまた探る。
エンドレス。
だいたいどれが一番伝わるのか、面白いのかなんて正直なところわからないし。
そもそも正解なんてないし。
でも幸運だと言えるのは、そういう風に悩ませてくれる環境があるということ、すぐそばに手本となる相手がいるということ、そして自分に対して意見をくれる相手がいるということ。それが先輩でも後輩でも。
聴かないひとには言わなくなる。それは役者としてとても恐い。
よりお客様に楽しんでもらうために、今日もまた悩むという苦しいけど楽しい作業に励むのです