梅雨前線の居座りで集中豪雨が続き、川の水は濁り水嵩が増して、見るからに恐ろしい様相なんですよ~
雨の日は苦手だなあと、ちょっと気分が引けています~
肩関節の痛みは疼痛も加わって、昨日は病院で注射をしてもらってきたけど調子の悪い一夜でした。
痛み止めの塗り薬を擦り込むと4時間くらいは楽になりますが、左手の置き場所が常に気になります。
寝返りを間違うとズキ~ンと痛みが走るのです。
先週までは痛みが和らぎ楽な日が半分くらい続いていたのに~と、うっとうしい空模様のせいに思えてきます。
せめてもの慰めはスヤスヤと気持ちよい母の寝息が聞こえてくることで、これが反対だったら痛みを私が引き受けてあげたいと思うことだろうと喜んでいました。
母は近頃言葉数が少なくなってぼんやりした顔つきがだんだん多くなってきています。
鼻歌もほとんど聞けません~
食事をするときも、「おいしそうね~♪ありがとう」と必ずお礼を言ってくれましたが、
「さあ、どうぞ~」と促さないとお箸を手にしなくなってきました。
それでも、昨夜は「はい。」と返事をしたままでじっとしているのです。
「どうしたの~?」ときくと、「さあ、あんたが食べなさい~♪」と母親になっていて子どもに食べさせようと勧めてくれます。
テレビの音量が最大なので母の部屋からすぐに退散してくるのですが、きっちりと半分はご飯もおかずもデザートも食べ残してあります。
きっと、子どもに食べさせてやろうと言う親心が今も無意識に残っているのでしょうねえ~
動物の親は切ないですね~~
記憶をなくしていく間際になって、なおも鮮明に母親の感覚を持ち続けているのですから~
食べ物の不自由な戦中・戦後を4人の子供を育て上げてきた苦労が脳裏にしみこんでいるのでしょう。
ドライブに行きたいこともお洒落を楽しむこともここ一月間はまったく気配を感じませんでした。
食べてしばらくは椅子にかけてテレビをぼんやりと見て、後はベッドに横になっています。
テレビはきっちりと消しているし、照明の灯りも小さく確実に落としています。
まだ、電気のもったいなさやトイレットペーパーの節約などは体が覚えているようです。
恥じらいもプライドもまだ残っています。
成長を見守るのが私の仕事でしたが、今は残っているものを数えています。
ゆっくりと落ち着いて母と接していられる今の環境に感謝しています。
時々何かに追われている脅迫感を感じるのですが、それは時間や日数に追われていたときの感覚が残っているのです。
もう明日は帰らないといけない~
年老いた母をひとり残して~
今は願いの叶った思い通りの中で生活できているのです。
母の安楽な日々がはっきりと感じられて喜びが満ちあふれてきます。
いつまでも手中に大切に~とは思わないけれど、今の喜びを幸せと感じ感謝して過ごそうと思い到りました~
今年も今日から下半期なんですねえ~
大切に丁寧に一日を過ごそうと思っています
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