人間賛歌・もっちゃん4649

野草に出会えて

日本女性の美しさは大和ナデシコと言う言葉で表されていますが、阿蘇の草原でサクラソウの一群れに出会えた時に、その楚々とした風情にすっかり魅せられてしまいました。

柔らかな若草色のベルベットのような光沢を持つかわいい鋸葉の中から、ポツンとピンクの頭をもたげて可憐な花びらを広げ始めていたのでした。

サクラソウは園芸店で苗を買って育てるものと長年思い込んでいましたから、その時の野草との出会いは強烈な驚きで、いつまでもうずくまって出会えた喜びに浸っていました\(~o~)/

なだらかな草原の丘の斜面に、陽光をいっぱいに浴びてフクジュソウやキスミレたちと和やかに仲良くお喋りを楽しんでいました(*^_^*)

サクラソウ

父は平成3年に82歳で亡くなり、母は75歳でした。

それから13年間、独居生活を気丈に続けていたのです。

奈良は大家族ですから安心ですが、時々訳もなく暗い谷底に落ちる様な不安に襲われることが度々ありました。

何かな~?この不安は・・・

遠く一人暮らしをしている母のことがいつも心の底に重たく潜んでいて、これが原因でした。

風邪をひいて寝込んでいても水もおかゆも薬も飲まず、夜中のトイレに行く途中でよろよろと倒れて整理棚のガラス戸で頭を打ち、怪我をしていることがわかりました。

千葉の妹が安否を確かめる電話で分かったことでした。

早朝電話を携帯で受け取りましたが、その時は修学旅行の引率で沖縄に出発するために空港に向かうバスの中にいたのです。

連れ合いは前日から東京に出張でしたが、母のことを話すと「すぐに俺が九州に行くから、心配するな~」と対応してくれて、ひとまず3泊4日の修学旅行の引率をクリアーできたのでした。

一人暮らしはもう無理だ!と9人家族の奈良の家と比較した時に、母に寄り添ってあげたいと強く願うようになりました。

4年前の11月4日、母の介護に専念するために車をフェリーで運び、別府港に着いたのでした。

ニリンソウ

ニリンソウの花の咲き方に夫唱婦随の素晴しいあるべき姿をいつも教えられています。

彼は人生のパイロット~(@^^)/~~~
危険を常に先回りして、安全を確保してから私を導いてくれます。

夫が先に世の中を見てから、「大丈夫だよ~、おいで♪」と声をかけてくれるのです。

少し遅れて妻が咲き始めます。

ニリンソウはそんな花なのですよ(*^_^*)

今朝は特別な日で、奈良の家族と離れて丸4年が過ぎました。

私の理想はニリンソウだと今も信じて揺るぎはありませんから、今朝の野草に択びました(*^^)v

ありがとう~(@^^)/~~~
感謝でいっぱいです\(~o~)/

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