要介護3に進んでいました。
症状が軽くなることはないし、今を維持することが精一杯だからしかたのないことです。
だんだんと介護も私一人では無理でヘルパーさんの助けを借りないといけないと思えるようになってきました。
入浴が嫌いで洗髪を嫌がるしドライシャンプーで間に合わせていたが、ヘルパーさんに入浴介助をお願いしてみました。
昨日はその初日でした。
3時から4時までの訪問なので、まずこんな明るい時間にお風呂というのがなかなか理解できないようでした。
「お風呂には自分で入れますよ~」とプライドの高さが介助を拒んでいます。
五十肩の発端は母の転倒が連続して続き、必死で抱きかかえて起こそうとしたときの無理が引き金だったと思っています。
春以来自分の事すら満足に動けないから、母への入浴介助は湯船に浸かるだけでも汗を流せるからいいと割り切っていたのでした。
短パンをはいて浴室で背中や足の先まできれいに洗って下さるヘルパーさんの姿に深く安堵できました。
「ありがとう~
すみません!」と母もねぎらいの言葉をかけています。
「マサエさんはお礼を申し訳ないくらい言ってくださる~」と長い付き合いの顔見知りらしく、母の扱いにも手馴れていました。
週2回入浴日を決めようと思いました。
お風呂の設備に慣れてもらうまで私も同席するが、その後は私も休憩時間が取れるし、短時間の外出も可能になります。
心を許せる時間の確保も自分のために必要です。
「娘さんと一緒でマサエさんも幸せですねえ~」とヘルパーさんが声をかけていました。
「はい。そうですよ~
でも、娘たちは嫁にやっていますからずっとここにいてくれるわけではないんです~
留守番をしないといけませんからね~」と答えていました。
母の心の奥を見た感じがしました。
午前中は歩行器を押して私の部屋までよくやってきています。
「誰もいないと思っていたけど、あんたがいたんやねえ~
あまり静かやから~」
電話や玄関のチャイムに即対応する態勢を取るのも留守番をしているという自覚があるからでしょう。
慌ててスリッパをはかないで歩くとフロアーは転倒しやすいから、いつも危ないなあと案じているのです。
私が一人で留守を守っているのだという気丈さが母の病気しらずの健康体を支えているのかもしれません。
なおも話が続きます。
「みなさんにお世話をかけて、いつまで生きるのでしょうねえ?」と母が問いかけています。
答えに困っているから私が口を出しました。
「それは神様が決めることよねえ~
お母さんは百まで生きたいとよく言ってたから、あと10年はがんばらないとね~」
「私はもう90になったの~?」
「今年の11月の誕生日で満90歳になるのよ~」
入浴後ののどかな話はエンドレス状態。
ヘルパーさんの予定時間も10分ほど延長してしまった。
「つぎのご予定もあるの~?」と母。
「今日はここで終わりです~」
「ごくろうさま~」
対面しての会話の進め方はまだまだ良く頭が回っていました~
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お茶を勧めるもてなしかたも現役のばりばりです。
今年の暑さもうまく乗り越えることができたらしい~とほっと胸を撫で下ろしていたのです
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