人間賛歌・もっちゃん4649

親孝行のできる息子たちに

夏休み後半の大きな楽しみも満足のうちに通り過ぎていきました。
連れ合いにお礼の電話をかけずにはおられなかったのでした。

「ああ、そうか~
そっちにあの二人(三男夫婦)が出かけていったの~」と連れ合いは全く知らなかったようでした。

パソコンが不調だと再三ぼやいていたので次男と三男が大きなプレゼントを計画してくれたのでした。
父には伝えていなかったようです。

夏休みには別荘に行きたいとは前々から聞いていたけど、お盆に奈良に行ったときに古いPCは持ち帰るなどの打ち合わせもきちんと秘密裏にできていたようでした。

さすがに大人になったものね~と母親としての喜びを感じたものです。

「父さんと結婚できてよかった~」と伝えたかったけれど、言葉には出せませんでした。
喜びに弾む声の電話はその表れだとわかってくれたはずだから、良しとしましょう~
パソコン設定を終えると若い二人は次の目的地へと先を急ぎました。

若いって事はまぶしいなあ~
どこに行っても二人でいれば最高に幸せなんだから~

仲のよい証拠は常におしゃべりをしていることだと思ったものです。

私たちもよくしゃべっていました。
声を聞いているだけで幸せで満ち足りていたものでした~

電話の後、しばらく声の余韻を楽しんでいました。
またかけ直して声を聞きたい衝動を覚えたけれど、ぐっと我慢をしました。

5年間の自由を確保してやろうとがんばってくれているのだから、その厚意に報いなければ~

「あの二人はお似合いのよい二人やろ~」と自慢げに連れ合いが言っていました。
私も同感~

賢い頼りがいのある控えめな、能ある鷹は爪を・・・というタイプの優秀な嫁さんでした。
比翼の鶴の折り方を教えてあげたときにそれを強く感じていました~

縁あって息子が伴侶と決めた娘を心から丸ごと受け入れることのできる幸せも感じていたのです。

40年前の自分と重ねていました。
古い大和の因習の中で周囲に気を使い過ごす立場を教えられた時が難しさを知る始まりだったと今思います。

新婚旅行に発つ駅のホームで、連れ合いは電車の乗り方の注意をしてくれました。
我先にあわてて乗り込んではいけない!
どこに監視の目があるかわからないから・・・

狭い田舎の妬みの中で落とし穴にはまらないための身の守り方を彼は端的に教えてくれたのだと今気づき思い出しています。
深い意味がその後38年間、私にはわかっていなかったのでした~

開放的な性格なのでみな善人だと信じてしまい、何の疑いもなく退職後の第2幕の生き方を近所の人にしゃべっていました。

自由に自分のためにこれからは生きたいと~

大分に来ている間にそれはきちんと義母の耳に入っていたのでした。
生意気な恩知らずの嫁だと義母に不快感を持たれてしまう原因となったのでした。

すべて自分のまいた種なのだからねえ~
今が一番良いのよねえ~

若い二人を見ながらいろんなことを思い返していました。

大家族の中で長男の嫁として過ごす中で、二人だけの生活にあこがれた時期もあったのでした。
常に周囲の目を意識して、私には涙をこぼす場所もないと思ったこともありました。

今竹田にいて母と二人の生活を静かに送りながら、大家族も懐かしく良いものだったと思えてきています。

3人の子供が優しい気遣いのできる人間に育ってくれたのは大家族に揉まれていたからであり、私の立場も正しく把握していてくれていました。
夜遅くまでいろんな思い出話をしながら過ごせたのでした。

孫が私に会いに来てくれた~と母も大喜びしていました~
遠いところをありがとう~

親孝行のできる息子たちに育ってくれてありがとう~♪

爽やかな風が吹き抜けた感じを今朝は感じているのですよ

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