早速学級通信の2号としての編集作業にとりかかります。
出席番号順に余白を切り取り、B4一枚に収める作業です。
名前を覚えたいし、決意や感想を知りたいし、明日の朝までに印刷を終えないと間に合いません。
午後は教師の方の各部会の打ち合わせなどが入り、解放されるまでは作業もできないし、寸暇を惜しむ気持ちになって焦りにも似た気持ちが湧いてきます。
続きは家に持ち帰って仕上げることにしました。
子どもは親の背中を見て育つというのは私には都合の良い言葉でした。
大人になっても勉強は続くのだと3人の息子には無言の教えになっていると思えていたからです。
Iの感想を見たときに、粗野な親分気取りの生徒かな?と言う印象を初対面で受けていたけど、どうも違うみたいだと感じました。
『一球入魂』は野球が命というくらいに打ち込んでいる生徒が良く使う言葉ですから、さもありなんとわかります。
『毛虫のように嫌われている俺』って、友の心の中が良く見えているんではないかな~?
取り巻きをさせている俺を友は怖がり嫌っていると言う実態がIには見えているのだ~!
でも素直に美しい色に変わりたいと言う気が芽生えているのだ~と感じました。
静かに耳を傾けていたIの顔を思い浮かべ、これはいけるとほっと緊張がほぐれる思いを感じたものです。
寡黙な性格のようで声は初日には聞いていなし笑い顔もなく、固い表情でした。
180センチくらいの長身で目立って大きいし、高倉健さん張りの骨格の容貌は黙って座っているだけでも威圧感があるのは確か~
新しい学年を迎え、大きく伸びていきたいし、頑張りたいと言う希望はそれぞれの感想からも感じ取れます。
「昨日は先生の自己紹介が中心だったけれど、これからの1週間は学級の仲間のことを少しでも多くわかってもらいたいのですよ~」と言いながら出来立てほやほやの2号を配りました。
クラスの注目はやはりIの言葉のようでした。
大人びた風貌で口数が少なく内面を見せないIですから、打ち解けた関係の友達はいないのでした。
疑問文で終わっているのは変わろうとする前向きの心の現われ~
友達にもそれは伝わったようでした。
8クラスがばらばらになっての編成ですから、名前と顔を見比べながらしばらく時間をたっぷりと半時間ほどとります。
このメンバーが1年間の大事な仲間ですからね~
早く名前を覚えましょうね~
目だって大きいIの存在に必要以上に何回も視線が集まっています。
昨日のクラス発表を受けた時に、不快感を覚えた生徒も多かったのではないかな~
いやなやつのいるクラスになった~と・・・
この不安感を取り除いていくことも大切だし、内面の思いを語らせることも大切だと、クラスの雰囲気を見ながら感じていました。
後半は呼び名についての話をします。
ニックネームで気に入っているものがあればそれで呼んでくださいと言えばいいしね~
友から名前を呼んでもらうときに、この呼び名で呼んでくださいと次の学活で伝えてもらいますよ~と指示を出しました。
小学校からの呼び名は不愉快だと思いながらも仕方なく返事をしている場合が多いのです。
何とかそれを断ち切ってやらないと、チビやデブや体の特徴からついた呼び名とか、失敗したことが元でついたものとか気の弱いものは言い返せないで甘んじて受けている場合があります。
小学校の入学直後、2番目の息子についた呼び名を例に挙げ、学校に行きたくないと訴えた辛さを担任は知らないといけないことを話しました。
相手の嫌がる名前を面白おかしく使うのはそれはいじめの行為だから許せないからね~と語気を強めたのです~
担任は学校では親代わりなんだから~
続きは明日に~
コメント一覧
もっちゃんです
はなこ
もっちゃんです
もっちゃんです
教師のひよこ
岬
最新の画像もっと見る
最近の「I との出会い」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事