彼女は4人兄妹の末っ子で、兄は山口で家を建て、姉二人は大分に嫁ぎ、とうとう89歳の母親の介護を独身だったのでする羽目になったと嘆く人でした。
「貴女はたくさんの陰徳を魂がいただける選ばれた人なんだから、誠心誠意お母様を大事になさってね~」といつも立ち話をしていたのでした。
「そうですね~親の介護を引き受ける立場になったのは、私の修行だと思えてきました~」
4人姉妹の長女で跡取りという自覚を小さいときから感じていた私とは違い、兄や姉に恵まれた末っ子ですから、彼女の場合「何で私が~?」と言う心の葛藤があったのは良く分かりました。
クウの散歩を始めて2年の間、姿を見かけたら声をかけることを心がけてきました。
今では、「親孝行の同士だという私だけに対する特別な親しみを感じます~(*^^)v」と昨日も言ってくれました。
「本当に普通の人には出来る話ではないわよ~
私なんて自分の幸せをお預けして帰ってきているんですからね~
自分を自分で褒めてやらないとやってられないわよ~」
「ご家族の大きな理解と協力があったから親孝行ができているんですよね~
私の兄や姉は母親の顔を見に帰ってきて、帰るときは野菜をどっさり持ち帰るんですから~」と笑っていました。
「私の3人の妹は姉ちゃん一人に世話を押し付けて悪いから、毎月仕送りを母のために使って~と同額を話し合って決め私の郵便貯金に振り込んでくれているのよ~」
「へえ~、そんなことはいっさいないわ~」と驚いていました。
「でも、これは私の意地でね、母の見送りを終えたときに妹たちに”母からの親孝行のお礼だよ~”って渡してやるつもりなのよ~
神様から充分陰徳をいただいているから、二重取りしたらいけないものね~
褒めてくれる代償は運命の好転と言う大きな神様の恵みで十分~(*^_^*)
貴女の行いの尊さは天知る・地知るですからね~
兄や姉を恨まないことが大切よ~」
「はい、わかりました~」(*^^)v
クウは話が終わるまで傍で正座してきちんと待っているのですよ~
とっても清々しい気持ちで帰ってきました。
母は体調も正常に戻り、入浴介助をきちんと受けてお昼寝タイムだったのですよ~
ステキな週末をお楽しみくださいね~(^.^)/~~~
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