もう2年位前から胸の下とお尻の上に皮膚病があって、夏は汗疹との闘いで毎日の清拭が一仕事だったのです。
手抜きをするとすぐに勢力をぶり返すと言う感じで、抗生物質の軟膏をいただいているけど、抑えているだけといった感じで、高齢だからしかたないのかなあ?と完治するのをあきらめていたのです。
幸い母の神経が無感症状なので、痛さもかゆみも訴えないから助かっていたのですが・・・
「駅の近くに皮膚科専門医院が出来て、とても流行っているから連れて行ってあげると良いですよ~」と入浴介助のヘルパーさんが教えてくださったのです。
まったくうれしいニュースでしたので、電話帳で診察時間を確かめようと探すけど、聞いた名前が出ていません。
それくらい最近出来たばかりの皮膚科のようで、104で電話番号を聞くことから始めたのでした。
お昼前が空いていますという受付の情報だったので、11時半に行こうと決めていました。
駅前近くの友達がとても混んでいて多いから受付を30分前に入れておいて上げるよ~と親切に伝えてくれて大助かり~
安心して出かけることが出来ました。
患者さんは一人もいませんでした。
予約の受付を友達が入れてくれていたので、看護士さんも先生までも車椅子の用意をして玄関前まで出てくれていたのには恐縮でした。
よほど予約をした友の顔パスが利いていたのでしょうか~
陽気な母はとても和やかな雰囲気を醸しだしているのですよ~
認知症だと言うことは5分も経たないうちに同じ事を繰り返すのですぐにわかりますしね~
「こんな明るい部屋なのに電気を点けているのはもったいないわねえ~」と自分の部屋の感覚で意見を述べています。
急に診察室の一番奥まった壁に掛けてある俳句の額を朗読し始めたのには驚きでした。
一瞬何を言い始めたのかと見ると後方の額を見ているのです。
「目が良いのですねえ~」とまず先生~
「まだ字が読めるんですねえ~」と看護士さん。
茶柱の
立つ日一日
夢があり
行書の字体ですから、ちょっと読めないですけどね~
書道を究めた昔がある母ですから、その片鱗が出てきたのでしょう~
温かい笑い声が満ち溢れていたのです
顕微鏡で黴菌の種類を見ながらの処方ですから、評判が良いのは納得できました~
次回は2週間後に行くことになっています。
帰ろうと待合室を通ると、さっきはがら透きだったのに5人くらいの患者さんが座っていました。
神様が空けておいてくれたのだと感じました
都合よく行くのも神様の先回り~
そう思って喜んでいるのですよ~
穏やかな一日が静かに過ぎて行きます~
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