「キラキラ☆プリキュアアラモード」第9話「キラパティがあなたの恋、叶えます!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日の放課後、いちか達5人は、キラキラパティスリーをオープンしたものの、誰も来ませんでした。
その頃、1人の男性が、あるものを探していました。
すぐに、彼は、公園の中にあるキラキラパティスリーを見つけます。彼は、そこに自分の探しているクッキーがあると走りますが、途中転んでしまいます。
彼が立ち上がると、店はなくなっていました。
今回も、オープニングは劇場版告知バージョン。劇場版告知の提供もありました。今回も、キャプチャー画像、コメントは、最後に載せます。
~ Aパート ~
いちか達は、場所を変えて、店を開きました。
近くには沢山の子供達がおり、いちかは、試食はどうかと声を掛けました。
ちょうどその時、さっきの男性が。今度こそクッキーが手に入れられると期待を込めますが・・・、
すぐに、1人の女性が子供達に、おとなしくするよう注意。子供達は言う事を聞き、いちか達は難を免れました。
女性は、すぐ近くの保育園の先生「中村 みどり」。
みどりは、子供達が迷惑をかけた事を謝ります。
すぐに、その名を聞いた男性は、みどりに声をかけました。みどりは彼を「辰巳」と呼び、知り合いのようです。
本編内では明かされていませんでしたが、本名は「辰巳 だいすけ」。
だいすけは、みどりに声をかけられると、顔を赤くして去ってしまいました。
いちか達は、再び場所を変えて店を開きますが、良い場所にオープンできません。
そんな中、クッキーのキラキラルを狙う妖精が街の上空に。
本編内では明かされていませんでしたが、「クッカクッキー」って言います。
少しして、だいすけは、再びキラキラパティスリーを見つけました。
だいすけは運が向いてきたと感じ、入店。そして、クッキーを求めました。
ですが、ここにクッキーはありません。それを聞いただいすけは、みどりへの告白は無理だと落ち込みます。
そんなだいすけに、スイーツを食べてほしいと促しました。だいすけは遠慮するものの、いちかは押しを強めます。
「もしかして甘いものはお嫌いで?」
「いえ・・・。自分・・・、自分・・・、甘党ですからー!」
「はー、美味しかった・・・。幸せ満開だ!」
そりゃそうだろうな。年頃の女の子にああやって迫られて、甘いものをたらふく食べられるんですから。この店は、名目上スイーツショップでも、実質はJC&JK喫茶のように思えてきました。(笑)
その後、告白の事について聞かれただいすけは、さっきのみどりの事が好きだと明かしました。
2人は、小学校の同級生。大人になって偶然再会したものの、気持ちが伝えられないままでいました。
デートした事もないのかと、ゆかりから聞かれただいすけは・・・、
「一緒に動物園に行った事ならあるんだ! 2人で・・・、手を繋いで・・・、パンダ見て・・・。」
「いいな・・・。動物園でデート・・・。」
「小学校の遠足なんだけどね・・・。」
「・・・って、遠足かーい!」
そうだろうと思ったよ。っていうか、デートイメージのだいすけの服装、ダサくないか?(笑)
「でも、僕にとっては大切な思い出なんだ・・・。あの時、みどりちゃんが、1人でパンダを見てた僕に・・・。」
「辰巳君。みどりのクッキー、あげる。」
しかし、袋に入っていたのは1枚しかありませんでした。だいすけは遠慮しますが・・・、
「半分こしよう! はい。」
「美味しいね。」
「うん。」
「あの時みたいに美味しいクッキーがあれば、勇気を出して告白できるかなって・・・。」
「でも、希望のクッキーが見つからなくて・・・。」
いちか達は、クッキーを置いてない事に謝るものの、だいすけは、仕方ないと店を出ました。いちかは、お客さんを笑顔にできず、無念に感じます。
しかし、すぐに、いちかは、だいすけが求めているクッキーを作ろうと提案しました。ですが、どんな味なのかは分からないですし、だいすけが街中を探しても見つからなかったものです。
「味も形も分からない。それでも作ってあげたいの! とびきりのクッキーを!」
その頃、街中のスイーツショップからクッキーがなくなっていました。クッキーはクッカクッキーに奪われ、クッカクッキーはキラキラルを吸収して大きくなりました。
~ Bパート ~
翌日、いちか達は、だいすけのためのクッキーを作ります。
しかし、焼き上がったクッキーは、繋がってしまいました。
これは、焼くと広がるのを失念していた事が原因。
もう一度挑戦。今度は成功しました。
さらに、いちかはデコレーションを思い付きました。
しばらくして、いちか達は、だいすけの近くに店を開き、だいすけに声をかけました。
「あれ? おかしいな・・・。ここにお店なんてないはずだけど?」
「ギク・・・。」
「最近のお店は、移動できたりもするんですよ。」
「そ、そうなの・・・?」
ねーよ。建物式の店がホイホイ移動していたら、沢山の物を運ぶのに時間を取られ、経営効率がめちゃくちゃ悪くなるだろ。まあ、女児向けアニメでこういう大人げないツッコミしたら負けですよね。(笑)
いちかはだいすけに、焼き上げたクッキーを渡しました。
「食べてみて下さい。ご希望の味になっているか分からないけど、心を込めて作りました!」
そして、ひまりが差し出したクッキーは・・・、
「これで勇気を出してくれたら、嬉しいなって!」
「勇気か・・・。」
クッキーを一口いただいただいすけは・・・、
「素朴だけど、何だか懐かしい味がする・・・。僕のためにわざわざクッキーを・・・。」
「あとは、僕が頑張らなきゃいけないんだ・・・。僕のためにクッキーを作ってくれて、ありがとう。このクッキーを渡して、みどりちゃんに気持ちを伝えるよ!」
「頑張って下さい! 応援してます!」
「うん!」
そして、だいすけは、みどりのいる保育園へ。ですが、少しして、さらに大きくなったクッカクッキーに出くわしました。
だいすけは、クッカクッキーの攻撃の衝撃で吹き飛ばされ、クッキーが手元から離れてしまいます。そして、クッカクッキーにクッキーを奪われてしまいました。
クッカクッキーは、クッキーに込められたキラキラルを奪おうとしますが、そうはさせないと、いちか達は変身しました。
バトルスタート。クッカクッキーの攻撃を回避し、ホイップとカスタードは、大きなボール状のキラキラルをジェラートにパス。
そして、クッカクッキーに投げますが、打ち破られてしまいます。そのまま、ジェラートに迫りますが、ショコラとマカロンが連携で救出。
今度は、カスタードとショコラが強風を起こして、クッカクッキーを怯ませます。ですが、その拍子に、クッキーが入った箱がこぼれてしまいました。
クッカクッキーは、強風の中突撃してきましたが、ジェラートは、ホイップが作った大きなボール状のキラキラルを氷で固め、ぶつけました。
これにより、クッカクッキーは撃退され、元の小さい姿に。しかし、クッキーの入った箱がなくなっていました。
箱は、だいすけが持っていました。
「これじゃ、あげられる訳ないか・・・。」
しかし、すぐに、昔を思い出し・・・、
「そうだ・・・。あの時みどりちゃんは、僕に優しさを分けてくれた・・・。僕は気持ちをもらったんだ・・・。今度は僕が・・・、みどりちゃんに気持ちを伝えなきゃ! このクッキーで!」
そんなだいすけを遠くから見ていたいちか達は、まだまだできる事があると、ある事を思い付きました。
少しして、だいすけは、みどりの元に到着しました。
「僕・・・、どうしても・・・、みどりちゃんに伝えたい事があって・・・。」
「え? 何?」
直後、みどりは、だいすけの持っている箱の中に、焼き立てのクッキーが入っている事に気が付きました。
「でも、なんか汚れちゃって・・・。誰かに渡すつもりだったの?」
そう言われただいすけは、言葉に詰まります。ですが、いちか達に応援された事を思い出し・・・、
「みどりちゃん。これ、クッキー! 大好き・・・、です!」
「ありがとう! 私も大好き!」
「そ・・・、それじゃあ・・・。」
「クッキー美味しいよね! 私も大好き!」
やっぱりな。「ありがとう! 私も大好き!」と言ったところで、「『クッキーが』でしょ?」って思ったもん。コミュニケーションにおける主語の大切さを改めて思い知りました。(笑)
その直後、だいすけとみどりの近くから、強烈な光が放たれました。
そして、キラキラパティスリーが出現。いちか達が出迎えます。
「わあ・・・。何これ!? 素敵!」
「素敵」って何なんでしょう・・・。ほんの少し前までなかった建物が、いきなり目の前に出てくるなんて、「恐怖」としか思えないんですが。そう思いませんか、読者の皆さん?(読者に同意求めんなよ(笑))
2人が入店すると・・・、
箱を開けると、クッキーは割れちゃっていました。
ですが、割れたクッキーを繋げてみると・・・、
「あの子達、僕の話憶えてて・・・。」
「こうしてるとあの頃を思い出すね。遠足で動物園に行って、2人でパンダ見て・・・。」
「みどりちゃんにクッキーもらって・・・。」
「そうそう! 1個しかなくて、半分こして一緒に食べたよね!」
「うん。美味しかった!」
「はい、一緒に食べよう。」
「ありがとう!」
「美味しい!」
「うん! 美味しい!」
「何だか不思議なお店ね。あったかくて、優しくて・・・。」
「うん。それに、とびきり美味しいクッキー・・・。」
「良かった・・・。いいお店と出会えて・・・。」
「そうだね・・・。」
「おもてなし大成功! いい感じだね!」
今回は、これで終了です。
次回:「ゆかりVSあきら! 嵐を呼ぶおつかい!」
美味しいスイーツはもちろん、美人女子高生のゆかりと、美男子に間違えるほどカッコいいあきらの接客で、キラキラパティスリーは大好評。
そこで、毎年恒例の街のイベント「スイーツ・フェスティバル」に参加する事を決めました。いちかは、ゆかりとあきらに、スイーツに使うフルーツの買い出しを頼みますが・・・。
今回も次回予告直後は、劇場版の宣伝がありました。ここも、キャプチャー画像などは、最後に載せます。
【まとめ】
いちか達は、幼なじみの女性・みどりに恋の気持ちを伝えたいだいすけを応援するためにクッキーを作ったものの、気持ちは伝わらず。しかし、昔を思い出し、互いに笑顔になりました。
さて、今回のポイントは「懐かしの味」でしょうか。
スイーツに限らず、懐かしの味というのは、想像以上の美味しさを持っているのでしょうね。それは、その味を感じた時に、良き思い出が詰まっているからなのでしょう。
時は未来に進んでも、過去に戻る事はありえない。さらに、「味」は、写真などと違って形の残らないもの。だからこそ、懐かしの味に再び巡り合えるのは奇跡のようなものであり、大きな付加価値を生んでいるのでしょうね。
ですが、今回いちか達が作ったパンダクッキーは、昔のクッキーと形は似ているものの、懐かしの味を再現していたとは言えないでしょう。昔のクッキーと、今回作ったクッキーとでは、作り手が違うのですから。
それを懐かしの味に至らしめたのは、店の雰囲気だったでしょう。だいすけの思い出のクッキーを食べた場所は動物園という事から、内装をまるで動物園のような仕様にしたのは、よく考えたと思います。
これは、キラキラルポットに込められたキラキラルを使って飾り付けたと思われ、告白シーン直前にいちかが言っていた「キラパティにならできる事」でしょう。正確に言えば、キラキラパティスリー「にしか」できない事であり、お客さんの笑顔のために真剣に取り組んでいた事がうかがえますね。
また、みどりが箱を開けた時に、既にクッキーが割れちゃっていたのも、良い演出だと思いました。
もしクッキーが割れてなかったとしても、だいすけとみどりは良い雰囲気でクッキーを食べ合っていたでしょう。しかし、箱の中に入っていたクッキーは相当の個数があり、奇数個でなければ、半分に分けて食べ合う事はなかったかもしれません。
2人にとって、クッキーが懐かしの味だったのは、1個のクッキーを分け合いっこして食べたからであり、いちか達の作ったパンダクッキーを懐かしの味にするには、その要素も必須だったでしょう。たまたま最後に1個余ったのを2人で分け合うという展開もアリだったと思いますが、最初からクッキーが割れていたのであれば、中に入っていた個数が何個であれ、確実にクッキーを分け合っていたのですから、今話の展開の方が良かったと思いますね。
それに、1つのクッキーを分け合って食べるというのは、「スマイル」31話にもありましたし、比較的最近であれば、前作劇場版にもあった要素。いずれも、キャラの優しさを感じさせる素晴らしい場面でした。
そう思うと、クッキーってプリキュアシリーズにおける重要アイテムなんだろうな、としみじみ感じました。
さて、時が経つのは早いもので、次回は第10話。今作の放映話数が2桁となりました。
次回の話は、ゆかりとあきらがメインの話。揃って買い出しに行くという展開になりそうですが、タイトルに「VS」とあるのが引っかかるところ。
とはいえ、2人の友情は深まるのでしょう、きっと。2人の高校生活が見られる事にも期待しつつ、次回も楽しく視聴したいと思います。
本編の感想は、これで以上です。
ここからは、後回しにした劇場版告知バージョンのオープニングなどについて語っていきます。
中盤のシーンから。ここは、今回の劇場版における最大の感動シーンでした。
BGMも、涙腺を緩ませるほどの感動を生み出しており、サクラの描写も、感情移入したくなるほどの濃さがあったと思います。
今回は、劇場版の悪役・鴉天狗の声役を務めた山里亮太さんがちょっとだけ出演。鴉天狗は、憎めないヤツどころか、超愉快なヤツでしたね。コイツにどれだけツッコミを入れた事か。(笑)
2年前の「春のカーニバル」といい、お笑い芸人が悪役の声を務めると、すごく面白いですね。プリキュアを知らなくても彼が好きな方は、ぜひ映画館へ!
6話感想に載せたものといい、お姫様抱っこされたいと思うほどカッコいいですね、フローラは。(お前がされたいんかい(笑))
まあ、これが終盤ではアレなんですが(笑)。このフローラも終盤のフローラも、この子らしくて大好きです。
~ オープニング前 ~
ある日の放課後、いちか達5人は、キラキラパティスリーをオープンしたものの、誰も来ませんでした。
その頃、1人の男性が、あるものを探していました。
すぐに、彼は、公園の中にあるキラキラパティスリーを見つけます。彼は、そこに自分の探しているクッキーがあると走りますが、途中転んでしまいます。
彼が立ち上がると、店はなくなっていました。
今回も、オープニングは劇場版告知バージョン。劇場版告知の提供もありました。今回も、キャプチャー画像、コメントは、最後に載せます。
~ Aパート ~
いちか達は、場所を変えて、店を開きました。
近くには沢山の子供達がおり、いちかは、試食はどうかと声を掛けました。
ちょうどその時、さっきの男性が。今度こそクッキーが手に入れられると期待を込めますが・・・、
すぐに、1人の女性が子供達に、おとなしくするよう注意。子供達は言う事を聞き、いちか達は難を免れました。
女性は、すぐ近くの保育園の先生「中村 みどり」。
みどりは、子供達が迷惑をかけた事を謝ります。
すぐに、その名を聞いた男性は、みどりに声をかけました。みどりは彼を「辰巳」と呼び、知り合いのようです。
本編内では明かされていませんでしたが、本名は「辰巳 だいすけ」。
だいすけは、みどりに声をかけられると、顔を赤くして去ってしまいました。
いちか達は、再び場所を変えて店を開きますが、良い場所にオープンできません。
そんな中、クッキーのキラキラルを狙う妖精が街の上空に。
本編内では明かされていませんでしたが、「クッカクッキー」って言います。
少しして、だいすけは、再びキラキラパティスリーを見つけました。
だいすけは運が向いてきたと感じ、入店。そして、クッキーを求めました。
ですが、ここにクッキーはありません。それを聞いただいすけは、みどりへの告白は無理だと落ち込みます。
そんなだいすけに、スイーツを食べてほしいと促しました。だいすけは遠慮するものの、いちかは押しを強めます。
「もしかして甘いものはお嫌いで?」
「いえ・・・。自分・・・、自分・・・、甘党ですからー!」
「はー、美味しかった・・・。幸せ満開だ!」
そりゃそうだろうな。年頃の女の子にああやって迫られて、甘いものをたらふく食べられるんですから。この店は、名目上スイーツショップでも、実質はJC&JK喫茶のように思えてきました。(笑)
その後、告白の事について聞かれただいすけは、さっきのみどりの事が好きだと明かしました。
2人は、小学校の同級生。大人になって偶然再会したものの、気持ちが伝えられないままでいました。
デートした事もないのかと、ゆかりから聞かれただいすけは・・・、
「一緒に動物園に行った事ならあるんだ! 2人で・・・、手を繋いで・・・、パンダ見て・・・。」
「いいな・・・。動物園でデート・・・。」
「小学校の遠足なんだけどね・・・。」
「・・・って、遠足かーい!」
そうだろうと思ったよ。っていうか、デートイメージのだいすけの服装、ダサくないか?(笑)
「でも、僕にとっては大切な思い出なんだ・・・。あの時、みどりちゃんが、1人でパンダを見てた僕に・・・。」
「辰巳君。みどりのクッキー、あげる。」
しかし、袋に入っていたのは1枚しかありませんでした。だいすけは遠慮しますが・・・、
「半分こしよう! はい。」
「美味しいね。」
「うん。」
「あの時みたいに美味しいクッキーがあれば、勇気を出して告白できるかなって・・・。」
「でも、希望のクッキーが見つからなくて・・・。」
いちか達は、クッキーを置いてない事に謝るものの、だいすけは、仕方ないと店を出ました。いちかは、お客さんを笑顔にできず、無念に感じます。
しかし、すぐに、いちかは、だいすけが求めているクッキーを作ろうと提案しました。ですが、どんな味なのかは分からないですし、だいすけが街中を探しても見つからなかったものです。
「味も形も分からない。それでも作ってあげたいの! とびきりのクッキーを!」
その頃、街中のスイーツショップからクッキーがなくなっていました。クッキーはクッカクッキーに奪われ、クッカクッキーはキラキラルを吸収して大きくなりました。
~ Bパート ~
翌日、いちか達は、だいすけのためのクッキーを作ります。
しかし、焼き上がったクッキーは、繋がってしまいました。
これは、焼くと広がるのを失念していた事が原因。
もう一度挑戦。今度は成功しました。
さらに、いちかはデコレーションを思い付きました。
しばらくして、いちか達は、だいすけの近くに店を開き、だいすけに声をかけました。
「あれ? おかしいな・・・。ここにお店なんてないはずだけど?」
「ギク・・・。」
「最近のお店は、移動できたりもするんですよ。」
「そ、そうなの・・・?」
ねーよ。建物式の店がホイホイ移動していたら、沢山の物を運ぶのに時間を取られ、経営効率がめちゃくちゃ悪くなるだろ。まあ、女児向けアニメでこういう大人げないツッコミしたら負けですよね。(笑)
いちかはだいすけに、焼き上げたクッキーを渡しました。
「食べてみて下さい。ご希望の味になっているか分からないけど、心を込めて作りました!」
そして、ひまりが差し出したクッキーは・・・、
「これで勇気を出してくれたら、嬉しいなって!」
「勇気か・・・。」
クッキーを一口いただいただいすけは・・・、
「素朴だけど、何だか懐かしい味がする・・・。僕のためにわざわざクッキーを・・・。」
「あとは、僕が頑張らなきゃいけないんだ・・・。僕のためにクッキーを作ってくれて、ありがとう。このクッキーを渡して、みどりちゃんに気持ちを伝えるよ!」
「頑張って下さい! 応援してます!」
「うん!」
そして、だいすけは、みどりのいる保育園へ。ですが、少しして、さらに大きくなったクッカクッキーに出くわしました。
だいすけは、クッカクッキーの攻撃の衝撃で吹き飛ばされ、クッキーが手元から離れてしまいます。そして、クッカクッキーにクッキーを奪われてしまいました。
クッカクッキーは、クッキーに込められたキラキラルを奪おうとしますが、そうはさせないと、いちか達は変身しました。
バトルスタート。クッカクッキーの攻撃を回避し、ホイップとカスタードは、大きなボール状のキラキラルをジェラートにパス。
そして、クッカクッキーに投げますが、打ち破られてしまいます。そのまま、ジェラートに迫りますが、ショコラとマカロンが連携で救出。
今度は、カスタードとショコラが強風を起こして、クッカクッキーを怯ませます。ですが、その拍子に、クッキーが入った箱がこぼれてしまいました。
クッカクッキーは、強風の中突撃してきましたが、ジェラートは、ホイップが作った大きなボール状のキラキラルを氷で固め、ぶつけました。
これにより、クッカクッキーは撃退され、元の小さい姿に。しかし、クッキーの入った箱がなくなっていました。
箱は、だいすけが持っていました。
「これじゃ、あげられる訳ないか・・・。」
しかし、すぐに、昔を思い出し・・・、
「そうだ・・・。あの時みどりちゃんは、僕に優しさを分けてくれた・・・。僕は気持ちをもらったんだ・・・。今度は僕が・・・、みどりちゃんに気持ちを伝えなきゃ! このクッキーで!」
そんなだいすけを遠くから見ていたいちか達は、まだまだできる事があると、ある事を思い付きました。
少しして、だいすけは、みどりの元に到着しました。
「僕・・・、どうしても・・・、みどりちゃんに伝えたい事があって・・・。」
「え? 何?」
直後、みどりは、だいすけの持っている箱の中に、焼き立てのクッキーが入っている事に気が付きました。
「でも、なんか汚れちゃって・・・。誰かに渡すつもりだったの?」
そう言われただいすけは、言葉に詰まります。ですが、いちか達に応援された事を思い出し・・・、
「みどりちゃん。これ、クッキー! 大好き・・・、です!」
「ありがとう! 私も大好き!」
「そ・・・、それじゃあ・・・。」
「クッキー美味しいよね! 私も大好き!」
やっぱりな。「ありがとう! 私も大好き!」と言ったところで、「『クッキーが』でしょ?」って思ったもん。コミュニケーションにおける主語の大切さを改めて思い知りました。(笑)
その直後、だいすけとみどりの近くから、強烈な光が放たれました。
そして、キラキラパティスリーが出現。いちか達が出迎えます。
「わあ・・・。何これ!? 素敵!」
「素敵」って何なんでしょう・・・。ほんの少し前までなかった建物が、いきなり目の前に出てくるなんて、「恐怖」としか思えないんですが。そう思いませんか、読者の皆さん?(読者に同意求めんなよ(笑))
2人が入店すると・・・、
箱を開けると、クッキーは割れちゃっていました。
ですが、割れたクッキーを繋げてみると・・・、
「あの子達、僕の話憶えてて・・・。」
「こうしてるとあの頃を思い出すね。遠足で動物園に行って、2人でパンダ見て・・・。」
「みどりちゃんにクッキーもらって・・・。」
「そうそう! 1個しかなくて、半分こして一緒に食べたよね!」
「うん。美味しかった!」
「はい、一緒に食べよう。」
「ありがとう!」
「美味しい!」
「うん! 美味しい!」
「何だか不思議なお店ね。あったかくて、優しくて・・・。」
「うん。それに、とびきり美味しいクッキー・・・。」
「良かった・・・。いいお店と出会えて・・・。」
「そうだね・・・。」
「おもてなし大成功! いい感じだね!」
今回は、これで終了です。
次回:「ゆかりVSあきら! 嵐を呼ぶおつかい!」
美味しいスイーツはもちろん、美人女子高生のゆかりと、美男子に間違えるほどカッコいいあきらの接客で、キラキラパティスリーは大好評。
そこで、毎年恒例の街のイベント「スイーツ・フェスティバル」に参加する事を決めました。いちかは、ゆかりとあきらに、スイーツに使うフルーツの買い出しを頼みますが・・・。
今回も次回予告直後は、劇場版の宣伝がありました。ここも、キャプチャー画像などは、最後に載せます。
【まとめ】
いちか達は、幼なじみの女性・みどりに恋の気持ちを伝えたいだいすけを応援するためにクッキーを作ったものの、気持ちは伝わらず。しかし、昔を思い出し、互いに笑顔になりました。
さて、今回のポイントは「懐かしの味」でしょうか。
スイーツに限らず、懐かしの味というのは、想像以上の美味しさを持っているのでしょうね。それは、その味を感じた時に、良き思い出が詰まっているからなのでしょう。
時は未来に進んでも、過去に戻る事はありえない。さらに、「味」は、写真などと違って形の残らないもの。だからこそ、懐かしの味に再び巡り合えるのは奇跡のようなものであり、大きな付加価値を生んでいるのでしょうね。
ですが、今回いちか達が作ったパンダクッキーは、昔のクッキーと形は似ているものの、懐かしの味を再現していたとは言えないでしょう。昔のクッキーと、今回作ったクッキーとでは、作り手が違うのですから。
それを懐かしの味に至らしめたのは、店の雰囲気だったでしょう。だいすけの思い出のクッキーを食べた場所は動物園という事から、内装をまるで動物園のような仕様にしたのは、よく考えたと思います。
これは、キラキラルポットに込められたキラキラルを使って飾り付けたと思われ、告白シーン直前にいちかが言っていた「キラパティにならできる事」でしょう。正確に言えば、キラキラパティスリー「にしか」できない事であり、お客さんの笑顔のために真剣に取り組んでいた事がうかがえますね。
また、みどりが箱を開けた時に、既にクッキーが割れちゃっていたのも、良い演出だと思いました。
もしクッキーが割れてなかったとしても、だいすけとみどりは良い雰囲気でクッキーを食べ合っていたでしょう。しかし、箱の中に入っていたクッキーは相当の個数があり、奇数個でなければ、半分に分けて食べ合う事はなかったかもしれません。
2人にとって、クッキーが懐かしの味だったのは、1個のクッキーを分け合いっこして食べたからであり、いちか達の作ったパンダクッキーを懐かしの味にするには、その要素も必須だったでしょう。たまたま最後に1個余ったのを2人で分け合うという展開もアリだったと思いますが、最初からクッキーが割れていたのであれば、中に入っていた個数が何個であれ、確実にクッキーを分け合っていたのですから、今話の展開の方が良かったと思いますね。
それに、1つのクッキーを分け合って食べるというのは、「スマイル」31話にもありましたし、比較的最近であれば、前作劇場版にもあった要素。いずれも、キャラの優しさを感じさせる素晴らしい場面でした。
そう思うと、クッキーってプリキュアシリーズにおける重要アイテムなんだろうな、としみじみ感じました。
さて、時が経つのは早いもので、次回は第10話。今作の放映話数が2桁となりました。
次回の話は、ゆかりとあきらがメインの話。揃って買い出しに行くという展開になりそうですが、タイトルに「VS」とあるのが引っかかるところ。
とはいえ、2人の友情は深まるのでしょう、きっと。2人の高校生活が見られる事にも期待しつつ、次回も楽しく視聴したいと思います。
本編の感想は、これで以上です。
ここからは、後回しにした劇場版告知バージョンのオープニングなどについて語っていきます。
中盤のシーンから。ここは、今回の劇場版における最大の感動シーンでした。
BGMも、涙腺を緩ませるほどの感動を生み出しており、サクラの描写も、感情移入したくなるほどの濃さがあったと思います。
今回は、劇場版の悪役・鴉天狗の声役を務めた山里亮太さんがちょっとだけ出演。鴉天狗は、憎めないヤツどころか、超愉快なヤツでしたね。コイツにどれだけツッコミを入れた事か。(笑)
2年前の「春のカーニバル」といい、お笑い芸人が悪役の声を務めると、すごく面白いですね。プリキュアを知らなくても彼が好きな方は、ぜひ映画館へ!
6話感想に載せたものといい、お姫様抱っこされたいと思うほどカッコいいですね、フローラは。(お前がされたいんかい(笑))
まあ、これが終盤ではアレなんですが(笑)。このフローラも終盤のフローラも、この子らしくて大好きです。