先日「流星ワゴン」を読了したので、早々に別の小説を読み始めてました。
京極夏彦著「百器徒然袋-雨」を読んだんですけど、今日読了です・・・
2週間持たなかったですね。
京極夏彦さんといえば今夏「姑獲鳥の夏」が映画化されて、それで知った方もいるかもしれませんね。
映画の評判はいまいちみたいですが・・・そう聞くと当方も見たかったり・・・
かなり時代掛かった独特の世界観で、そこで起こる猟奇的な事件を古本屋”京極堂”こと中禅寺秋彦が解決していく推理小説です。
以前にも書いたかもしれませんが「姑獲鳥の夏」→「魍魎の筐」の流れが一番良いですね。
あとはひとつ飛んで「鉄鼠の檻」かな。
「狂骨の夢」はあんまり面白くなかったかなぁ。
「絡新婦の理」、「塗仏の宴(宴の支度)(宴の始末)」はそれぞれの事件が壮大すぎて、最後にまとまるころには疲れ果ててたって感じです。
「百器徒然袋-雨」は京極シリーズではサイドストーリー的な内容かもしれないですね。
この物語はシリーズ中、かなり強烈で破壊的で破天荒なキャラクター”榎木津礼二郎”が中心になって登場です。
でも本当の主人公は”僕”なんですけどね。
それはいいとして、いままでの京極シリーズとは違ってかなり爽快な感じです。
考えているのかいないのか、榎木津のでたらめな行動と論理はまた出た!と思いつつ「コレが榎木津だよなぁ~」と笑いながら読み進めていけます。
もちろん事件に巻き込まれる”僕”や周りの人もかわいそうな感じですが、でもやっぱり笑いを誘います。
榎木津は眉目秀麗、大金持ちの御曹司。
ですが、探偵をやっていて 探偵=神 で自分以外は下僕というとんでもない人。
本当に子供っぽい(笑
そこがキャラクターとして魅力的ですね。
立ち回り、仕草、言動、どれをとっても”榎木津礼二郎”なのです。
彼のそれらは、なんていうか、活劇っぽさがありますね。
本当に爽快という言葉が合います。
小説だけど、漫画を読んでいるようなそんな気分に近いのかも。
いまのところ私的に良かったのは
「姑獲鳥の夏」
「魍魎の筐」
「鉄鼠の檻」
「百器徒然袋-雨」
でしょうかね。
秋の夜長にいかが?
京極夏彦著「百器徒然袋-雨」を読んだんですけど、今日読了です・・・
2週間持たなかったですね。
京極夏彦さんといえば今夏「姑獲鳥の夏」が映画化されて、それで知った方もいるかもしれませんね。
映画の評判はいまいちみたいですが・・・そう聞くと当方も見たかったり・・・
かなり時代掛かった独特の世界観で、そこで起こる猟奇的な事件を古本屋”京極堂”こと中禅寺秋彦が解決していく推理小説です。
以前にも書いたかもしれませんが「姑獲鳥の夏」→「魍魎の筐」の流れが一番良いですね。
あとはひとつ飛んで「鉄鼠の檻」かな。
「狂骨の夢」はあんまり面白くなかったかなぁ。
「絡新婦の理」、「塗仏の宴(宴の支度)(宴の始末)」はそれぞれの事件が壮大すぎて、最後にまとまるころには疲れ果ててたって感じです。
「百器徒然袋-雨」は京極シリーズではサイドストーリー的な内容かもしれないですね。
この物語はシリーズ中、かなり強烈で破壊的で破天荒なキャラクター”榎木津礼二郎”が中心になって登場です。
でも本当の主人公は”僕”なんですけどね。
それはいいとして、いままでの京極シリーズとは違ってかなり爽快な感じです。
考えているのかいないのか、榎木津のでたらめな行動と論理はまた出た!と思いつつ「コレが榎木津だよなぁ~」と笑いながら読み進めていけます。
もちろん事件に巻き込まれる”僕”や周りの人もかわいそうな感じですが、でもやっぱり笑いを誘います。
榎木津は眉目秀麗、大金持ちの御曹司。
ですが、探偵をやっていて 探偵=神 で自分以外は下僕というとんでもない人。
本当に子供っぽい(笑
そこがキャラクターとして魅力的ですね。
立ち回り、仕草、言動、どれをとっても”榎木津礼二郎”なのです。
彼のそれらは、なんていうか、活劇っぽさがありますね。
本当に爽快という言葉が合います。
小説だけど、漫画を読んでいるようなそんな気分に近いのかも。
いまのところ私的に良かったのは
「姑獲鳥の夏」
「魍魎の筐」
「鉄鼠の檻」
「百器徒然袋-雨」
でしょうかね。
秋の夜長にいかが?