「
惑星大怪獣ネガドン」とか買っちゃったり。
実写無しのフルCGってことですが、こんな映画を一人でコツコツ作ってたんですか・・・
レベル高すぎですよ!
映画で使うCGが好きではないとか言っておいて、舌の根も乾かずに何を買ってるんだ、とか言われそうですが、こういうものは良いんです!
スキージャンプペアとかも良いんです!
判断基準は?といわれるとなんともいえませんが、ハリウッド映画的なものが苦手なようです。
まぁ、そんなことはどーでもよくって、そのうち「惑星大怪獣ネガドン」もレビューしますよ。
で、で、で、
倉橋ヨエコさんの「
ただいま」をじっくり聴き込んでみました。
これまでの作品と比べてみても群を抜いて良いです!
快作というか、怪作というか、とにかくとんでもないですね。
自分が好きなアーティストだからとかそういうの無しで、このアルバムを聴いていない人は損をしているんじゃないかと思えるくらい強烈です。
"昭和歌謡""シャバダバ歌謡"的な内容はきちんと残っていますが、「ただいま」はそれだけでは終わっていませんね。
なんていうか、今までは彼女の手の届きそうなところで内容のレベルが上がっている感じ。
それが「ただいま」では一気に跳ね上がっている感じ。
「礼」を超えたかもしれないというヨエコ嬢の言葉は本当のようですね。
さて、曲の方ですが、当方の言葉ではうまく言い表せられません・・・申し訳ないんですが、賛辞の言葉しか出ない気がします。
なので、さらっと行きます。
・楯
先行シングル。これは名曲ですね。
広がりのある曲調で一気にこのアルバムの世界に引き込まれます。
・ここにいる
いままでのヨエコ嬢っぽさがよく残っている気がします。
ささやくようなコーラスがすごく印象的。
リフレインもピアノも健在!
・線を書く
ANATAKIKOUプロデュースっていうこともあって、
ANATAKIKOUっぽさとヨエコ嬢っぽさがうまく混ざっていて素敵。
コーラスで泣けてきます。
・シーソー
いままではとにかく声を張って歌っていたヨエコ嬢ですが、
この曲はかなり押さえ気味。
それなのにすごい迫力があります。
・卵とじ
一転、明るい曲調。
結構前向きな気がします。
こういうのもいいですね!
・裏返し
さらに一転。
情念たっぷりというか、これも今までのヨエコ嬢に近いかも。
またもやリフレインが印象的。転調、転調、転調。
・シナリオ
タンゴっぽいですね。
果てはアストル・ピアソラか?
こういう曲に彼女の声は非常に合いますね。
・石鹸ガール
クラムボンのミトさんが口笛で参加!
ピアノ曲でシンプルに仕上がっています。
ピアノ、コーラス、口笛が絶妙です。
・昼の月
ライブでもよく歌ってましたね。
アレンジがライブと違っていて、これはこれでとてもよいです。
不安定な感じがうまく表現されていますね。
・ピエロ
これも
ANATAKIKOUプロデュース。
最初のコーラスで、ANATAKIKOU節を感じます。
シーソーと同じように歌い方を抑えているみたい。
・春の歌
とにかくこの ♪元気は出るまで出すな~
とか ♪元気はそろそろ出るよ~
非常に印象的な歌詞。
この曲が最後で本当に良かった!
良い気分で聞き終えられます。
というわけで、曲順含め良く練られています。
ヨエコ嬢のいままでのイメージを壊すことなく、それでいて一気に飛躍しています。
期待以上。期待しすぎた、その期待をはるかに超えますよ。
ヨエコ嬢も言っていますが、次回作が心配になるくらいよい出来なのです!
なんていうか、聴かないでおくのは本当にもったいないですよ!
今年一番の名盤になりそうな、すごいアルバム「ただいま」。
大手CDショップの店頭では試聴もできるようです。
是非是非、ご一聴を。