是川縄文ムラは、本州北部の太平洋に面する八戸。平野から丘陵への変化点、新井田川が北流する小盆地に是川地区は立地しています。ここから南へと連なる丘陵には、豊かな山林が広がり、新井田川につながる沢が豊富に流れ、川を下れば豊かな海が広がっています。
縄文時代のころから、こうした環境が広がっていたとみられ、狩猟・漁労・採集によって生きる縄文人にとって、山・川・海の資源が豊富な、またとない好立地でした。
縄文時代草創期にはヒトが活動していたとみられ、前期後半にはムラがつくられています。それ以降、場所を変えるなどしながら、各時期にわたってムラがつくられました。
(是川遺跡パンフレット抜粋)
遺跡は、一王寺、堀田、中居の3つからなっていて、縄文晩期の中居遺跡では、居住域・墓・捨て場、配石など発掘されており、低湿地の捨て場からは、精巧な土器・土偶・木製品や漆製品が多数発見され多様な生業が行われていたことが伺えます。
~ 是川縄文館 ~
ガイドさん説明付で見学
中居ムラの縄文人は、現代に通じる漆の利用と知識をもっていた。縄文前期~中期ころには利用がはじまり、晩期の熟成した漆文化へ繋がったと考えられている。
「漆は北海道で古くから使われていた」
「発掘された場所が低湿地で常に湿った条件におかれていたことで、このような綺麗な色を保つことができた」
👇 木胎漆器(鉢)~縄文晩期~
👇 漆塗り壺形土器
👇 盤胎漆器(鉢)
綺麗に色が残っていることに感動しました。当時とかわらぬ状態に驚きです。
縄文の漆
👇 赤と黒
精製した漆に木炭を混ぜる⇒黒色漆、赤色顔料を混ぜる⇒赤色漆
3回~5回の重ね塗りをして仕上げている
👇 漆塗り櫛 左2つは複製 右は本物
👇 玉類 縄文後期 (翡翠だったと思います)
この他にもイヤリングなどの装飾品あり
縄文人はお洒落だった。
デザインや色の組み合わせ方など 美的感覚に優れていたのでしょう。見てみたいです!
女性の装飾品や 髪型なども独特なものがあったのだろうな。
原始的な生活をしている野蛮な感じや”みすぼらしさ”などは全くなかったと思います。
縄文の美
👇 深壺型土器
👇 注口土器
👇 単孔壺型土器
よく見ると👆穴が開いている「何に使ったのでしょう?」
木片の栓があったとか?何だろう???
縄文の食
👇 石槍(せきそう)
ヤリの頭の部分、この他にも釣り針、石斧柄など展示あり
ムラの周りには食料や木材となるクリ・トチ・オニグルミ、漆などの林が広がる「里地」が広がっていました。すぐそばには、「里川」の新井田川が流れ、秋になって上ってくるサケやマスをとり食料や衣料としていた。また、銛や釣り針なども見つかったことから海に出て漁をしていたことがわかります。
植物を編んで衣料にしたり、木を編んで船にしたり、釣りをしたり、貝を獲ったり、三内丸山遺跡と合わせて考えると、食事は木の実・植物・魚介類。獣肉あまり食べていなかった。一王寺遺跡に貝塚があることから貝をよく食べていたことが分かります。貝汁と季節の野草などを合わせていたのかな? 縄文人はグルメだったのでしょう。衣食住の在り方が非常に優れていたようです。
一王寺遺跡の貝塚
早期の縄文海進で八戸地域に形成された内湾は、前期半ばの十和田火山噴火と、その後の火山灰泥流により埋め立てられた。貝塚の上の中期の土層では、貝がみられなくなり、動物の骨がたくさん含まれていた。中期には山の資源を中心にした暮らしに変わっていたようです。
中期には食料を得るために、しかたなくシカやイノシシを狩猟していたのでしょう。大型動物の狩猟は危険と隣り合わせです。熊もいただろうな。
使用用途が分からない3点
👇 ミニチュア土器
かなり精巧につくられています。
絵具や染料を入れていた? 子どもの教育玩具か?
👇 土製品 イモガイの断面を写実的に表現したようなもの
中心に穴が開いている
👇 左、渦巻模様 右、精巧で美しい模様
右回りの4つの楕円で描かれている
「何に使われたのでしょう?」
左の渦巻模様の土器は、装飾品ではなさそうだ!
楕円の渦巻はなにを表すかというと
・宇宙の広がり 星⇒銀河⇒大銀河
縄文人の宇宙観
・内から外へ広がるエネルギー、無限進化の仕組みを表している、
宇宙に属するものは内から外へ渦状に変化する。
・渦の中心(それまでのものを大事に=自愛) / 渦の一番先っぽ(他愛にしていく)
宇宙は生命体と同じで細胞分割している 0 ⇒ 2 ⇒ 4 ⇒ 8 現在8つの宇宙体があると云われている(石が二つあったとか?)
ということは何?
何かの教材か?治療や癒しの道具か?わかりません!
土偶
モデルさんがいたかのような具体的な描写をしています。
👇土偶 一番人気
お腹の点々は妊娠線を表すそうです
👇 こんな顔した人がいた? どっかの星の人?
👇 手が長い人
合掌土偶(風張1遺跡出土)
平成21年 国宝に指定
縄文時代後期後半(約3600年前)
高さ19.8cm 幅14.2cm 重さ1050g
👇 出土時の写真 特徴
👇正面と後ろ姿
肩幅が広く見えますが、後ろ姿は女性っぽいです。
妊娠線からしてモデルは女性です。
👇横からの姿
両足付け根と膝、腕の部分が割れており、アスファルトが認められた。
当時の人が修復して大事に使っていたようです。
頭部などに赤く塗られた痕跡があり、全身が赤く彩色されていたと考えられます。
さて、「何に使われていたのでしょう?」
私の想像です
縄文時代は自然崇拝が主であったことから、命を育んでいる存在を神というならば、この祈りのポーズは、母なる地球(地の大神)に向けて「感謝の念を手向けているところ」だと思いました。
もう一つは、
女性/シャーマンとの見方をするならば、何か帝王学的な教えを宇宙から受けている場面ではないかと思いました。
東北の地の古の教えというのが これなのどうかは分かりませんが、「国の目的は整えて平和にすること」「上に立つ者は世のため人のために尽くすこと」という国家理念ともいえる思想、「トの教え」というのがあります。 ざっくり簡単に書いてます ⇒ 縄文思想「トの教え」=他星人教?
何れにせよ、
偶像を崇拝するとゆう発想はなかったと思いますので、お守り的(意識を高めるための目当て)な芸術作品として大切に飾っておいたのかも知れません。
しかし、ただの芸術作品ではないことは確かです。(理由は後ほど)
(あくまでも私の今の考えです)
◆ 縄文人は立派な文明人
衣食住の在り方からみても縄文人の知恵は古くからあり、非常に優れた文化を持ち合わせた 立派な文明人であったと思います。
◆ 思うこと
私たちが暮らさせて頂いている足元の地面、地球、そこから溢れんばかりの恵みを頂いている。しかし、その母なる地球に対して感謝することを忘れてしまっている。
その発想が抜けてしまっているが故に破壊・汚染・略奪…を繰り返す。全ての根源はここにあるのではないかと思うのです。
喜びをくれる存在、自分の命を育んでくれる存在を仮に神というのであれば、地面そのものが自分にとっての神として、心から感謝を伝える生き方をした方が、心も身体も豊に暮らせるのではないのかと、縄文人が笑顔で語りかけて来たような?そんな気がしました(笑)
縄文人のように、あ~ ありがたいな~って思って暮らせらるって いいですよね。縄文思想でハイテクノロジー生活に憧れます。
そこに一歩一歩近づいていきたいですね
泉山氏による発掘
是川遺跡は、大正~昭和のはじめにかけて、八戸市の泉山岩次郎・斐次郎兄弟によって発掘が行われ、出土した遺物の素晴らしさから全国的に注目を集めるようになりました。泉山両氏はこれらの遺物を大切に守るだげではなく、写真を撮って絵葉書を作成し、文化財保護の普及啓発を行いました。現在、地元で是川遺跡出土品をみることができるのは、ふたりの功績によるものです。(パンフレットより)
遺物は、個人が所有する沼地から出土したもので、日本政府から没収されないように 時期が来るまで蔵に隠しておいた。私財を投じて 漆器など縄文そのままの状態で保存されていたと思われます。
なお、発掘にストップが掛かるほどに、古い遺物が掘れば掘るほど出てくるようで、歴史が変わるのを〇〇が恐れているものと思われます。
◆◆◆
話は合掌土偶に戻りますが、実物はかなり精巧につくられています。
復元された実寸のレプリカを手に触れることができます。
実物の写真では、座った状態なので見えませんが、驚くことに肛門まで再現されていました。縄文人の思想と合わせて考えると、ただの芸術作品ではなさそうです。
※ 縄文人思想
万物には靈が宿る(霊魂)
アニミズム = 自然信仰
神 + 靈 + 物 = 三位一体
⇩
靈という字体の変化が昔と今を物語っています。
※旧字体
靈
① 神=雨の神
「雲から雨がしたたり落ちる」象形
② 間を取り継ぐ=口口口
「神を祭る区切りの中で人が両手で祭具を捧げる」象徴
祝詞を奏上し雨乞いをする巫女を意味する
巫女の口から出る言葉と 異次元存在からもたされる言葉とが 交わされている様
③ 巫女(シャーマン)= 人人
「神を祭る区切りの中で人が両手で祭具を捧げる」象徴 ➪ 雨乞いをする巫女
⇩
※ 新字体
霊 ← 間を取り継ぐ口が一で消され異次元と現次元が遮断されています。
「靈、そんなものはありません」とした。
「そんなことを言う人は頭がおかしい人なんです。可哀そうな者たちと思って 話を優しく聞いてあげなさい」って
それ以上のことを考えられなくさせられた…
こんなところにまで細工されています。
考えすぎでしょうか?
◆◆◆
今回の青森旅行で3つの遺跡に行ってきました。
最後はポジティブに終わりたいのでイキりの一言で失礼します。
まもなく真実が表に顕れる時代がやってくる。
真実を理解致し意識革命がおこれば虚偽が払拭され、この世の中を狂わせていた悪(偽善者)は消える。
夜明けは近い⁉
なお、抗う者が追い込まれ 抗う場面(残虐非道な事件)を見させられていますが、ネガティブなエネルギーに飲み込まれないように、世の中良くなってきていると考えるようにしております。 気持ちだけでもポジティブに保ちたいですから。
お土産 (八食センターに売っていました)
👇 これ美味いです
次の目的地 ⇒ 八食センターで寿司を食べる
記録
青森旅行の計画
①大平山元遺跡(外ヶ浜)10/4
②三内丸山遺跡(青森市)10/4
③是川縄文館(八戸市)10/6