何でんかんでん

自分はどうしたいのか自身に問いながらの日記

佐倉城下 坂散歩⑨ / うるし坂

2023-05-11 09:00:00 | 坂散歩

佐倉城下は小高い台地にあり 何処に行くのも坂ばかり 主な坂には名前が付いていて その数は13箇所あります。

今日は「うるし坂」周辺の散歩と「塚本美術館」にて日本刀の鑑賞をしました。

■ スタートは(JR佐倉駅北口から2つ目の停留所)岩淵薬品本社前

▼ 右へ行きます

▼ すぐに三叉路が現れ(左折)写真奥へと進みます

▼ この先の県道トンネルをくぐる (トンネル内は片側交互通行)

▼ トンネル出口に三叉路が現れ写真奥(麻賀多神社方面)へと進みます

▼ 県道を左手に100mほど歩くと徐々に傾斜

■ この辺りがうるし坂の起点か

(長さ230m 斜度5度 高低差18m)

■ 由来:坂の付近に漆(うるし)が自生していたことから付いた坂名

▼ 上りの左80度カーブ

▼ 曲がった先には急こう配のトンネル

(この先片側交互通行)

▼ 振り返って下り方向 右80度カーブ

昔…砂利道であった頃、トンネルをくぐった急な右カーブで 車がハンドルを取られ 下側に転げ落ちることが頻繁にあり、自転車などがよく飛び込み 大騒ぎすることがあったと言われている。

▼ トンネル内から上を見上げる

▼ 本線へ逆走の左合流

マニュアル車 通りたくありません

▼ うるし坂は見通しが悪い

■ 上写真中央に道標があります

とりあえず佐倉美術館方面⤴へ向かいます

県道(宮小路町バス停)に出て

最初の信号を右折します

■ 100mほど歩くと

(公益財団法人)「塚本美術館」

閉館日が土・日・月曜日、祝日、年末年始です 

今日は開館日

初めて入ります

何を展示しているかも知りません

靴を脱いでスリッパへ 筆ペンで記名

■ 日本刀専門の展示場

平安~鎌倉~江戸~現代までの20点ほどの日本刀が展示

刀身400点の所蔵があり3ヶ月ごとに約20点ずつ展示している

国が江として認定している12点の内の1点紀州徳川家伝来の名品もあるようです。写真は違いますが。。。

ガラス越しですが 日本刀に生命力を強く感じました。

▼ 日本刀部分名称や日本刀の製法などの説明展示もあります。

入館料は無料です。

刀剣好きな方は開館を確認して行かれたらよろしいかと思います。

■ 山口家住宅 

袖蔵の創設が明治29年 店蔵がその後増設されたとの説明がある

(左)袖蔵(右)店蔵が並ぶかたちは佐倉の町屋の例では貴重

佐倉城下にはこのような古い蔵や住居が点在している

■ 山口家住宅を左折すると佐倉美術館前 (右折すると猿が脇の坂)

▼ この先下り坂:京成佐倉駅へ向かう

▼ 途中 二番町バス停前

オーガニックカフェは諸事情により「閉店」でした

(長唄・地歌・琴の体験レッスンはやっています)

▼ ここから400m下りが続き京成佐倉駅へ (ゆっくり歩いて10分)

▼ 京成佐倉駅では急な段坂が待っている

JR佐倉駅 ~ 京成佐倉駅間にある小高い丘を真っすぐ横断したことになります

** うるし坂 & 塚本美術館鑑賞でした**


佐倉城下 坂散歩⑧ / くらやみ坂

2023-05-05 06:00:00 | 坂散歩

佐倉城下は小高い台地にあり 何処に行くのも坂ばかり 主な坂には名前が付いていて その数は13箇所あります。

今日は「くらやみ坂」周辺の散歩と「侍の社」の見学をしました。

■ スタートは市民体育館

▼ 体育館脇の急坂を下りていきます

▼ 坂の途中に道標 

相当古い看板のようで国鉄⇒JRに書き換えた跡があります

➡通りには歩きません

▼ 左折して近道をします

 住宅街を抜けると三叉路が

右折すると……

「くらやみ坂」が現れる

坂上には武家屋敷 左に「旧河原家」 右に「但馬家」住宅がある

( 長さ55m 斜度10度 直線スローブ )

■ 由来:昼間でも暗いほど鬱蒼と樹木が茂り狭い坂道に覆いかぶさっていたから「くらやみ坂」といわれる

▼ 中間地点~ 両側は竹と樹木

 崩れ注意の看板

▼ 上を見上げると 空が見えない

▼ 上まで上ってきました(下り方向)

古径 昼間でも鬱蒼として若干暗い(それほど暗くない)

江戸時代 佐倉城大手門への近道にもなり侍が出勤時にはこの道を利用したものと思われる

■ 土塁と生垣の通りに面して武家屋敷があり その通りに「侍の社」がある

連休中ということもあり人の出が意外と多かったが覗いてみることにした(無料)

体育館からの筋トレ時と同じ軽い服装にマスクなし 観光客の中一人浮いていたが気にしないことにした。見渡すと多くの方がマスクを着けている。何を気にしているのか?皆さんそれぞれに事情があるのだろうが。。だが此処にはスギ花粉も排気ガスも砂埃も黄砂も飛んでいない。。 そろそろ皆さんマスクを外したらいかがか?そもそも新型コロナウイルスなど未だに誰も証明していない⇒存在していないとも言えるのだから

■ 入って直ぐのところで装具や武器の説明をしていたが人だかりになっていて聞くのを断念

▼ 裏庭では武器などの展示をしていた

(右)伊豆下田に来た黒船の服か?

▼ 刀剣武具体験(手に取ることが出来る)

■ 裏庭には様々な植物が植えられている

▼ サイカチ(槐)大きなトゲがある

江戸時代の佐倉の人々は熱病(夏のおこり=マラリア)などの病気になると、この木に治癒祈願し、治るとそのお礼に、青竹の筒に甘酒を入れて枝に掛けたという風習が伝わっている。

▼ クヌギ:佐倉炭の材料

▼ ケンポナシ:霊木(水難から身を守る)

▼ ウツギ:生垣や畑の境界

▼ ヤマモモ:雌雄異株(しゆういしゅ)の樹木 雌雄は初夏に赤い実をつける

「山桃の大木2本有る。佐倉にて外になし」⇒ 貴重な1本ということか?

▼ 春の七草

①セリ ②ナズナ ③ゴギョウ(ハハコグサ) ④ハコベ(ハコベ) ⑤ホトケノザ(コオニタビラコ) ⑥スズナ(かぶ) ⑦スズシロ(大根)

▼ 秋の七草

①ハギ ②オバナ(ススキ) ③クズ ④ナデシコ ⑤オミナエシ ⑥フジバカマ ⑦アサガオ(キキョウ)

※ 当時の方々の強靭な肉体は、これら季節のものを食していたからか?

▼ 竹林がキレイに整備されている

■ 必要なものを自分で賄い 他所に求めず足りるように 自然に寄り添った生活を送っていた様が見受けられる。又、質素な生活の中でも座敷から眺める庭は、客をもてなすための 目で見て楽しめる植物の配置がされており 格式の高さが伺える

■ 昭和時代 敷地内には空母「瑞鶴」最後の船長「貝塚武男」氏の借家があった

レイテ沖海戦

日本の将来を背負って立つであろう 若い部下達に退艦を命じた最期の言葉は有名

「死んではならん。どこまでも生きてゆけ。死んではならんぞ」

世界の支配構造 軍産複合体の戦争ビジネスの犠牲の一つだと思うと心が痛んて泣けてきます

▼ 「ひよどり坂」を下り体育館へ戻る

(大殿筋と大腿四頭筋を震わせ)この急坂を上らなければたどり着かない

▼ 佐倉市民体育館:レスリング大会中

千葉県におけるレスリングの歴史は、昭和23年に県立佐倉高校に生徒会に正式な運動部として登録されたのが始まり。佐倉市はレスリング県協会主催の大会開催や競技の発展に寄与している

** くらやみ坂 & 侍の社 でした **


佐倉城下 坂散歩⑦ / 愛宕坂

2023-04-29 06:00:00 | 坂散歩

佐倉城下は小高い台地にあり 何処に行くのも坂ばかり 主な坂には名前が付いていて その数は13箇所あります。

今日は「愛宕坂」周辺を散歩しました。

■ スタートは「歴博」正面玄関前(国立歴史民俗博物館=「歴博」と呼んでいます)

▼ 玄関反対側 植栽がなされツツジが綺麗に咲いています

▼ 駐車場と路線バスがあります(この停留所を経由するバスは少ない)

▼ 歴博がある場所は、佐倉城内で「椎木曲輪」と呼ばれる「侍屋敷地区」でした

■ 歴博玄関前の道が「愛宕坂」歩いて下ってみます

▼ 左コーナー曲がるまでは緩やかな下りです

▼ 左方向に「歴博」建物 (国立だけあり展示は見ごたえあります)

▼ 右方向には整備された広大な林になっています

▼ 林の中を歩くことはあまりお勧めしません

▼ 中間地点には門があり時間で閉まります

▼ この辺りから急に勾配がきつくなる

▼ 右コーナーを曲がると一気に下ります

( 長さ290m 斜度5度 S字カーブ )

■ 名前由来:坂上に愛宕神社があったことから「愛宕坂」と付けられた。明治以降連隊の営門があったため「営門の坂」ともいった。

江戸時代1710年代の記録によると「夜な夜なサラサラと砂の流れる音がするとか、高い音を立てて来るものがあるとか、それらは天狗の仕業だと言われていた話が伝わる」

▼ 坂を下りたすぐに 歴博入り口と交差点になっている

■ 右折して京成佐倉駅へ向かう

▼ 途中 「佐倉茶屋うらら」で休憩

▼ 抹茶と葛餅で一服

■ 道なり真っすぐ行くと京成佐倉駅 (歴博から約15分歩きます)

▼ 京成佐倉駅 

見慣れない車両 ”都営浅草線”

▼ 駅南口の階段  

ここに来ても「急な段坂」です

■ 反対側北口から歩いて5分にゴルフ場があります

ここも坂を上ります

▼ 佐倉カントリー俱楽部 (2018年撮影)

ゆるやかな起伏の林間・丘陵コースで池越え、ドッグレッグ、打ち上げ、打ち下ろしと変化に富んだコースです

車を使わずに電車や路線バスを利用すれば、プレー中にビールを飲んでも大丈夫です

** 愛宕坂 & 周辺散歩でした **


佐倉城下 坂散歩⑥/やかん坂

2023-04-25 06:00:00 | 坂散歩

佐倉城下は小高い台地にあり 何処に行くのも坂ばかり 主な坂には名前が付いていて その数は13箇所あります。

今日は「やかん坂」周辺を散歩しました。

■ スタートは(JR佐倉駅北口から2つ目の停留所)岩淵薬品本社前

▼ バス停横に今時珍しい昔風の郵便ポストと電話ボックス

▼ 前から気になっていました(玄関先の街路灯 邪魔?)旅館は随分前から営業していない

▼ 雲一つない澄んだ水色の空を飛行している

■ 三叉路を右方向へ行きます

▼ すぐに三叉路が現れ(左折)写真奥へと進みます

▼ バイク屋さん手前の細道へ左折します

(この先に「やかん坂」が現れる)

▼ 起点に「やかん坂」の看板

坂名の由来:昔、この坂の上の農民が、昼食時に誤って手にしていたヤカン(薬缶)を落とし、コロコロと坂下まで転がってしまったことからこの名前が付いたとも。また、昼間でも薄暗い坂道だったので「夜間坂」という名がついたともいわれている。( 長さ80m 急坂 段坂 )

▼ 先の方から段坂に変わる

急傾斜地崩壊危険区域の指定されている

(通路左側)タケノコは成長が早い

▼ 右に折れた先で 景色が一変する

▼ 竹林が現れる

▼ 竹の隙間から陽が降り注ぎ 時々吹く風がほのかな竹の香を運んでくる

▼途中 バス通りと住宅が見渡せます

右方向にはスーパーやJR佐倉駅があり坂上住民の重要な生活道路となっている

■ 90段ほどの階段を上りきる(下り)

▼ 点在する住宅地を抜けて薬師坂を下る

■ 薬師坂を下りてJR佐倉駅前のカフェへ向かう

▼ お店は開店前の準備中(営業時間のことが頭から抜けていた)

コーヒーとケーキで充実感を得ようとしたが

仕方がないのでカフェ前の道路沿いに点在する彫刻オブジェでも鑑賞することにした。

■ 佐倉駅北口から真っすぐ伸びる道を彫刻道路と呼ぶそうだ

*** やかん坂 & 彫刻通り 散歩でした***


佐倉城下 坂散歩⑤/海隣寺坂

2023-04-22 06:30:00 | 坂散歩

佐倉城下は小高い台地にあり 何処に行くのも坂ばかり 主な坂には名前が付いていて その数は13箇所あります。

今日は「海隣寺坂」周辺を散歩しました。

スタートは佐倉市役所

▼ 役所の中に入ると食堂の看板が

米・味噌・野菜は地元佐倉産だそうだ

▼ 入口すぐのところに手芸品の自販機 

残念なことに棚の殆どがマスクに占領されています

本来の手芸品はいくつもない

■ 市役所の用事を済ませ散歩に出る

▼ 市役所入口に昔の郵便ポスト

収集は朝夕の2回

(ポスト前の道は国道296号)

▼ 国道を渡ると右手にお味噌屋さんの「ヤマニ味噌」

創業百三十余年、木桶仕込み味噌の蔵元で百年前から発酵中! 「佐倉のおみそ」

癖のない味、豚汁などの料理に適している…と思う

■ 次は坂道を下りて行きます

▼ 国道に沿ってY字に分岐し下りて行く道が「海隣寺坂」

ガードレール奥が急坂の左カーブになっている

(写真の青い車)

坂から上ってきた車は合流地点で逆走になってしまう危険地帯で「止まれ」「徐行」などの道路標識はない

車で国道側から坂に降りる際には、対向車がギリギリまで見えないので徐行が絶対

▼ 坂入口の道幅が狭い(普通車ではすれ違えない)しかも一方通行ではなく交通量の意外と多くトラックもこの坂を走行する

▼ 坂起点から下るとすぐに左カーブ

歩行者はここを下りて道を渡って歩道に戻らなければならないので、ゆっくり渡っていると上ってくる車に跳ねられる危険が!

▼ カーブを曲がるとほぼ直線

▼ 坂の中腹に看板 「 海 隣 寺 坂 」

■ 名前由来:海隣寺があったことから付いた坂名

旧成田街道の坂で急な坂のため荷車が上れないので後押しする(おっぺす)人夫がいたことからから「おっぺし坂」ともいわれた

(長さ85m 最大斜度10度 高低差14m)

▼ トラックが走っている国道(国道も下っている)に比べると急な下り坂になっているのが分かる

▼ カラオケ洋風居酒屋 シルクさん

急坂の途中にも容赦なくお店や住宅が建っているのがこの街の特徴だ

■ 坂を下り切って

▼ 右折(京成佐倉駅方面へ)で国道へ向かいます

▼国道をくぐり横断歩道を渡ると「歴博」が遠くに見える

▼ 国道沿いの細い路地に隠れ家的お店

BAR&Restaurant Soleraさん

▼ 民具・民芸・茶道・骨董品 のお店

ほてい屋美術店さん (品揃え豊富)

■ 佐倉城域に入ります

▼ この案内標識 (左折)

▼ 国立歴史民俗博物館入口です

直進すると「愛宕坂」を経て建物の入口に至ります

城のお濠の内側を歩きます

▼ 佐倉城は石垣ではなく土塁の城

▼ 緑が綺麗です(真冬は池が凍ります)

■ 城域を出て海隣寺坂方向へ

▼ 茅葺屋根の家がある

▼ その先遠くに見えるのが「海隣寺坂」

(坂を上り市役所に帰ってきた)

■ 市役所の食堂へ

▼ 食堂は地下 階段を下りていく

▼ 頭一つ かがまないと通れない天井が

▼ 事務所?の間の通路を通る (奥が食堂)

▼ お店に到着 (ほぼ社員食堂)

食券制

食堂内

地場産品売り場もあります

▼ 久々の外食 (アジフライ定食)

ご飯とみそ汁は自分で注ぎます

「佐倉米」と「佐倉のみそ汁」は食べ放題 キャベツも佐倉産

食べ終わったら残飯を分別して食器はある程度水で流して決められた場所に分別します。

▼ 地下通路に掲載 

(2019年 障がい者作品展参加作品)

木ようの家

(左)カムロちゃん=佐倉市の元マスコットキャラクター

江戸時代の記録書「古今佐倉真佐子」に城内で毎晩8~9歳くらいの(かむろ)が、書院の杉戸に描かれた絵から抜け出して遊んでいるという記述があったそうだ。

(右)オランダ風車とチューリップの風景

京成佐倉駅~うすい駅間にあり3月中旬~4月下旬にチューリップフェスタをやっています

**海隣寺坂&市役所周辺散歩でした**