恐竜学入門(7)、8/16放送分。
学習メモの抜粋です。
間違いあれば、
私の聞き間違いか、理解不足です。
また、" " 内は感想だったり私が追記したものです。
かなり、省いたのだけど、
長文ですね。
7.発掘調査その2 アラスカでの新発見
・アラスカはなかなか行けない。
遠い、高い。
今は直行便がなくて、米西海岸で乗り換える。
アクセスが良くない。
小型機やヘリコプターやボートで移動するので、
お金がかかる。
国立公園で調査する許可を得るのに、
申請から1年くらいかかるし、申請が通るかもわからない。
調査のキャンプが大変。
一旦キャンプ地に行ってしまうと、
病気や怪我をしたら、
近くの病院とかないから、
耐えるしかない。
どうしようもないときは、
レスキューになってしまい、
凄いお金がかかってしまう。
だから、調査前の事前の体調調整が重要。
あと、安全第一。
・なぜアラスカか?。
昔は陸続きだった、
北米大陸とアジア大陸との、
恐竜の移動の通り道だったから。
・↑非常に寒い環境で、
恐竜が生活できていたか調べるため。
・恐竜時代の地球は温暖だったが、アラスカは、
だいたい、今の札幌の気候だった。
・↑さらに、北にあるので、
日照時間が短かかったので、
食べ物がない。
・↑そのような厳しい環境で、
恐竜が生活できたのか?。
ということを調べている。
・↑講師は白亜紀末(7000万年前付近)の、
調査をしている。
・アニアクチャックの凄いところは、
地層が連続的に地上に出ている。
どの時代のどういう環境に、
どういう恐竜が住んでいたのか、
その生活の変化を、
歩いて調べることが出来る。
・恐竜が歩いていた様子を断面で見れる。
恐竜が歩いていた様子が分かる。
大きさ、群れで歩いていたのか、
その頭数はどれくらいかが分かる。
子供の恐竜も一緒にいたとか。
・恐竜以外の生物のことも分かる。
大きな鳥がいたとか。
・ザリガニの巣穴も見つかる。
この当時は少し温暖だったのではないかと推測できる。
・葉の化石から当時の気温が分かる。
・当時の環境、
エサ、
気温←葉の形から、
降水量←安定同位体から、
も分かる。
・ハドロサウルス科の場合、
川の内陸では子供が多い。
海岸線では大人が多いということが、
分かった。
おそらく、子供は内陸で生活し、
大人になると海岸線に移動するのではないのか、
ということが分かる。
・デナリ国立公園。
広いところから、
数千という恐竜の足跡が見つかった。
・足がめり込んだ爪痕の化石や、
踏みつけられた銀杏の化石が見つかった。
・足の裏の皮膚の跡も残っていた。
・多くのハドロサウルス科の足跡が見つかり、
大人(7-8m)や子供(1.5m)の恐竜が、
集団で生活していたということが分かる。
・夏になったら北上し、
冬になったら南下するという説があった。
しかし、講師たちは、
子供の恐竜がいたので、
定住していた(越冬していた)と考えている。
子供の恐竜では移動が無理だから。
・当時("白亜紀後期?")のアラスカの気温は、
アニアクチャックでは、
年平均13℃程度、年間降水量は800mm以上と、
考えられる。
ノースロップは、
年平均気温は12℃、年間降水量は800-2000mmと、
考えられる。
現在の札幌の、
平均気温は9℃、年間降水量は1000mmである。
だいたい、札幌くらいの気候だと、
考えてもらってよい。
"モンゴルの気温、
降水量はどうだったのだろう?。"
・ノースロップの2000mmの降水量とはどうなんだ。
北海道が1000mm、
東京が1500mm、
鹿児島が2000mm。
南が多いのは、台風の影響。
・↑というわけで、
高緯度のノースロップは、
("台風も来ないだろうから")
降雨量から、
結構湿潤だったと考えられる。
・北米の大型の植物食恐竜は、
ハドロサウルス科と、
角竜類である。
・↑ハドロサウルス科と角竜類は共存していた。
巨大な恐竜にはたくさんのエサが必要なのに、
共存できていたのはなぜか?。
"どういう、
消化というか、
栄養摂取だったんでしょうね?。"
"牛は、
植物を送り込んだ、
胃袋の中で細菌を繁殖させていて、
それを、植物ごと消化することで、
エネルギーを得ているという話を、
webで見たことがあるが、
恐竜はどうだったのか?。"
・一つには食べ物が違こともあるが、
住む場所が違うから。
角竜は、川から離れたところに住んでいた。
・海岸付近では、
ハドロサウルス科は多いが、
角竜はほとんど見つかっていない。
一方、鎧竜が見つかっている。
・ハドロサウルス科は、
海岸線で、
ノドサウルス(鎧竜)の仲間と暮らしていた。
・ノースロップのこと。
ブルックス山脈の北。
恐竜の骨がたくさん出てきている。
パキリノサウルス(角竜)や、
ナヌークサウルス(ティラノサウルス科)や、
エドモントサウルスが発掘されている。
・アラスカは、
ハドロサウルス科は、
アラスカを通って、
北米からアジアに渡ってきたということが分かる、
貴重な場所である。
・角竜は、
アラスカから、
アジアに来ることはほとんどなかった。
(発掘結果から見て)
ただし、シノケラトプス(角竜)というものも発見されているが。
アジアの大型の植物食の恐竜は、
ほとんどハドロサウルス科である。
それ以外にも、
竜脚類は来たが。
"それなんですか?"
・角竜がアラスカを通って、
アジアに行けなかった理由を調査できるのが、
アラスカである。
"毛が生えていなかったとか、
変温動物だったとか?"
・日本や、アジア、アラスカ、北米で、
発掘することにより、
恐竜に関してもっと良くわかる。
・アラスカは行くのが大変だけど、
見つければ新発見である。
・アラスカに発掘調査に行きたければ、
何よりも体力をつけてください。
("子供たちに向かっての言葉")