その一、その二、その三、その四の続き
ロシアのウクライナ侵攻について、アルファブロガー鈴木傾城氏の醒めた見解は素晴らしいので冒頭を紹介したい。
―ロシアのウクライナ侵攻を見て、私自身は素直に「プーチンがウクライナに仕掛けた戦争」と見ているのだが、世の中には「アメリカがプーチン大統領を追い込んで起こした戦争」と考える人もいる。
私自身は「真相」がどうであったもまったく関係ないし、正直言うと興味もない。それがどちらであったとしても私に何の影響もないからだ。
同様に、「ウクライナが善でロシアが悪」なのか「ロシアが善でウクライナが悪」なのかも特に関心がない。やはり私自身は「侵略したロシアに問題がある」というスタンスだが、仮に事実が違っていたとしても私自身には関係がない。
よく考えて欲しい。私だけでなく、部外者の、そこらへんの一般国民が「政治の真相」なんか分かるわけがないし、マスコミもそれぞれ微妙に思い込みとガセネタと情報操作か混じるのだから、ますます一般の国民が「真相」を確信することができない……(4.17)
この辺りが、メディアに容易く洗脳される一般大衆と違い、己は「真相」と知っていると豪語するDS陰謀論者やユダヤ陰謀論者と異なる。私自身も鈴木氏と同じく、ロシア関連の戦争にはかなり関心がある。己の懐に直接関わってくる問題であり、無関係ではないから。
鈴木氏はウクライナ侵攻前から度々プーチンの強権体制を非難、プーチンの忠犬である独裁者カディロフ支配下のチェチェン社会で拉致・拷問・処刑される同性愛者について記事にしている(3.8)。ロシア以上にイスラム社会はLGBTのような性的少数派を迫害しているが、日本の人権団体は例によってダンマリ。
ブログ記事「ウクライナ情勢(6)」には96年にノーベル文学賞を受けたポーランドの女性詩人、ヴィスワヴァ・シンボルスカの意見が取り上げられている。ノーベル文学賞記念講演で、彼女は、この世界の悪党、独裁者、狂信者、煽動(せんどう)家たちが熱心に仕事を遂行するのは、彼らに「わたしは知らない」という謙虚な認識が欠けているからだと指摘したうえでこう述べる。
《彼らは知っているから、自分の知っていることだけで永遠に満ち足りてしまう。彼らはそれ以上、何にも興味を持ちません。興味を持ったりしたら、自分の論拠の力を弱めることにもなりかねないからです》
記事ではモンテーニュの言葉も紹介されていて、モンテーニュは『エセー』第2巻第12章「レーモン・スボン弁護」にこう記している。
《人間の病は、「おれは知っているぞ」という思いあがりである》(関根秀雄訳)
工作員やロシアシンパはともかく、プーチンに肩入れする者たちがこぞって「おれは知っているぞ」という思いあがりに憑かれる傾向が強いのは、やはり類は友を呼ぶようだ。
プーチンが失脚すればロシアは軍事侵攻をしない国になるとは限らない。一応ロシアには複数の政党があるが、他の指導者はそれ以上に酷いことが牛蒡剣さんのブログコメントに見える。
―ポストプーチンとなりうる人物や政党があって軟着陸ができるかなあと思って少し調べたら与党も野党も主だった政治家は帝国主義者しかいない現実に絶望しました。本当にプーチンはあのクソの中では一番マシで1番穏健という酷い有様。そりゃあまともなロシア人はあれを支持するしかないと思いました。
第1野党 ロシア共産党(版図を冷戦時代まで戻す!そして1党独裁! 第2 公正ロシア 社会主義政権の確立 1番リベラルでも失われた領土は・・・・・ 第3 ロシア自民党 ロシア帝国の版図を取り戻す。対日米戦争か公約 ロシアとアラスカは我が領土。東京は核で滅ぼすと公言。
見事にゴミです。これは滅ぼすしかない(2022-04-05 22:40:46)
露骨にプーチンやロシアに肩入れせずとも、ウクライナにも問題があるという声はネットでも少なくない。しかしネットニュース、「「ロシアもウクライナも両方悪い」は不適切。細谷雄一教授の連続ツイートが「WEBで読める決定版と言える論考」と反響」(3月30日)は大いに納得。記事から共感させられた細谷教授のツイートの一部引用したい。
「ロシアの軍事侵攻について「国際法を無視した侵略的な武力攻撃、さらには無差別な一般市民の殺戮は悪」と断じた。一方でウクライナの反撃に関して「侵略から国民の生命を守るために自衛的措置をとる行動は、合法であり正当な行動」と指摘した。」
「その上で「あらゆる戦争が悪であると述べることは、正しいようでありながらも、20世紀の国際法と国際的規範の歩みを全否定すること」と説明。「情緒的及び感覚的に『戦争はどちらも悪い』と論じることは適切ではないと考えている」と綴った。」
「あらゆる戦争が悪であると述べることは、正しいようでありながらも、20世紀の国際法と国際的規範の歩みを全否定すること。道徳的な高みになって、「あらゆる戦争は悪であってどちらが正しいというわけではない」と論じることは、20世紀の平和への努力を蹂躙すること。」
今年の東大入学式で祝辞を述べた映画監督の女が、「ロシアという国を悪者にすることは簡単」という始末。この祝辞には、国際政治学者から批判相次いだことを報じたニュース記事もあり、東大の池内恵教授に至っては、「侵略戦争を悪と言えない大学なんて必要ないでしょう」とまで述べている。
在日ウクライナ人グレンコ・アンドリー氏は、名指しは避けつつ意味深なツイートをしている。
「一番危険なプロパガンディストは、露骨に敵国を弁明する人間ではなく、見方の振りをして、巧妙に、さりげなく敵国に有利な論調を展開する人だと思います。当然、露骨な人間も野放しにしてはいけませんが。」(4月21日)
◆関連記事:「この人はLGBTだから…」
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そのとおり。最早東大のごときは、予算要求に対してすべて「0査定」してやればいい。「必要な研究費はすべてクラウドファウンディングで賄え」でやれば、愚かな研究室は直ぐに淘汰されるはずだ。
>>「必要な研究費はすべてクラウドファウンディングで賄え」
これは名案ですね。実際にクラウドファウンディングを呼びかければ目標に達しない研究室が多いはず。それを知っているから、教育文化の名で国に集り続ける。特に社会学者には活動家としか見えない者が目に付きます。
https://www.ukrinform.jp/rubric-ato/3487973-shengto-sino-chang-suomariuporiwo-fang-weisuru-yu-jun-ren-zhi-zhi-gong-chang-azofusutarino-xie-zhen-gong-kai.html
ある種の思想の人間には、決死の防衛隊などと言う存在がいてもらっては困るのでしょう。橋本氏の主張を見ると、それこそ帝国軍にいきなり降伏したトリューニヒトを思い出します。ウクライナ人のナザレンコ氏が橋本氏を強く非難するのも当然です。
アゾフ連隊隊員による写真なのでプロパガンダも含まれている可能性はありますが、この状況でも兵士が暮らしていたことには言葉もありません。女性も1人写っており、その気骨と胆力が凄い。
かなり昔、夏の戦争特集で硫黄島を取り上げていたことがあります。硫黄島の地下壕だけでも戦争の悲惨さを感じましたが、アゾフスタリの地下はさらに酷い。
橋本は敵軍に早々と降伏するタイプでしょうね。メディアは殆ど彼の上海電力疑惑を報じないし、トリューニヒトよりも始末が悪い。在日ウクライナのナザレンコ氏はもちろん、ジャーナリストの有本香氏も橋本を強く非難しています。
https://www.iza.ne.jp/article/20220318-YXJ3AYJ3NFIR7D7KYVNI3EJPFQ/
https://twitter.com/arimoto_kaori/status/1527588730025889792?cxt=HHwWgMCqgej2irMqAAAA
戦闘員なのか、衛生兵なのか不明です。しかし、大陸国家なら、女性男性に拘わらず籠城者全員が戦闘で協力した歴史もあるでしょう。
アゾフスタリでは足がない兵士も写っていましたが、あの状況で足切断の手術をする状況も恐ろしい限りです。衛生状態をどのようにして保たせているのでしょう。折れた骨を金属で繋いでいる兵士もいますし。
アゾフスタリへの弾薬や物資などの補給はウクライナ側からされていたのですが、補給隊の9割は帰ってこなかったとかで、物資を届ける方も命がけです。辿り着く前に撃滅されていた事例もある筈ですから、こちらも決死隊です。それでも物資を届け続けていたのは勇敢としか言えません。
こちらはマウリポリの女性衛生兵の話ですが、負傷者を救護し続けていたものの捕虜となったそうです。無事に捕虜交換される事を願います。
https://twitter.com/karizo2022/status/1527642897226821632
>在日ウクライナのナザレンコ氏はもちろん、ジャーナリストの有本香氏も橋本を強く非難しています。
ナザレンコ氏が大使館と外務省に連絡すると言ったら、途端に低姿勢になっていましたね。橋本氏は相手が強いと途端に態度を変えるようですが、これで国政に関われたら困ります。上海電力はよく分かりませんが、先日大阪の街中に行ったら、中国人が経営している店がそれなりにあり、観光客でない中国人が大勢いて驚きました。私が通常行くところはこんな様子ではないので、どのような理由でそうなったのか不思議です。
>>大陸国家なら、女性男性に拘わらず籠城者全員が戦闘で協力した歴史もあるでしょう。
日本ではそのような歴史はせいぜい戦国時代か、戊辰戦争の一部程度でしょう。それも大陸国家に比べればかなり短期間です。
足を失った兵士は切断なのか戦闘中に吹き飛ばされたのかは不明ですが、あの衛生状態で大丈夫?と思ってしまいました。非常時での人間は普段以上の耐久力が発揮されるのかもしれません。
アゾフスタリに向かった補給隊の9割が帰ってこなかったケースもあるのは痛ましすぎます。辿り着く前に撃滅されていた事例も多いでしょう。まさに決死隊で、勇敢でなければやれません。このような人々を橋本のような輩は無駄死などと貶すのです。
マウリポリの女性衛生兵はロシア兵も手当てをしていたそうですね。合気道の武道を教えていたとは驚きました。捕虜になった彼女の扱いは最悪の場合、くろ☆ねこさんのリツイートのようになるかも。
「拘束を否定」、、、「いなかった」事として処刑されて埋められてしまう可能性さえありそうで、、、。
橋本のような類は普段は反権力を気取りながら、いざ権力筋が関わりそうになるや腰砕けになる小心者です。弱い犬ほど何とやらで、国政はもちろん市政にも関わる資格はありません。
仙台市長・郡和子が市長補佐官に起用したIT事業会社のトップは、怪しい経歴があることを産経新聞電子版が伝えていました。
https://www.sankei.com/article/20220422-5IHLJOI7N5JHVEJ5L3FOGJXVNU/
もちろん地元紙はガン無視。大阪ほどの大都市ならば、胡散臭い中国人経営の店はかなり多いことでしょう。