トーキング・マイノリティ

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続・震災を利用する者たち その三

2013-03-16 20:40:08 | マスコミ、ネット

その一その二の続き
 管理人クッキングホイルさんは再び“”に、痛烈な反論をしていた。
あなたはリッチな海外の観光地からのんきに書き込んでいるようですが、被災地の現状をわかっているのですか?現地でこの災害は大事なことを忘れているあなた方のために示された神の愛とか、金では何も解決しないからまず祈りましょう、だとか口走ったら殴られると思いますよ。うれしそうに他人の誤りを指摘してる場合じゃありませんよ。恐ろしいぐらい非常識ですよ。(2011-03-21(月)18:33)

 2011-03-22(火)19:10付けの“通りすがり”氏の皮肉も痛快だが、的を得ている。
お金では得られない本当の幸せを知って欲しい ←タテマエ
キリスト教にお金を費やして欲しい ←ホンネ
世の中お金じゃない」と言う人ほどお金に汚いことが多いものです

 この“花”、実はハワイから書込みしていたそうで、“リッチな海外の観光地”と管理人さんが言ったのはそのためである。被災者ではないが一宮城県人の私も、目の前でこのような発言をするクリスチャンがいれば、確実に殴っていただろう。“花”は文面から女と思われるが、顔を激しく殴打され、容貌を台無しにされたら、一生家に籠り神に祈る日々を過ごすのか?“花”の書込みには異教徒への思いやり、優しさが微塵も感じられず、キリスト教徒の隣人への愛を一方的に求めているだけにしか見えない。

 元クリスチャンのブロガー桃栗さんは、信者について興味深いことを述べていた
それから、今から考えれば、大人のクリスチャンの多くは、女性は主婦が圧倒的に多く、男性は公務員、定年退職者が多かったです。要するに、宗教とは生活にゆとりのある人の趣味なのです。

 震災を利用するのはキリスト教団体やその信者ばかりではない。福島原発事故をきっかけに環境や平和運動家が勢いづいている。日本における反核平和運動の殆どは、反日・反米左翼の偽装なのは確実だし、連中はこれまでも中露の核実験や北朝鮮の核保有に関しては全く批判していないのだから。
シェールガス開発を巡る米露の新冷戦」というブログ記事は興味深い。ロシアは「米国のShale gas関連技術革新とそれの欧州への展開を妨害」する戦略を取り、欧州のエネルギー市場を握ることで、勢力圏を確たるものとする目論見なのだ。特に私の関心を引いた個所を引用したい。

要するに、今回ロシア側が依拠する立場は、反資本主義ではなく、環境擁護論なのだ。プーチン氏は、今では他国の環境擁護論のチャンピオンとなっているらしい。この故に、今では、Gazprom社、ロシア政府は、秘かに、西欧のPR会社を使って、環境論者ら、真正の環境団体などに働きかけているのだ。
 これら西欧の環境系団体には、実は昔からの左翼系人が多く、彼らはロシアの原子力発電、或いはシベリアにおける天然ガス田開発事業などに関しては、何ら問題視しないのだ。

 つまりロシアは、「西欧のPR会社を雇って環境論者をたきつける」工作なのだ。あのプーチンが環境擁護論のチャンピオンとは、出来の悪い冗談に聞こえるが、PR会社を雇い、宣伝工作をするのは米露共に同じである。

 東日本大震災後、ネット上には放射能の危険性やセシウムの数値を挙げる書込みが激増しており、拙ブログにもその類のブロガー2人からコメントがあった。1人はeggplantなる者が2011-03-30付で書込みしている(※eggplantのブログは現代閉鎖)。
 それもそのはず、ブログ記事・アフィリエイト記事作成の求人情報で、放射能に関する記事作成依頼があったことを伝えるニュースサイトがあり、1記事500円「出来るだけ、放射能は怖いと思えるような文章でお願いします」という記事作成依頼の存在が発覚している。明らかな煽動家がネットで蔓延っているのだ。
その四に続く

◆関連記事:「反原発、原発支持者の如何わしさ

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