読んで刺激され、新たな記事を書きたくなるブログ記事がある。暫く前に見た「或いは「本当に素晴らしいニッポン男児」!?」はそんな記事のひとつであり、今回の記事名はそのもじりなのだ。総じて女は同性に厳しい性質だし、ニッポン女性が本当に素晴らしいものか、私は時に疑問に感じる。尤も私は根っからの天邪鬼だし、以下はそんな歴女おばさんの意見。
「ニッポン男児」で取り上げられている「「金髪に高い鼻」は人種差別、ANA新CMに外国人から苦情」のニュースは、TVではなく私は他のネットニュースで見て知っていた。ただ、ネットでの反応は件の女性ブロガーを含め「うわっ、みっともない!」と、日本人の白人コンプレックスを非難する意見が多かったのを憶えている。記事では黒人の引き合いがあるが、彼らも公民権運動までは「黒は美しい」どころか、縮れた髪を真直ぐにするストレートパーマをかける者が多かったのだ。現代でも米国黒人の間では白人的な風貌が美しいとされている。
逆に人種差別的と苦情を寄せた白人への怒りや反論の声があまり上がらなかったことこそ、私には不可解だったし不愉快だった。白人の苦情に過敏に反応する姿勢こそ、白人コンプレックスそのものではないか?
もちろん私にも白人コンプレックス皆無という訳ではない。しかし、散々メガネに出っ歯といった実に醜悪な日本人をステレオタイプ化させ、新聞雑誌で量産してきたのこそ白人ではないのか?彼等はそれに対し謝罪はもちろん反省をしたことがあったのか?白人による有色人種へのステレオタイプ化と人種差別表現を黙殺し、ひたすら日本人の姿勢を責める姿勢こそ、病的な白人コンプレックスだろう。それこそ彼らに「日本人のプライドはないのか!?」
外国人(白人)からの苦情に対しせめて、「20世紀後半に至っても、貴方たちは有色人種の特徴を誇張した戯画を量産し続けていた。それを忘れているあなた方の苦情は筋違いだ」という声があまりなかったのは残念だ。
尤も日本のマスコミに日本人のプライドを求めるのは筋違いだろう。男娼か娼婦、売国精神がなければやっていけない業界だし、TV業界に良識を求めるのは酷というもの。「親米保守」を自認するブルガリア研究室さんさえ、「検察とマスコミが米国の道具」という記事を書いており、他国の提灯持ちでなければ締め出されるのが日本のマスコミだから。
白人の人種差別は決して過去のものではない。ブログ『キリスト教の問題点について考える』の2013-11-10付けの記事へのコメントには興味深いことが載っている。管理人さんや常連「巨大虎猫」さんの米国在住時の体験談では、2人とも現地で“グーク”と罵られたことがあるそうだ。“グーク”という蔑称は確かベトナム戦争時に、「東洋土人」という意味で盛んに使われていたと記憶していたが、未だに死語ではなかったようだ。白人だけでなくヒスパニックも東洋人に“グーク”と叫んでいたというから、これだけでも米国の人権意識が知れよう。
「本当に素晴らしい~」にはさらに「本当は怖い?日本の男性」という香ばしいブログ記事がリンクされてあり、ここから一部引用したい。
「日本人の男性は外国人のとくに女性から、相当に危険と思われ警戒されているのですよ。結婚したりカレシにするなんてとんでもない、ということです。日本人の男性が見たら、ショックを受けるかもしれないです…」
“たんぽぽ”なるブロガーが「外国人」の声として挙げたのが、欧米人と台湾人だったのは姑息かつ意図的な印象操作だと私は見ている。たんぽぽ氏の意見は外国人、殊に白人コンプレックスが強い者にとっては効果的だが、そうでない者には失笑モノである。典型的な出羽の守であり、日本の女、殊にマスコミ御用文化人の中にはこの類が異様に目立つ。
たんぽぽ殿は日本人夫と台湾人妻の国際結婚で4組に1組以上が離婚するケースを挙げ、原因は「日本人の「亭主関白」ぶりに台湾人女性がついていけない」という結論を出しているが、私の感想は違う。4組に1組強が離婚ならば、70%以上は離婚していないとなる。半数近くが上手くいかないと思いきや、この結果は私には予想外だった。ちなみに「外国人との結婚ってどうなのか?」というサイトには、日本人女性と外国人男性のカップルは何と離婚率82.3%とある。
たんぽぽ氏のプロフィールに目を通したら、典型的なルサンチマン女だった。「非正規雇用をたらい回しにされたあげく捨てられました」と称し、「センチメンタルにして、世間知らず、それとひねくれものに、人間不信、かな?」と己の性格を分析している。
「永遠の20歳です。(笑)もしかすると、永遠の14歳かもしれない。(爆笑)(いつまでもオトナに成長できない、「お子さま」ということ...)」と、率直に書いているのは結構だが、年増の負け犬ということ。
これでは結婚はおろか、彼氏も仕事も出来ないね…と私は底意地悪く冷笑した。憧れの欧米に移住しても、決して適応できない。尤もたんぽぽ氏が日本人の女とは限らないし、拙ブログにもザパニーズらしき中年女がHNを変えて時々現れる。
その二に続く