他の人の電話の会話が気になる理由 2007.05.26

これは至る所で言われていることですが..........

電車で携帯電話で話をしているとうるさいと良く言われているようですね～。
そしてこの反論として携帯電話の会話よりも目に見える普通の会話の方がうるさいことの方が多いことを上げられています。

しかし心理的な理由から考えるとうるさく感じるのは当たり前のことだと思うんですな。
そもそも会話というのは面と向かって、顔と顔を合わせてすることが普通です。
そして会話の内容が気にならないが会話相手の声も聞こえている事は安心感があるんでしょう。

でも当人以外の人間にとって携帯電話での会話というのは話し相手の言うことが聞こえないわけです。
これは携帯電話が普及する前では独り言以外の何者でもない状況だと言っても過言ではありません。
例えレシーバーのようなモノを使っていても相手の声が聞こえないのですから独り言ですよ。
一応書いておきますが、レシーバーというのは普通は外部スピーカーがついていてそこから相手の返事が嫌でも聞こえてきます。
警備員をしていたことがあるんですが、はたからしてみればけっこう迷惑な話ですよね。
レシーバーの外部スピーカーというのはけっこう音量がありましたからね。

しかし独り言よりもたちが悪いのは相手の言ったことが解らないことからこちらの話し手の言うことしか聞こえないと言うことです。
独り言の場合は途切れ途切れですけど、一言一言に本人自身が納得する自己完結型の意味があるんだな～と解りますからね。
聞こえる範囲での普通の会話でさえ凄いスピードで話が変わっていくのです。
携帯電話での会話というのは、何か状況が変わったなどの要素がなければ掛かってこない事を考えると話の展開も目まぐるしく変わっていくことは簡単でしょう。

ここでおいらが勝手に推察する人間の心理的な事を書いておきます。

・人が相手も居ないのにモノを言うことは不自然だという先入観が絶対に存在する
・人の会話の内容を無意識のうちに聞いている

ということを考えるんですな。
これらのことは無意識のうちに行っていることですので、これらの中で不自然な事が起こるとどうしても気になってしまうはずです。
つまり携帯電話で話しているとはいえ端から見れば脈略のない言葉を発していることは異常なことに写るということで、もしかしたらうるさくない程度の音量でスピーカーを使用して会話の内容さえ聞こえれば気にならないということなのかもしれません。

あくまでおいらの憶測でしかないのですがね。
けっこう携帯電話のマナーにうるさい人の指摘することの問題点はこんな事じゃないのだろうか？なんて考えたんですな。

ところで今日も寝れないですな.........
よって少し寝ます。