伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

まだまだ

2010年07月02日 | Weblog
今日はいつ降ってもおかしくないような感じですね。そんな感じの朝です。

人々は多いが、彼岸(かなたのきし)に達する人々は少ない。
他の(多くの)人々はこなたの岸の上でさまよっている。『法句経』
※彼岸…ニルヴァ―ナ(涅槃ねはん)のことを言う
※こなたの岸…自分の身体を真実の自己と見なす見解をいう つまり生死流転のありさまをいう

身体を大切に扱うことは生きて行く上で大切なことですが、それがすべてではいけないのでしょう。
いずれは使えない時が来て、大地に返す時が来ます。身体だけではなく、すべてを置いて行くことになります。
掴んでもいずれは離さなくてはいけません。わかっているつもりでなかなかできません。わかってないんでしょうね。
それが人間なのかな。