伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

薪割り2

2009年06月19日 | Weblog
湿った風が境内を通り抜けています。くもり空の朝です。午後からは日差しが出るようですね。
昨日は午前中に薪割をしてみました。馴染みの材木やさん(声がでかくていい方なんです)が薪わり斧を持って来てくれ、
薪割の注意事項を教えてくれました。
いや~難しいんですね。初めてなんで腰は引けてるは、持ち方もダメ等々、ダメ出しの連続でした。
なんせ危険なんでよ~く教わらないと怪我しちゃいます。相手も樫の木なんでスコーンとは割れてもらえません。
「ま~慣れですよ」と言ってもらいましたが、怪我をしないよう注意してやってみます。
何でも最初のうちはうまくいかないもんです。あきらめずにやり続けることが上達の秘訣ですよね。
あきらめずにやり通す力こそ生きていく上でとても大切なことです。試練を超えるにはこれしかありません。
薪割の道もひと振り、ひと振り、注意してやっていきましょ!

薪わり

2009年06月18日 | Weblog
風の無い静かな曇り空の朝です。今日はどんな雨が降るんでしょうね。
静かな雨か、激しい雨か…。

冬にむけての薪(まき)の準備を始めました。寺の薪ストーブは只今休眠状態に入っていますが、
来るべきシーズンに向け欠かせない作業です。お檀家さんの家で伐採した樫の木
をいただき、昨日チェンソーで50センチくらいに切り分け、その次の作業は薪割です。
多分油圧式薪割機を借りて割り、機械に入らないような物は斧で割る予定です。
冬のあの暖かい独特の雰囲気をつくってくれる薪ストーブのためにこの時期から準備しなくてはいけません。
一年は乾燥させないと薪として使えないようなんで、次の次の冬用になるかもしれませんね。
あの暖かさを得るためにはこれくらいの作業は必要なんですね。
エコということより、人をどんどん呼んでくれて穏やかな気持ちにしてくれるストーブは、
もともと手がかかるからこそ、素晴らしい暖かな炎で人と人を結んでくれるんでしょうね。

蟻の引っ越し

2009年06月17日 | Weblog
夜中はずいぶん激しく降りましたね。登校前に止んでくれて良かったです。
雨上がりの境内が好きです。洗われたようで輝いて見えます。

二日前から境内を大横断して蟻の大群が移動(引っ越し?)をしていました。
小さな蟻もあれだけの大群になると迫力もんです。
みんながいっせいに進んでいるようでも何割かはその群れの中で逆方向に進んでいます。
ですからウニョウニョして見えて目が疲れてしまいます。
観ていて楽しいというか不思議です。昨夜の雨で蟻たちはどうなっているんでしょう?
あんなに小さくても一つの生命という点では人と変わりありません。
小さい頃はひどいことをしたりしましたが、今はお詫びの気持ちで見つめています。
無事引っ越し完了してくださいね。

安穏に

2009年06月16日 | Weblog
雨は上がっています。寝ている間に結構降ったようですね。
ちょっと肌寒い朝です。

怨みをいだいている人びとのなかにあっても、
われわれは安穏に生きよう。
怨みをもっている人びとのあいだにあっても、
われらは怨みなく安穏にすごそう。
               『法句経』

よい人間関係をつくっていて穏やかな人はたいてい人の悪口や愚痴を言っているのを聞くことはありません。
人の批判・陰口を言う人は、次には言われる側になります。
人にひどい行為をした人は、される側のことがおきます。
優しいことをすれば、優しさが帰ってきます。

怨みなく安穏に過ごして行きたいですね。

安らぎ

2009年06月13日 | Weblog
曇り空ですがうっすら日差しが届いている感じです。ちょっと蒸し暑いですね。
今日は不安定な天気のようです。

心はとても見難く、きわめて微妙であり、
欲するがままに飛びまわる。
智慧ある人は心を守る。
守られた心は、安らぎをもたらす。
              『法句経』
土日の法事ラッシュが始まりますが、忙しさにまかせて心を失わないようにしたいです。
一つひとつの行動が流されることなく、しっかりとしたものにしたいですね。
すべてに心が行き届くことは無理でしょうが、いくらかでも出来るようにしたいです。

実行

2009年06月12日 | Weblog
空は雲が残ってはいますが、さわやかな朝です。日中は陽が差し暑くなるみたいですね。
だんだんと夏に近づいてきているんですね。境内も花の季節は終わり、葉が生い茂る一方です。

うるわしく、あでやかに咲く花でも、香りが無いものがあるように、
善く説かれたことばでも、それを実行しない人には実りがない。
             『法句経』
「言うは易く行うは難し」ということわざもありますが、これが出来る人はなかなかいるもんじゃありませんね。
わたくしにおいても耳が痛いお言葉です。
知識だけを頭に詰め込んでも、それを人のために役立つように使わないと意味がありませんよね。
言葉より実行が先なんでしょうね。そんな一日にしたいな。

最終目標

2009年06月11日 | Weblog
雨の朝です。昨日梅雨入りが宣言されましたから、いかにも梅雨らしい一日になりそうです。
本堂増改築も一通りおわり、職人さんも来ることがなくなりました。
およそ一年間午前10時と午後3時にお茶出しをしていた妻も急にやることがなくなり、ホッとしているような、
何か忘れているようなことがあるような、なんとも落ち着かない感じにも見えます。

子育てはまだまだ終わりが見えませんが、長女・次女が中高生なんでずいぶんと小学生の時とは
手がかかる部分が変わってきています。どんどんと変化し続けていきます。
急にやることがなくなるとガックリして体調や精神面を崩すということはよくあります。
心を落ち着かせることが佛教の最終目標ですから、自分の場合は死ぬまで目標があるわけです。
やることがなくなるということがないので、逆に生きてゆくにはちょうどいい目標かもしれません。
すべて自分の手から離れて行き、この身体も最終的には置いていくことになります。
それまでにいくらかでも心を向上させ、落ち着いたいいものに仕上げて行きたいです。

何処にいたとしても

2009年06月10日 | Weblog
今朝もくもり空です。もうほとんど梅雨ですね。
先日大きなイベントが終わったかと思ったら、翌日から連日忙しい毎日になりました。
なかなか私的な用事で外に出られませんが、5月に水戸近郊にある通称「内(うち)ジャス(イオンモール)」に
初めて行った(オープンして2~3年経ってますが)のが今年上半期の10大ニュースベスト1位クラスではないかと、
昨日いらした会計事務所の方とも笑って話していたくらいです。

昔は休みが取れず、思いように外に出られないことに相当不満をもっていましたが、今は昔ほどではありません。
この境内の中で心おちつかせることの方が自分にとってまず第一に大切なことなんだと思うようになりました。
今自分におかれた環境の中で心落ち着かせることの大切さを今しみじみと感じております。

不満を抱かずに心が自由であれば、何処にいたとしても違いはないのかなと思います。

あきらめず・・・

2009年06月09日 | Weblog
曇り空の梅雨らしい空の朝です。まだ梅雨入りしていませんね。

「一切の形成されたものは無常である」(諸行無常)と明らかな智慧をもって
観るときに、ひとは苦しみから遠ざかり離れる。
これこそ人が清らかになる道である。
                    『法句経』

今朝はこれから出かけて法要をおこないますので、ここで閉じさせていただきます。
諸行無常を知る道のりは遠く険しいです。