サックスと音楽と恋~musique_et_aimer

サックス奏者(マルチに活動中) 
鈴木研吾の日々の生活を綴るブログです。

敬愛なる森麻季様

2009-04-16 23:37:47 | 演奏会レポ
いつかテレビで見たニューイヤー・オペラコンサートであなたに魅了されてからはCDを浴びる程聴き、テレビに出る時は欠かさず見てました。
そんな自分の願い、
『いつか生のコンサートに行きたい…』
長年の夢がとうとう叶ったのです、トッパンホールという素晴らしい場所で。
自分が舞台に立つ訳じゃなく観客の一人なのに緊張していました。
そしてあなたが登場し歌声を聴いた瞬間、私の心は震え、涙が落ちそうでした。
Ⅰ部最後の曲は大好きな曲の一つであり、生で聴く美しさ、迫力と音楽に入り込む姿に心が洗われました。
Ⅱ部は誰もが聴いたことのある曲を織り交ぜてくれましたね。
・オンブラ・マイ・フ
・涙の流れるままに
・さくら横ちょう
・からたちの花
・私のお父さん
など、本当に素晴らしかったです。
特に、あんな言葉が一字一句しっかり聞き取れる日本歌曲は初めてです。
からたちの花はあなたのCDの中で最も好きな曲です。
このあたりから私の涙腺は弱まる一方でした。
『私のお父さん』が終わり、
「あぁ、もう終わってしまうのか」
と惜しみながらの最後の曲は、
『私が町を歩くとき』
まさにあなたの為の曲ではないでしょうか。
誰もがあなたの歌唱力と美貌に嫉妬するでしょう。
その天使のような声、卓越した表現力、神秘的な美貌…。
きっとミューザの星に生まれたのでしょう。
そして割れんばかりの鳴り止まぬ拍手。
数回のカーテンコールを経てのアンコールは『千の風になって』
もう前が見えなくなりました。
私も、私の隣の人も、少し離れた人も、誰もが涙を流しているのです。
こんな贅沢な演奏会は生まれて初めてです。
感動する演奏会はたくさんありました。
しかし、贅沢な演奏会は初めてです。
贅沢、心の底から清まる感覚、その場から動けなくなるような感覚に陥らせたひととき。

ますますあなたのとりこになってしまいました。
次のオペラシティの演奏会も行くでしょう。
今宵もあなたの歌声に包まれながら眠りにつきます。