妹にすすめられて読んでみた。
赤川次郎は以前にも戯れに何作か読んだが、まったく内容を記憶していない。量産型の、無内容なミステリーと称しては辛口すぎるだろうか。
だが、たまに、息抜きで、軽い文章に接するのは心地良いものだ。そんなことをメールで妹と話していたら、すすめられたのである。妹いわく、猫好きなら楽しいかもと。
確かにスラスラと、なんのこだわりもなく文章が流れ、場面が入れ替わり立ち替わりしていくのは、楽である。何も考えず、呆然とテレビドラマを眺めているような…
しかし、筋違いを承知で言えば、文章にこだわりが無さすぎ、人物の描写が弱く、何かシナリオを読んでいるような気がしてしまった。
気分転換にはなるとしても、何らの感動、面白さを与えはしてくれない。
ストーリーはうまく仕上がっていて、よくこういうものを量産できるなと感心はさせられるが…。
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