今月5日6日の土日を利用して昨年ヒメちゃんを連れて遊びに行った草津温泉ペンションブランシェに私の家族と姉と甥っ子の運転で遊びに行きました。台風の影響で東京を出るときは雨が降っていました。川口まで走ってから関越に乗りました。
途中高坂SAでトイレ休憩。雨が降っていたので、姫ちゃんはキャリーバッグの中からだしませんでした。そこから峠の釜めしの横川まで走りました。横川で釜飯を食べている時、姫ちゃんはキャリーバッグの網をガリガリやっていました。昼食後外に出て姫ちゃんをキャリーバックから出そうとしたら、出ませんでした。駅舎の屋根の下で外に出しましたが。鉄道記念館には入りませんでした。雨は降ったりやんだりしていました。そこからペンションまで高速を使わずに走りました。午後3時がチェックイン時間でしたが、3時過ぎにペンションに到着しました。4階と5階に分かれて部屋に入りました。不思議と雨は上がっていました。
私の家族は5階の部屋に。姫ちゃんをバックから出すと、フローリングの床をあっちに行ったりこっちに行ったりウロウロ、昨年来た時と同じように動きまわっていました。外に連れ出して少し歩かせましたが、下が砂利だったので、連れ合いから痛いでしょ、かわいそうでしょうと言われて抱き上げました。しばらくしてみんなで草津温泉湯畑に行きました。ずっと坂を下って、その間姫ちゃんはおとなしく抱かれていました。湯畑で写真を取るために姉に預けました。坂を登ってペンションに戻って、部屋に戻ってから姫ちゃんプールに行くぞと連れだしたのが間違いでした。
プールの水冷たいかなと思ったのですかバシャバシャと水をかけて姫ちゃんをプールの中へ。少し泳いだところで溺れそうになって慌てて引き上げましたが、姫ちゃんはぐったりしてしまいました。息を吹き込んだりマッサージしたりしましたが・・・。
ペンションのスタッフに教えてもらって、甥っ子の運転で北軽井沢にある動物病院までクルマを走らせました。30分かかりました。ついてすぐ事情を説明すると優先的に見てもらえたのですが、難しいかもしれないと言われてしまいました。心臓に強心剤を直接打ってもらいましたが、心電図がピクンピクンツー、ピクンピクンツー。姫ちゃんは息を引き取りました。
ペンションへの帰路につきました。戻ったら連れ合いがもうわんわん泣いて、何でどうしてと泣き叫んでいました。姉がもう精算して帰ろうといったので、食事はどうするのと訊いて、夕飯だけは食べていこうとつれ合いを部屋に残して私達は食べに行きました。なんだか涙が止まりませんでした。姫ちゃんを死なせるために出た旅ではなかったはずなのに、結果的に旅先で殺してしまったのですから。
食事もあまり喉を通りませんでした。昨年11月に、娘と姫ちゃんと来た時にはあんなに美味しいと思った食事なのに。夕食後、精算して帰路につきました。
姫ちゃんごめんね。家についてからもずっと連れ合いは泣いていました。0路を過ぎてから、ペットの火葬と散骨をやってくれる業者に連絡をとって、お願いしたら、引き取りに来られるのが、夕方7時過ぎか、午後11時を回ってもいいかというので、お願いしました。私は寝てしまったのですが、連れ合いはずっと姫ちゃんのお通夜だと起きていました。私が寝たことを罵られました。姫ちゃんの亡骸を抱いて、連れ合いはいつもの散歩コースの親水公園を歩いて、桜通まで行って来たそうです。途中いつも散歩であっていた人に出会って、家の犬は15歳だよ、まだまだ死ぬ年じゃないのに可哀想なことしたねと言われたそうです。
10時を回って、連れ合いと娘は、お花を買いに行きました。業者がなんと10時半にやってきてしまいましたが、後にしてくれと頼みました。まだなにも準備していなかったから。夕方5時過ぎならと言っていたのにまた電話がかかってきて、時間が早まりました。連れ合いが帰ってきてまだ心の準備ができていないのにと泣き出しました。姫ちゃんの使っていたタオルに姫ちゃんをくるんで、郵パックの箱のなかに入れてやりました。箱のなかに小菊と秋桜の花を入れました。聖水も入れてあげました。旅先で上げたおやつも入れてあげました。
業者が、約束した時間よりもずっと早く来ました。姫ちゃんの亡骸を入れた箱をつれ合いが持って、業者に手渡しました。「何日という確約はできませんが、10月の晴れた日に東京湾で散骨する」ということでした。
姫ちゃんを見送ってから、父母やそ父母が眠るお寺さんに報告に行きました。さようなら姫ちゃん。お前のことはずっと忘れないよ。