那田尚史の部屋ver.3(集団ストーカーを解決します)

「ロータス人づくり企画」コーディネーター。元早大講師、微笑禅の会代表、探偵業のいと可笑しきオールジャンルのコラム。
 

チンパンジー研究で分かった人間の子育ての本質〜松沢哲郎氏に聞く

2016年07月28日 | エッセー

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また「春名先生を囲む会」は私のHPに別途ページを作ったので次のURLをクリックしてお読みください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/haruna.html 最新の「春名先生を囲む会」の写真をアップロードしています。この会の趣旨と目的に賛同されるかたは毎月第三金曜日の午後七時半から誰でもOKですから夢庵西八王子店(平岡町)に来てください。正面を右に進むと座敷がありますからその座敷で待っています。なお、料金について変更があります。お酒の飲めない人は2千円にしましたのでお酒の飲めない人もぜひ賛同者となって「春名先生を囲む会」で講義を聞いたり、また積極的に講義をして下さい。

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 今後、微笑禅の会のネット会報は中止し、年に数度の紙媒体での会報を出すことにします。私が小野洋子ほどの資産家であれば年に5千円の会費は無料にしますが、五行歌の会の主宰・草壁先生の言われる通り、お金を出さないと文化は育たないからです。本当に悟ってみたい人は次のurlをクリックして「見性体験記」をご覧ください。http://w01.tp1.jp/~a920031141/zen.html 入会された方には「微笑禅入門―実践篇」(DVD)を差し上げます。もちろん会員から質問があれば答えますので私のメルアドまで質問を下さい。レジュメも作らず睡眠時間4時間で即興で語っています。DVDはボリュームを目一杯に上げて聞いて下さい。wasaburo@hb.tp1.jp (クリックしてもメールが開かないのでコピーして宛て先に入れて下さい)

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 「アウトグループ」という視点

 

——松沢先生は長年にわたってチンパンジーを研究されています。はじめにチンパンジーの子育ての特徴について聞かせてください。

 

「まずその前提として、なぜチンパンジーを研究するのかということをお話しますね。私は哲学科の出身なので、人間とは何かを知りたいなら人間について研究しないんですか、どうしてチンパンジーなんですかとよく聞かれます。そういった問いへの答えとして私が持っているのは『アウトグループ』という視点、つまり集団の外にあるものに目を向けた方がその集団のことがよく分かるという発想なんです」

 

「例えば、日本という国について深く知りたいと思えば、日本の歴史や地理、文化、社会制度を学びますよね。でもそれだけでは分からないことを理解するために、すごく手っ取り早い方法は外国に行くことです。例えば韓国、中国、台湾や東南アジアの国々について知ることで、日本という国の特徴が見えてきます。同様に、チンパンジーのことが深く分かれば、人間とチンパンジーの何が似ていて、どこが違うのかが分かります。人間ではないものに目を向けることで、人間とは何かがはっきり見えてくるんです」

 

——チンパンジーのDNAが人間に最も近いことはよく知られていますね。

 

「DNAの塩基配列は1.2%しか変わりません。もちろんDNAだけではなくて、形態から言ってもチンパンジーはニホンザルよりも人間に似ています。これはあまり一般の人に知られていない重要な知識ですが、ヒト科は4属なんですよ。サル目ヒト科の中に、ヒト属とパン属(*1)、ゴリラ属とオランウータン属があります。私がチンパンジーのことを好きだからそう言っているのではなくて、これは現在の生物の教科書にも、動物に関わる法律にも明記されていることです。21世紀の世界では学問上も法律上も、チンパンジーはヒト科なんです」

 

——人間とチンパンジーの親子関係はどのように違うのでしょうか。

 

「結論から言うと、大人たちが協力して子どもたちを育てる、それが人間の子育てです。チンパンジーは『シングルワーキングマザー』で、お母さんがほとんど一人で子どもを育てます。授乳期間が4年ほどあって、その間はずっと子どもを抱いて寝るので、母子関係は人間よりもずっと緊密です。一方、お父さんは群れの中にいるんだけど、基本的に子どもとの関わりは少なく、他の群れから攻撃された時に守ってくれるくらいです。群れの中に複数の男性がいて、誰が子どものお父さんかは分からないので、私は複数形のsをつけて『お父さんズ』と呼んでいます」

 

「男性と女性の子孫を残すための戦略が、人間とチンパンジーでは異なるということです。チンパンジーの女性は排卵期になるとお尻をピンク色にして主張し(*2)、多くの男性とセックスをします。一人の子を育て上げてから次の子を産むので、出産間隔は5~6年で、年子や2歳離れた兄弟姉妹はいません。もし人間が同じようにしていたら、生涯で4人ほどしか子どもを産めなくなってしまいます。そこで人間の女性は、子どもたちを次々に産んで、パートナーにも子育てを手伝ってもらう戦略をとったのです。人間の女性は排卵の時期を隠すように進化しましたが、これは『他に行って子どもを作ったら、私も同じことをするかもしれませんよ』という男性へのメッセージと捉えられます」

 

小さな弟妹の面倒を見る行動はサルにも見られる(姉に背負われるリスザルの赤ちゃん)

小さな弟妹の面倒を見る行動はサルにも見られる(姉に背負われるリスザルの赤ちゃん)

 

——男性が他の女性のところに行ってしまうのを防ぎ、子育てへの協力を取り付けるということですね。

 

「そう、子育てへの協力を取り付けるように女性は進化してきました。だから人間は霊長類の中でめずらしいくらい、一夫一婦のきずなが強いサルなんです。さらに、一夫一婦におさまらないのも人間のユニークなところです。チンパンジーは閉経の時期と寿命がほとんど同じだけど、人間の女性には閉経後も長い人生があります。すでに子育てを経験したおばあさんが娘を支え、おじいさんもそれなりに助けになる。日本ではほとんどなくなってしまったけれど、ベトナムなどの発展途上国に行けば、おんぶ紐をつけて小さい弟妹の世話をしている子どもの姿も普通に見られます。人間の子育てでは、複数の手のかかる子どもたちをみんなが協力して育てるんです」http://eduview.jp/?p=1496

 



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