今日は初めてのウレタンクリヤーをガンで吹きました。
前回のオレンジ色を吹いて、まだ塗装を吹ける養生している状態なので、現状にてクリヤーコートをする予定で上塗り終了している部品達も塗ってしまえとなったのです。
ウレタンクリヤーについては、諸先輩方から「難しいよー」と耳打ちされていたので、どうなるだろうとドキドキでした。
私なりの調査として、またまた、遠い知人の鈑金屋に「ウレタンクリヤーって塗るの難しいんっ?」って、聞いたところ。
「吹き付けるだけだから簡単やろ。スプレーガンするだけや。」って....
そりゃわかっとるわい。
というボケ突っ込みの中で....
「透明なので染めた感が無く、塗りすぎに注意。なにげなく拭いていると鼻水垂れになるよ。」
「初心者にはクリヤーって塗料スペック通りだと粘度が高いかも?粘度が高いとすぐに乾きやすく、大きい部品を塗っていると、一周して最初の部分を重ね吹きしようとしたら乾いているかもよ。ついてはメーカースペックより、ちょっと多めにシンナーを入れた方がいいかもよ。」
「メーカースペックよりシンナーを入れた時は、ガンのエア圧を少し落としてね」
「クリヤーは日光の下より、ちょっと暗がりで吹いた方が、塗った感じがわかりやすいよ」
「ガンはなるだけ近づけろ。遠くから吹くと白く曇りやすいぞ。もし曇らせた時は、その上から再度クリヤーを厚塗りしろ」
といったことを、丁寧にアドバイスしてくれました。
私が今回チョイスしたクリヤーは、関ペのSUクリヤーというものです。
もちろん2液ウレタン塗料です。クリヤーのランクとしては中級品。つまり一般グレードですね。
鈑金屋は、「メタリックやパールの外装なら高級グレードのクリヤーを使え。エンジンルームや内部パーツなら耐ガソリンコート目的で美観追及ではないから中級グレードで十分やろ。しかし、変なメーカーのやつや、異様に安いグレード(建築用向け)等は耐ガソリン用途ではない可能性が高いから避けろ」と教えてくれたのです。
さて、鈑金屋のアドバイスどおりに、シンナーをちょっと入れて、とろみがない状態のクリヤーを作ってみました。
それを吹いてみて....
おおっ、水で濡れて行くみたいだー。
透明なので塗った感が無いかも?とのことでしたが、私の目には十分わかります。
まるで霧吹きで濡らしていく感覚です。しっとりと濡れていきます。
ささっと吹いて5分休憩。
この5分間で、塗れた感が、ヌラヌラと怪しい光沢に変化して驚き。
その上に、再度クリヤーを吹き付けすると、またしっとりと塗れた感になっていきます。
そして、5分休憩で、ヌラヌラとした淫靡な光沢へ変化。
3回目のクリアーで、もうヌチョヌチョいいそうな淫靡でテラテラな光沢へなりました。
うれしい限りです。
このウレタンクリアーの光沢ってすごいです。単にガンを吹いただけでこのヌラヌラ感が現れるなんて。
嬉しくて、早速鈑金屋に電話報告したら、鈑金屋は忙しいとこだったらしく「つまらんことで電話すな」って怒られた。
まぁー、気分よく本日は終了。って後片付けしていたら鈑金屋より電話が....
淫靡なヌラヌラについて確認したら、「それが中級品なんだよ。そんなもので満足したらあかん。高級品はガラスのようなスッキリしたクリヤーなんだよ。中級品グレードでもガラスのようなクリヤー仕上げにできるようになったら一人前やでー。高級グレードなら素人でもガラスクリヤーや」とのことです。
ふーん。このヌラヌラ仕上げはそうでもないのかー。と、ちょっとがっかりです。
でも、私はこれでも十分です。
だって、ラッカースプレーのクリヤーだとこんな光沢でませんよ。
ラッカーのクリヤーってビニールを貼りつけたような仕上げでしょ。光をかざしてもいまいちの光沢だもんね。
それがアクリルだと、テロテロのヌラヌラって、もうなんともかんともです。
どんなヌラヌラかについては、一晩放置して、明日に写真撮影して、皆さんに見せますね。
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