なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

R-2君、初めてのPOR-15塗り

2015年04月21日 22時51分06秒 | 車弄り、スバル R-2 (360cc)

本日のスバルいじりは70分でした。

なんだかんだと仕事して、時間が取れたのが夕方の5時30分から。

いやー、また中途半端な時間だなー。と思いながらも、少しでも天気が良いときはスバルいじりを進めねば。

ということで、、もう外が暗くなりはじめているのに、スバルの元へレッツゴーです。

 

POR-15の初体験です。

いつものことですが、初体験って気分がワクワクしますよね。

これを、おっくうに思い出したときが、ロートルに変貌するタイミングだと思ってますので、いつもワクワクするように心がけるのです。

 

いろんな方から、「お前、何いってるの?ガラクタいじりにはPOR15は常識でしょ。錆甲冑スバルをいじっていてPOR-15を使ってないの?」といった感じで、今まで指摘されていたんです。

いやー、そりゃー興味ありますよ。

でもねー、今のスバル錆甲冑のえげつないサビ部分は、間違いなく黒くてテカテカで硬い塗料の下なのよね。

まさに、黒色塗料を塗ったから腐食したのではないかという状態だったのよ。

そして、この黒色塗料がPORではないかと私は疑っていたんですよね。つまり、PORって本当に?どうなん?という疑問符がいっぱいだったのと、なんといっても価格が高いのが避けていた理由でした。

それと、ネット通販で買うと送料がねー。というのもありましたし。

黒色塗料の下にサビがある件については、レストアしている先輩二人に確認してもらった限りでは、「前オーナーがサビをまったく削らないでPORの効用を勘違いしてそのままPORを塗りたくったからやでー」という意見で一致したので、そうなんだろーと考えることにしました。

(要するに、前オーナーの手抜き仕事でサビを隠すのが目的のタッチアップべったりだったという解釈です)

通販で送料については、車でお手軽に行ける距離に、アストロプロダクツができましたので、そちらの店頭で入手可能になったので解消です。

ということで、塗ってみなければわからない。黒色の2液ウレタン塗料を小売購入するのとそんなに価格が変わらないということで初挑戦してみました。

 

POR15については、ネットでいろんな情報を入手していたので、それも、私が実感する限りでどうたったかも記しておくことにします。

私がネットで集めた情報は....

1.手についたら、すぐに溶剤で洗浄しても取れない。

2.塗料缶の蓋が、塗料が食いついているのでとても硬い(新品はメーカー出荷時から長いこと開閉されていなので初開封が一番硬いという情報もあった)

3.使用した刷毛や筆は溶剤で掃除できないので廃棄するしかない。

4.塗料が良く伸びる

と、いったもの。

乾燥したら艶々になるとか、硬い皮膜になるとかは、本日にはわからないので、それはまた今度ね。

 

では、本日に用意したもの。

塗料はPOR-15の一番小さい缶です。

塗料を小分けで使うための紙コップ

塗料をすくうためのスプーン。このスプーンは塗料缶の中に入れる必要があるため、小さいものを用意すること。

100円ショップで30本いりとかであるレジャー用の一番安いプラスプーンを用いてます。

筆は、使えなくなるとの前情報より廃棄しても惜しくないようなやつを準備。

100円ショップでいろんなサイズが5本ぐらい入って100円で売られている安物筆です。

筆は塗料の粘度が不明なのでナイロン毛を用いてみました。尚、塗料の粘度がゆるいならブタ毛、粘度が硬いならナイロンというのが私の方針です。さらに溶剤のきついものはナイロンを侵して毛が抜けたりもするので、溶剤のきつい塗料はブタ毛をセレクトという感じです。

まぁー、今回はどういうのかわからんので、どんな塗料でもたいてい無難にいけるナイロン毛でいってみます。

一度蓋を開けると、塗料が淵についてそのまま閉めると、次は2度と開かなくなるという情報がネットで蔓延していたので、先駆者の情報どおりに蓋の間に挟むラップを用意。

それも緩いラップがいいかなと思って、いつも仕事で用いるストレッチフィルムを用います。尚、この細い幅のストレッチフィルムは100円ショップで売られていたりします。

ここまでで用意した物を説明終了。

 

では、実際の作業に入ります。

塗料缶を開けたら、塗装終了して、塗料缶を閉めるまでの写真はありません。

というのは、塗装缶を開けたのが夕方の5時45分からです。急がないと夜の帳が降りますので撮影しているゆとりがないのです。

ネットでうわさの塗料缶が硬くて開かないという情報です。

私はこれに思い当たるところがあるのです。

というのは、舶来製の塗料缶や油缶といったスチール缶の品質制度が良くないということです。

品質制度がイマイチだったりすると、開閉口が密着するように、少しきつめに設計されてます。そして、きつめの開閉口だとメーカー出荷時に蓋を閉めにくいとかがあるのか、スチール自体が柔らかかったりするのです。

つまり、柔らかめの鉄素材で、開閉口がきつめに設計しているスチール缶が舶来物に多いということ。

それも、小さい缶になるほど海外の品質管理は大変なのか、ばらつきが多いようで接続口を窮屈にしているように思えるのです。

って、これは、私が今までプラモデルや、DIYで自宅いじりしたりして得た経験則なので偏っている可能性も高いですけど。

その品質がイマイチのスチール缶を使っていないかの簡単確認法です。もちろん私のいい加減なノウハウなんですけど。

缶の蓋と淵を金属なもので軽く叩いてみる。そして、缶の蓋中央を指で軽く押してみるです。要するに打検です。

私が購入したPOR-15は、とても柔らかいスチール缶でした缶の蓋中央を指で軽く押して蓋がたわみますね。さらに缶本体部分で上の蓋がかみつくリブ部分も柔らかい感じです。

ということは、蓋を開けるのに苦戦することが確定です。

何故に苦戦するかというと、スクレッパーでこじ開けるのですが、スチールが柔らかいと、こじったときに一緒に伸びるのですよ。

つまり、こじってもこじってもスチールがふにゃふにゃなので、はがれにくいということです。

やれやれと思い、スクレッパーを差し込んで、日本製の塗料缶を開ける感覚でこじると、案の定でスチール缶が歪んでリブが曲がってきました。

これって、意地になってマイナスドライバーなんかで力強くグサッウリッってやったら、蓋のリブが裂けるというパターンになりそうです。

私の経験則のローテクを使います。

缶の上に手を添えておいて、ドライヤーで蓋の淵をあぶります。

あぶりすぎては駄目ですよ。ちょっとあったかいかなー程度にあぶっておいて、スクレッパーでこじると、アレレって感じで開き始めました。(あぶり過ぎないように温度管理するために手を添えるのが重要です。手で缶の温度を感じていてね)

さて、蓋を開けてから淵のかみ合わせ部分を確認です。指を触れるのがちょっとイヤだったのですが、念のため指を入れて蓋のあわせ部分の硬さ確認です。

うん。指でモミモミしてスチールが柔らかいのを確認しました。

さて、ここで気づきました?。私は指を入れたんですよ。缶の淵に....

新品の塗料缶なので塗料は沢山入っております。

はい、指が黒く染まりました。

ついでなので、塗料上澄みと思われるものが付着した指を、人差し指と親指で擦って粘度確認です。さらに爪についた塗料の感じで、どんなものなのかも確認しておきます。

上澄み(つまり薄め液が多く黒色顔料が少ない液体かな?)での確認ですが....

塗料は超ゆるい、まるでサラダオイルです。

ゆるいので、指紋の隙間はもちろん、爪のスジまで食いついてます。

では、このタイミングで指の腹をキッチンペーパーで拭き取ります。

フムフム。黒色は透明溶剤の上に浮いているというか元気良く泳いでいるんだね、概ね黒色は取れて、指紋の隙間や爪の隙間に色の薄い塗料(つまり上澄み)がしつこく食いついてます。

ということは、黒色はあまり意味の無い顔料(色をつけるだけのもの)で、この溶剤成分が味噌なんでしょうねー。

と、指2本をしっかり汚しました。爪の中まで染まってます。

ここで、次の実験です。手についた塗料はすぐに溶剤で洗っても取れないという情報について確認します。

私の脳みそでは、手についた塗料はすぐに的確な対処すれば全部取れると思っているんですよ。

先の実験iにて、粘度がゆるいことより、浸透反応させるものより洗い流す系のものがいいと思います。

さらに、塗料のにおいより、俗に言う「塗料薄め液」「刷毛ペンキ洗浄剤」より、機械油系ないしはトルエン系のどちらかの溶剤に反発反応しそうな予感です。

まずは、いつも2液ウレタン塗料の掃除に使っている「ラッカー薄め液」で洗ってみました。

はい、簡単に綺麗に塗料が落ちました。めっちゃあっけないです。

洗い流した薄め液を紙コップに受けていたので、それを確認です。

ラッカー薄め液とPOR15は完璧に分離してまして、POR-15が油汚れ状に上に浮いてます。(反発反応ですね)

ふむふむ、ラッカー薄め液のほうが素材(指に)になじむし、分子構造的にPORより小さいということかな、PORより下の素材との隙間に入るってことですかねー。まぁー、こういったベンゼン核とかの構造の違いは私にはよくわからんけど、結果はこうなりました。

テストはしてませんが、この感じだと、ホームセンターで安く売られている、塗料薄め液は反応しないと思います。塗料薄め液ではなく、ラッカー系のものでないと駄目だと思いますよ。

もう一度、実験してみよう。って、中指を突っ込んで塗料の底まで攪拌してみました。

はい、中指が真っ黒です。これで攪拌した濃い色の塗料が付いてます。

爪の表面を確認してみます。

うーん。この塗料って黒色だからわかりにくいが、透明度が高いねー。

つまり、溶剤の中を黒色粒子が動きやすいってことだねー。

1分ほど放置していたら、爪の上で黒色の薄いとこが(黒色粒子が低い部分に流れたところ)が出てきました。

いやー、こいつは透明感高いぞー、色の目を揃えるのが難しいかもよ。と憶測です。

シルバーのPOR15を買わなくてよかったー。こんなに顔料が動くのなら刷け塗りでメタリックな色の目を揃えることはできないと思うのよねー。なんとなくシルバーを避けたのはジャンクな感のなせる技ってとこでしょうか?

さて、今度は、業務用シンナーという代物で洗ってみます。ヤフオクで超安売りされている再生シンナー、つまり粗悪品ってやつを用いました。

皆さんが取れないというのは、ホームセンターの薄め液とか、この業務用シンナーで洗ったんじゃないかな?

多分、私の推論では、業務用シンナーでは塗料が落ちるのではなく、塗料が薄まるんだと思うのよね。(溶解反応)

ということで、業務用シンナーに中指をつけました。はい塗料が解けだして薄くなりますが色が落ちるわけではありません。

色が薄くなって、薄くなった分隙間に浸透していきますねー。ってことで、塗料を逆に密着させているような感じです。みなさんこういうので手の洗浄してるんじゃないの?

あーあー、中指が薄い黒で染まっていくよー。

ってことで、ここで次の手は、パーツクリーナー。それも速乾ではなく、安物系のいつまでも綺麗な油が浮いているようなやつ。

冷たいですが我慢してそれを指に吹き付けてみます。キッチンペーパーで吹くと、あらら、やっぱり綺麗に取れますねー。

それでも、先のラッカー薄め液ほどきれいにはならなかったので、もう一度ラッカー薄め液で中指を洗浄して塗料は落ちました。

もちろんですが、これだけ溶剤で手をいじめましたので、指先の皮脂は綺麗に脱しされて白っぽい指になってます。ちょうど塗装素材に触れるのにいい感じの指になりました(笑)

ガキのときのプラモデル作成からで、塗料を使うときは、自分の指で粘度確認して、親指の爪にマニキュアのように塗ってみて、どうなるか確認してみないと気がすまなかったりするのよね。

その悪い癖が残っているのよねー。

 

さて、本日の塗装物です。

リヤアクスルシャフト達と、リヤブレーキのアンカーブロックです。

グレー色なのは、サビ取り後にサビ止め塗料(エポローバル)を施工して乾燥している状態です。

つまり、エポローバルの上にPOR-15が食いつくか?です。

夢中になって筆塗りです。

塗料がゆるいので筆塗りはお手軽でした。ナイロン毛は失敗だったかな?ここまでゆるいのならブタ毛の方が扱いやすいかも?

塗った感じは、ちょうど書道です。まるで墨汁のような感じで塗れます。それだけ塗料がゆるいです。

塗料がゆるいので、こんもり塗ったら塗料だれします。塗料だれのまま放置したら中で黒色顔料が移動して色の濃淡が現れます。

なので、筆で伸ばします。ゆるい塗料なので筆ムラはでませんが、なんか塗った満足感のない感触です。薄い塗膜を作るように塗るのです。

「塗料がよく伸びる」というのはコレのことをいっているのでしょうか?

私にしたら、塗料がゆるいので流れて塗膜が薄くなる。さらに素材への食いつきもイマイチで流れやすいという感じに取れるのです。まぁー、ホームセンターで特売されているコッテリ油性ペンキと比較したらそりゃー緩くてしゃぶしゃぶなので伸びるという表現になりますねー。

ひととおり筆塗りしてから、再度確認すると、塗料内部で顔料が動きやすいだけあって色むらができてます。色が薄くなっているところ(つまり塗料が移動して薄くなっている箇所)に、再度タッチアップのように加筆します。

加筆するとたいていは刷毛ムラになったりするのですが、この塗料は乾燥が遅いのかじっくりなじむんですよね。

この、ゆるい塗料で、乾燥が遅く、加筆してもゆっくり溶け込むタイプって?やっぱり1液エポキシのような感じに思えます。

1液エポキシなら、乾燥するときに縮んで硬くなっていくだろうから、ある程度の色むらも縮んだときに解消されるんだけどねー。さらにゆっくりと縮みながら乾燥することで、肉厚のテラテラ皮膜になるはずなんだけど。

これって、まさにPOR-15の能書仕上げだよねー。やっぱり、1液エポキシウレタンだったりするのかなー。

そうそう、エポキシだったら紫外線に弱くて2年ほど日光を浴びたらフケのようにカサカサに剥がれると思うけど。

って、これも紫外線は駄目っていう能書に合致しているなー。

こういった成分系については、塗料缶になにも記されていないので、私の中では謎のままの推論で終わります。

触指乾燥に至らなかったので、裏側にあたる部分は色塗りできず。次回の作業になります。

アンカブロックの小物達は、プラモデル作成で通称「猫の手」の代わりとなる洗濯ばさみに応援してもらって、こんな感じで乾燥です。

筆は、ラッカー薄め液で洗浄して、なんなく綺麗になりました。

さて、この黒色がどうなるかについては次回にわかりますね。

エポローバル仕上げにの上にPOR15が食いつくかにについては、1週間後ぐらいまでにPOR-15の皮膜が割れてくるかで判断できると思います。

以上、初めてのPOR15でした。

 

そうそう、いろいろと私の推論を書いてますが、本当に正しいかどうかはわかりませんので、鵜呑みにされないようにお願いします。

単なる、無知でド素人のおっちゃんが、プラモデルの延長感覚でした作業を感想として書いているだけなので、間違いや勘違いが多々あると思います。

「バカなことしているなー」とか「それは間違いなんだよ。クックッククク」と笑いながら読んでもらえたらと思います。

もし、私の施工を真似してうまくいかなかったとしても、原因はなにかなんてわかりませんので、参考情報にされる方は自己責任でお願いしますね。


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