スバル弄りが物理的にできる状況ではなくなりました。(理由はスバル保管場所がスクラップ置き場状態になったから....)
いやいや、事務所でできるスバル弄りをしろよ。と突っ込まれそうですが....
持ち帰れるスパルの部品が、とりあえず放り込んだガラクタのさらに奥のダンボール箱に詰まっているのです。
そこへたどり着くためにはガラクタを一度外へ出して云々なので、おいそれとできないのです。
まあー、スバル弄りは作業できるようになったら再開しますので、スバル弄りの悪戦苦闘を楽しみにされている方(私のブログ読者はスバル弄りを見ている人がほとんどのようです)はそれまでまったください。
なので、今日はスバルネタではなく、久しぶりにオーディオなんです。
スバル繋がりの方にはつまらないかと思いますがおつきあいください。
私の耳で聴いた感想をツラツラと書きますが、単なる個人の意見と笑い飛ばしながら読んでください。
音の嗜好に思考に志向に指向と、いろんな「シコウ」を音に求めるのですが、それは各人まちまちなのです。
ついては、なが~ンの耳は腐っているなー。と馬鹿にしながらでいいので、こんな意見をいう人もいるんだねー。とお考えください。
ではでは....
本日にオーディオ遊びするターゲット機器ですよ。
マランツ CD-16D というCDデッキです。
実は3月にひょんなことから縁があって、まもなく粗大ごみにされそうな個体と出会ってしまったのです。
持ち主だった人が亡くなって、家族が財産を片付けするときに、誰も欲しくないという非道なあつかいをされたデッキです。
もちろん私が名乗り出て、めでたく我が家にやってきたのです。
しかし、私の自由時間はスバル弄りに費やしてたので、ずっとオーディオ墓場の手前に放置プレーだったのです。オーディオ墓場ラックにすでにデッキが満載でこの子か居座る場所がなかったのです。
棚の手前に放置プレーです。嫁にも後輩にも「この冷たい金属片付けてよ」とあしらわれていた次第です。
それをやっと音出しして楽しんだということです。
本日に本格的に音を楽しみましたが、本領発揮してもらうために、実は日曜日からいろいろと鳴らしてます。
昨晩にいたっては電源線の組み合わせも堪能しました。
ということで、私の耳では、そろそろ本領発揮しているだろうと感じ取って、まじめに音を楽しむということなんです。
そうそう電源線についてです。
このCDデッキは、脱着式の三芯コネクタ電源ケーブル(パソコンによく使われているやつ)を採用してます。
つまり電源線をいろいろと変更して楽しめるというか、ケーブル選びで苦悩するオマケまでついているのです。
仕事がら電源線はいろいろと所有しています。(廃棄するOA機器、通信機器、医療機器等からケーブルだけもらうのです。)
とりあえず、突入電流良好定番の大型レーザープリンターの電源線でテスト。
それを基準にして、細い線、太い線、ニッケルメッキプラグ、金メッキプラグ、真鍮プラグとやりくりしまして....
やはりというか、私の手持ち電源線では、真鍮プラグで電源線極太曲げるのが硬いやつが良い感じの音を出すとなりました。(ちなみに、米国製のルーター、ないしは、SUNのキャビネットサーバー、または、昔のオフコンの電源線の類と思います)
ちなみに医療用ケーブルって、無垢真鍮だったりしてスピード感たっぷりの音を出す傾向にあるのてすが、いかんせんケーブルが細いんですよ。ケーブルが細いと低音が濁り気味に感じます。そうなると、アメリカンな規格の極太電源線でプラグにメッキ無しがいいように感じるのですが...私の耳が馬鹿なのかもしれません。
何回かオーディオネタを書いているのですが....
どういう機器構成で聴いたのか書いてくれと指摘がありましたので、私のポンコツ機材を書きますね。
CDデッキ
マランツ CD-16D (今回の音出しお楽しみ機器)
YAMAHA CDX-2200 (メインシステムで稼働)
アンプ
ONKYO A-919 (メインシステムで稼働)
Technics SE-M100 (事務所で稼働)
ONKYO P-309+M-508(シリーズが揃ってないのは激貧だからです。M-509を入手したらメイン機になるんだけどねー。今はオーディオ墓場棚で陳腐してます)
Victor AX-Z911 (オーディオ墓場棚に死蔵)
スピーカー
DENON SC-5000 (メインシステムで稼働、でかい重い、我が家で冷蔵庫スピーカーと言われている)
スピーカーケーブルの銘柄は失念してます。
こんな感じで過去の機材を寄せ集めたポンコツ構成で楽しみました。
アンプが何台も出てますが、アンプをとっかえたくなるぐらい、今回のCDデッキは色めきたったのですよ。
さてさて、オーディオ好きな方が大好きな音の感想ですよ。私の腐った耳での感想です。
マランツといえば、独特のマッタリしてゆったりして、室内をほんわりとする空気感に満たしてくれる音色が特色だと思います。
今まで、何台かマランツのCDデッキ、アンプと遊びましたが、ほとんどがその傾向で私の嗜好ではなかったのです。
なので、今回のCDデッキもあまり期待してませんでした。その証拠に入手してから4か月ほど放置プレーしていたんです。興味があったら率先して音出し遊びしているってば....
とりあえずの音出しをして、私の耳は疑ってます。
「これマランツの音じゃないね。ヤマハの音でもないし、なにか別の機械をつないでたっけ?」という感じでした。
そのぐらい私の中ではマランツ色を感じない音が出たのです。
ともかく力強い音が出たんです。キリリとした低音がビシッと1本通ってます。マランツ独特のぼんやりゆったり太い低音ではないのです。
そして、ボーカルが「ポッ」と目の前に浮かび上がるのです。
ええ~っ。これってマランツじゃないよー。と、心の中で嬉しい声を上げるのです。(マランツ系の黄昏サウンドが好きな人には失礼な文言を書いてます。お許しください。)
ささっと数枚のCDを聞き流して、このデッキの雰囲気をつかみます。
音像はしっかりと結んでいる。音の存在感くっきり、ボーカルが艶めかしくねちっこい。囁き系ではなくボーカルが暑苦しいのです。ついてはジャズの女性ボーカルは、艶々でなんということでしょう。
って、この傾向ってサンスイじゃん。サンスイサウンドなのかよ。と思いつつも、サンスイにはない高音の煌びやかさがあるのです。
そして、すごく聴きやすい。聴きつかれしない。って、聴きやすいってことは...
と、ダメだしを出す前に、もしかしてアンプで音色が大きく変わるか?組み合わせか?と、マランツ君になにか期待を持ってアンプを変えてみることにしました。
それで4台のアンプを通したのです。うーん。まーねー。もちろんアンプが変わるので音が変わるのですが、感じ取った音色はどのアンプでも同じような表現でした。ということで、これがこのCDデッキの色ということですなー。
本格的に音を嗜む前に(ここまでは予備段階です)、今までのことをまとめます。
マランツ独特の黄昏サウンドの気配無し
ボーカルが目の前に浮き上がり、熱くねちっこく歌い上げる
高音域が煌びやかに感じ取れ、そのためか華やかさが出てくる
スピード感もあり音切れも良い傾向に思える
音の存在感は抜群で像を綺麗に結ぶのだが、空気感はまったく感じ取れない。
一聴してアコースティック向きかと思ったが、ボーカルが浮かびすぎなのかギターやピアノの存在感が薄れている。というより、カラオケの前で歌手が熱唱に感じてきた。
部屋に生音の気配はまったくなく、全体に音楽が流れてスピーカーの前にボーカルだけが出現する。つまり、とてもきれいなオーティオの音で歌手が歌うような、そんな感じになった。
って、あれれれ...生音の気配がないや。ボーカルの前後に楽器の位置関係が出現してもいいと思うんだけどなー。
熱唱を感じるのだけど、囁きや吐息は感じないのよね。艶っぽく感じて歌手の存在は浮かぶのだけど、歌手の空気感というか雰囲気があらわれない。
つまり、私の中でなにかが足りないとなったのです。
多分ですが、余韻が無い。楽器の音がスーッと消える気配がない。もしかしたら音が少ないのでは?
となると、ピアノ、ギター、ディスコ系打ち込み煌びやかキレキレサウンドでチェックすべきです。
これは、私の比較方法なのですが....
単に良いと感じたことには、ただそれだけで興味無し。
すごく良いと感じたら、何故良いと思ったのか追及します。
不満に感じたときは、自分が抱いている音よりレベルを低くとらえているはずです。つまり自分の基準音に達していないなにかがあるはずで、それを探ります。
いつも聴いている音と比較しますよ。
YAMAHA CDX-2200 と鳴らし比べします。
本日に比較用にまじめに聴きこんだCDです。
いつものテストCDを用いたかったのですが、テストCDをまとめたケースが行方知れず、最近の聴き比べに用いていたPerfumeのアルバムも行方知れずなのです。(後でわかったのですが、私がスバル弄りに熱中しているときに後輩が事務所を片付けたらしい。どの箱に仕舞い込んだっけ?と片付けた後輩もわからなくなっていた)
なので、まあー音の違いがわかりそうなものを、とりあえず目の前に積んでいるCDタワーから発掘した次第です。
まずはそんなに違いが出ないだろうと思うCDから
「SuperFry」のアルバム「Mind Travel」の2曲目「Beep!!」でえげつなく音の傾向が違うことに気付きます。
マランツはバンド演奏の立体感がまったく感じ取れません。かつ、バンドボーカルのせわしい吐息を感じないのでバンド音楽が平たいのです。ギターも鳴いてくれません。ドラムはバスよりシャンが輝いてます。
ボーカルだけ浮かび上がってますよ。それは、ハンドの楽器を鳴らすスピーカーが後ろに、手前に声を出すスピーカーを置いたような音で、バンドの音としては私の脳みそはまったく否定しました。
本当にそうなのか?うん?うん?と、いきなり真面目に聴いたCDの音に、このデッキはもっといい音を出すだろう?ってマランツにいろんな期待を抱いている自分を再確認。
これがYAMAHA CDX-2200だと、バンドの楽器の位置関係のようなものが、ずらーっと浮かび上がるんです。
ボーカルが極端に前にでるではなく、ボーカルで出たり下がったり、そしてぜーぜー吐息感が存在するのがヤマハなんです。
これはヤマハビューティーって言われている音の粒が細かいとかいわれる傾向の音が結んでいるんだと思います。
ちなみに、マランツはガチャガチャしたSuperFryの音を聴いても特に耳障りはないのですが、ヤマハはガチャガチャバンドが横一面に広がって打ち込んでくるので、とても聴き疲れするんです。
聴き疲れするぐらい体が熱くなるのもヤマハのデッキなんですけど、私はヤマハの空気感の表現が標準になったからねー。オーディオ鳴らして頭が揺さぶられて身体が熱くなって聴き疲れ、ライブやコンサートに行ったときのような似非疲労感を感じないと満足しない体質になった変態ですから....
次はさらにマランツをいじめますよ。
矢野顕子のアルバム「ピヤノアキコ」です。ご存じだろうと思いますが、ピアノを弾きながらアニメ声で語るように歌い上げる弾き語りです。
ピアノの深い音色、なだらかに撫でているのに時々弾くピアノ伴奏。ピアノ音色と極端に異なるアニメ声で鼻声で、囁いているのに突然がなるという独特の歌唱です。
これは劇的に表現が違いました。
マランツは、矢野顕子が艶々ボイスで目の前に噛みついてきました(笑)
ピアノ伴奏はもちろんありますが、ピアノの存在がどこかに行くほど矢野顕子が主張してきました。
ちゃうやん。矢野顕子がピアノと戯れている感じはどこへいったのよ。
ヤマハのデッキは、ピアノが艶々というか生き生きとして表現されます。矢野顕子の舌使いもあらわれるのです。
そして、ピアノと矢野顕子が同じ距離に存在するのです。
さらにマランツをいじめますよ。今度はおっさんダミ声とピアノですよ。
「CONCERTO」という洋物CDでイタリヤ歌劇です。簡単にいうとカンツォーネです。
ボーカルに日本人の「柳沼裕美」という方が参加しているのです。ソプラノボイスなのですが、マランツで聴くとキンキン声が誇張されるだけです。かつピアノの存在感が消えてます。
それではなく、3曲目のオッサンダミ声+ピアノなんです。
あちゃー、ピアノの空気感がまったくないわー。
と、こことで後輩がやってきまして、一緒に試聴が始まりました。
また、難しい曲聴いているなーと言われるのですが、ちょうどマランツで再生しているときで...
「このデッキっていい音しているじゃん。これはキープコースか?」と言うのです。
フフフとニヒルな笑い顔でヤマハの音を聞かせます。
後輩がフッと鼻で笑いました。
ヤマハってこんなに偉い音出してたんか?このオーディオでカンツォーレを聴いたことなかったからびっくりしたー。って...(後輩はクラッシックや声楽にはまったく興味ない人です)
ともかくヤマハでは、ボーカルがそこに居て、ピアノがここにあって、ほらボーカルが向きを変えた、ピアノマンの腕の振り方が変わったとか、そんなのが感じ取れるのです。
ここで後輩から禁断の提案が...
このマランツは音が綺麗なんだけど空気読んでないよね。だからディスコって...
「HYPER TECHNO MISSION ZERO」のCDを持ち出しました。
2曲目「I LIKE IT」と14曲目「CONTRACT」を選択です。
2曲目は言わずと知れたバブル期ディスコテクノ全開の曲です。無音からドッシャーンってキラキラ音像の展開がミソです。音が粒になって降り注ぐかがポイントなんです。
14曲目はサイレンが鳴り響くテクノサウンド。それもスピード感が半端ないんです。
マランツにはひどい仕打ちでした。すいません。マランツで楽しむ音ではありませんね。
ヤマハは無難にこなすというか、一瞬にして煌びやかでギスギス空気感がフッと浮かび上がるんです。あの騒々しいギスギス高音にギトギトで不快感を伴う低音でピューッっと出でスッと素早く消えるんです。
マランツはいろんな色の音が目の前に浮かび上がろうと取り合いしている感じに聞こえました。結果として音が継ぐ剥ぐなんです。音キレがしっかりしているからか硬い感じはあるのですがガサツな表現になりました。煌びやかさはどこに行ったのさー。
ボーカルの表現がいいのならバラードを聴いてみるか。
「Kim Jin Ho」のアルバム「1st 今日」をテストCDに引っ張り出します。
韓国語なので歌詞はまったくわかりません。つまり、歌を聴くのではなく曲と声を楽しむんです。
このボーカルが甘い声で囁き系なんです。それがまったりバラードです。
アコースティックギターで歌い上げる曲があるのですが....
ボーカルが目の前に立ちはだかりました。囁くのではなく説教のように語りかけてくるのです。
ギターがカラオケです。ギターの音はしますが、ギターが鳴いてくれません。喘いでくれません。
ギターが鳴かないバラードなんてつまらい極みです。というか説教で頭が拒否するので眠くなるのです。
バラードは心地よくなって楽しまなければならないのに眠くなってきたらダメですよ。
ヤマハの音はいうまでもありません。ギターが鳴いているんです。弦の音揺れが心地いいんですよ。
それに甘い声で囁きながら、鼻息吐息が歌い上げてます。
その他のCDについても書きたくれるのですが、まあーこのぐらいにして....
マランツCD-16D って音つくりはよくできていると思いますよ。聴き疲れをせずにボーカルを楽しめるようになってます。
かつ、程よく空気感がないことで雑音的な音の存在がなくなり1本線の通った太い音になっているように感じます。
オーディオを聴いた―と満足する音としては抜群だと思いました。
はい。私の嗜好には物足りません。私の耳ではヤマハの方が2段階ほど上です。ヤマハが上品で繊細な音をつむんでいるように感じ取れたのです。
しかしこのデッキをコレクションしておきたい衝動にかられます。何故に?やっぱりマランツのバッチが支配欲を上げているのか?
でも、オーディオ墓場が満席になっているのでとりあえず死蔵する場所がありません。
墓場で陳腐しているオーディオと比較しまして、どれかとトレードするか?と悩むのですが、マランツCD-16Dは私の手元から旅立ってもらうことにしました。
ここまで視聴を楽しませてくれたことに感謝してヤフオクに出すことにします。
もしかしたら高額が狙えそうなので、嫁取りされた方が結納金をはずんでくれたときは、NEC CD-903を娶れないか画策できる楽しみもふえそうです。
NEC CD-903は、今でも欲しいと願っているデッキです。あの音は本当にすごかった。また我が家にカムバック希望なのです。
以上、オーディオを聴く耳の無い、なが~ンが、勝手なことをのたまったブログでした。
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