猫まんじゅう犬まんじゅう

縁により家族となった5匹の猫と2匹の犬。
ふわふわの毎日に感謝しながら、
彷徨いながら歩むわが家の記録。

任務70時間〜ちびクロ物語・完~

2017年09月27日 | ちびクロ


さて、これを書かずして
ちびクロ物語は終われない。
何事も起こったことの意味を考えないと
次に進めない質なのである。

悲しみに悲しんで
悔やみに悔やんで
もがきにもがいて

これはどーいう試練か?
と考えずにはいられないのだ。

わが身に降りかかることは
偶然なんてことはなく
全ては「必然」と思うからだ。

不思議なことで書いたように
ブランケット・キャッツの『クロ』のお話には
必ず私へのメッセージが隠されている…
そう思った。

2週に渡ってのストーリーだったので
翌日にじっくりと冷静に観た。

ストーリーに込められたメッセージ性は関係なくて
そのストーリーから率直に何を感じるか。
その感じたことが、ちびクロと出会わされた
理由だと思った。


私の感じたことは

私が出会う命は全て『あたりまえ』ではない。

ということだった。


4匹の猫と、2匹の犬と
もちろん夫さんと娘っ子も。
今、共に生きているのが決して
当たり前ではない。

おかけ様で皆、健康で
明日、命が消えるかも知れないなんて
想像もしない。
日々、当たり前に生きている。

でも、当たり前ではないのだ。
どんな命も。
だから大切に大切に心を込めて
接しなければならない。

そんなお坊さんの説経のような
なかなか実感することのないことに
気づかされたのが
ちびクロの生死だった。

だからちびクロは、この世に
人知れず生まれ人知れず淘汰されていく命が
たくさんある中で
生まれた意味があったと思うのだ。
お役目をきっちり果たしたぞ。


3少年を始め
その少年たちの気持ちを見守った大人たち
ちびクロの生死に関わった人たちが皆
大なり小なりなんでもいい
『何か』を感じ興味を持ってもらえたなら

これからの動物愛護のあり方が定まるための
小さな一歩になると思う。


ちびクロのようなコが増えないよう
地域猫、TNR、保護、ミルクボランティアなど
様々な活動をされている方がいる。

保健所にいるコたちの里親探しを懸命にされている方
悪徳な繁殖業者、引取り業者や、虐待を
調査、摘発されている方。
本当に様々だ。


私に何ができるのか?したいのか?
その答えはまだわからない。
でも、ちびクロが少しだけモヤを
取り去ってくれた気がしている。


ブログを日に何度も投稿したせいか
いつになく訪問してくださる方が増えた。
ちびクロ物語を読んでいただいて
本当に感謝申し上げます


ちびクロの任務はいつからなのか分からないが
わが家に派遣されたのは約70時間。

これで本当に『ちびクロ物語』は
完了いたします。


『任務70時間』というタイトルは
角田光代さんのエッセイ「任務十八年」を
元にさせていただきました。






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